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岡本数春が気になる【季節の日本酒】
こんにちは、岡本数春です。
日本酒と一口に言っても季節ごとに色んなお酒があります。
特に岡本数春が気になるのが、秋が訪れると発売される日本酒の「ひやおろし」。
去年の冬に造られ、夏を経て、酒の温度と空気の温度が同じくらいになった時に「冷や=常温」で「卸す=販売する」酒という意味で、「ひやおろし」と呼ばれているんです。
日本酒はこのように季節によって様々な呼称があります。
そんな季節ごとに変わる日本酒を岡本数春がご紹介します。
岡本数春が紹介!季節の日本酒
では、岡本数春がおすすめの季節の日本酒をまとめてみました。
①しぼりたて
冬に入って造られた酒がとりあえずの酒になる年明けの頃に初めて絞って出荷される生酒で、出来たてのフレッシュな味わいが特徴だが荒々しい。この後1回火入れをして貯蔵される。
②初呑み切り
熟成途中の酒を夏の初めに出荷する酒。その年の酒の熟成具合を占う意味で、蔵元で試し飲みしていたことに由来。
ひやおろし(秋あがり):夏の間の熟成を終え秋口に発売される酒。一通りの熟成を終えて落ち着いた味わいが感じられる。
とまぁ、こんな感じです。
ちなみに、ひやおろしの後にもう1度火入れをして、瓶詰めして販売(生酒は別です)されるのが、通常出回っている日本酒です。
つまり、日本酒というのは大手の蔵元の酒は通年通して同じ日本酒を目にすると思うのですが、小さな蔵元などの酒は季節ごとに味わえるお酒が違うということになります。
日本酒表現の世界観
このように旬ごとに味わいの違う日本酒に名前が付いているように、日本酒を表現する用語には日本らしい風情あふれる言葉が付けられているようです。
例えば、日本酒の飲用温度についての名前。
私は、日本酒の温度の違いといっても、「冷や」「ぬる燗」「熱燗」くらいしか知りませんでした。
「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)」という日本酒普及に務める団体のホームページによれば、次のように呼ばれるらしいです。
雪冷え:5度くらい
花冷え:10度くらい
涼冷え:15度くらい
日向燗:30度くらい
人肌燗:35度くらい
ぬる燗:40度くらい
上燗:45度くらい
熱燗:50度くらい
飛び切り燗:55度以上
と10段階もあるんです。
30度くらいの燗が「日向燗」とか、5度位の冷やが「雪冷え」だなんて、いかにも日本らしい風情にあふれていませんか?
こんな辺りにも日本独特の遊び心というか、風流な楽しみが隠されているのかもしれませんね。
岡本数春のまとめ
いかがでしたか?
日本の四季に合わせて造られた日本酒には、四季の風情に合わせた風流な名前がついていて、実に楽しませてくれます。
今度日本酒を飲む時には、ぜひともそんなことにもちょっとだけ意識を向けて飲んでみると、また違った日本酒の魅力に出会えるかもしれませんよ。
参考/日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)公式ホームページ:URL⇒ https://ssi-w.com/
岡本数春でした!
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