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差別が生まれる原因とは何か

世の中、至る所に差別が蔓延しています。人種差別、派遣と正社員、大企業と中小企業、親会社と子会社・・・至る所に差別的な考えを持っている人がいますし、何かと決めつけてかかってくる偏見というのもあります。
このような差別や偏見、決めつけが強い人というのがいます。この原因を調べたのでまとめます(^-^)

■知性が低い

アメリカで人種差別や差別主義の原因は何なのかということを調べたものがあり、その原因は頭が悪いからとされています。
結論としては、差別主義・偏見が強い人・決めつけが多い人は頭が悪いからこんなになってしまうということです。
過去に行われた差別と人間の知性に関する論文を集めて行ったメタ分析です。心理学の世界では差別は頭が悪いから起きてしまうのではないかということは昔から言われており、その説の正しさがメタ分析により判明したということです。
差別主義者は頭が悪い確率が非常に高く、多くのデータが偏見や人種差別やいわゆる差別主義から決めつけまでが知性の低さと関連しているということを示しています。

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例えば、 ある研究では10歳の子供の認知機能や情報処理のスピードなどを計測し20年後に再テスト行いました。その結果、10歳の時に知性が低かった子供は大人になった時に差別主義者や人種や性の差別を持っていたり偏見が強い人になりやすかったということです。
つまり、差別主義の原因は知恵の低さということです。これは単に頭が悪い人がダメだと言っているわけではなく、例えば、貧しい環境で育ち教育がしっかり受けられなかったから差別主義を抱えてしまったというような可能性もあります。と考えると、裕福な家庭で育ったのに差別主義な人は本当に頭が悪いということになります。

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■単純に考える

頭が悪い、知性が低いと複雑な物事を分析して深く考えることをせず単純にしか捉えることが出来なくなってしまいます。多いか少ないか、良いか悪いか、物事を単純に捉えようとする傾向があります。例えば、どんな人種の人にも良い人もいれば悪い人もいるわけです。同じ職業のくくりにされる人でも世の中のために使命感を持って命をかけている人もいればその逆もいるわけです。人種でも職業でも、立場でも企業でも、良い人もいればそうでない人もいて、全ての人に良い面もあれば悪い面もある。人間も世の中もこのように複雑なもので簡単に善悪で捉えることはできないものです。

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捉えることができないにも関わらず頭の悪い人達は知能が低いので、この複雑さを理解することができないわけです。難しくて面倒なのでまとめて考えた方が楽だと、この人種はダメだとかこの人種は良いとひとまとめにして考えてしまうようになります。

つまり、複雑な物事を理解することができない十分な知性を持っていない人たちが、差別を始めるのだということが明らかになっています。
世の中は複雑なものだという現実から目を背けることで、差別主義になってしまうということです。

■差別主義が生まれやすい時代に

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世界はどんどん複雑になり不確実性が増してきました。そんなVUCA時代の中、アメリカではドナルド・トランプが大統領になり、差別主義が世界に蔓延しました。
時代はどんどん変わっていてより複雑になってきています。時代の複雑さを理解することなくふんぞり返っている人達は、時代に目を向けていないので頭を使っていません。知性が低いから理解ができないというのと同時に、面倒なのでエネルギーを節約するためにあまり難しいことは考えず、自分が昔から持っている思考や複雑性を理解しなくてもいいような極端な特定のルールや、自分が既に持っている規範やルールにしがみつきます。そして差別主義になっていくわけです。

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差別主義の考え方を持っている団体などは、同様な考えを持っている人を惹きつけるのがとてもうまいです。なぜかというと頭を使わなくてよく楽だからです。

■オンラインサロンという村社会

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私は先日まで「西野エンタメ研究所」というオンラインサロンに入会していましたが、この閉鎖された団体の中で差別主義を体験しました。まずこのオンラインサロンとそのオーナーである西野亮廣は、世間という存在を差別的に扱う事でオンラインサロンを特別なコミュニティとして位置付けています。サロンオーナーの独自の考えやルールを規定し、サロンメンバーにそれを守るよう啓蒙し、それに反するモノを見下し差別する事で独自の地位を築いています。このサロンの中には西野亮廣を教祖のように崇めるサロンメンバーが多くいました。サロンメンバーの思考は知らず知らずの内にサロンオーナーに洗脳され、差別主義に対する抵抗力を失っているようでした。実際に西野亮廣の考えに異論を唱えたりブラックジョークを飛ばすと、コメントが否定されたり削除されたりしました。

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なぜこれらの現象が起こるかというと、複雑化した時代に複雑な物事を理解することができない十分な知性を持っていない人たちが、サロンオーナーの考えやルールに依存した方が頭を使わなくてよく楽だからと無意識に判断しているからです。つまり、社会の問題や差別を失くし、平和な未来を目指そうとしているオンラインサロン自体が、差別主義の村社会だったという話です。

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■差別主義に飲み込まれない方法

時代が複雑化し将来の不安が高まると、人々の不安心理をたくみに操り人々を煽動する人間が現れます。昨今、オンラインサロンというコミュニティに人が多く集まるのは、この不安心理を多くの人と共有したり繋がる事で不安を紛らわしたり、誰かに救って欲しいというニーズが高まっているからです。カルト宗教と基本構造は同じなので、このような人たちとは近づきすぎないようにしつつ、世の中は複雑だということを踏まえた上で、色々な考え方があるしサロンオーナー(教祖)が考えていることが必ずしも正しいとは限らないわけですから、焦ることなく柔軟な姿勢を持っていくことが大切です。
くれぐれも差別主義的なサロンオーナー(教祖)に傾倒し過ぎて、自分自身が差別主義者にならないように注意しましょうw

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■ひとりぼっち戦略

それでは、これからどうやって生きていけばいいのでしょうか。もちろん人と全く繋がらずに生きてはいけませんが、なるべく根拠が曖昧な大勢多数の意見に流されずに、自分の感覚や考えに正直に生きて行くのがベストだと思います。

まずは、「ひとりぼっち」になって考えてみるのがいいのではないでしょうか(^-^)

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