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泥沼に突き進む帝都日本
おはようございます。アルキメデス岡本です。
さて、8月も終わりが近づき夏の終りを感じとる今日この頃ですが、日本の先行き不透明感は日増しに高まっているようです。
泥沼に突き進む帝都日本
岸田政権誕生からそろそろ一年が経とうとしていますが、コロナ対策は無策のまま日本の閉塞感は未だに解消されません。
特に、安倍元首相が暗殺されてから、自民党と統一教会の癒着ぶりがクローズアップされ、今まで見えなかった自民党の腐敗構造が可視化されてきています。他にも、東京オリンピックのスポンサー問題で電通の高橋容疑者が逮捕され、自民党と電通との既得権益構造にもメスが入り始めました。
これは明らかに、自民党の権力基盤が揺らぎ始めている現象と言えるでしょう。
繰り返される帝都物語
荒俣宏の小説で映画にもなった帝都物語という作品がありましたが、今の日本はそれと似た状況になりつつあります。
帝都物語あらすじ
平将門の怨霊により帝都破壊を目論む魔人・加藤保憲とその野望を阻止すべく立ち向う人々との攻防を描いた作品。明治末期から昭和73年まで約100年に亘る壮大な物語であり、史実や実在の人物が物語に絡んでいるのが特徴。著者の荒俣宏がこれまでに蓄積した博物学や神秘学の知識を総動員しており、風水を本格的に扱ったおそらくは日本最初の小説と目される。陰陽道、風水、奇門遁甲などの用語を定着させた作品でもある。
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大正末期に関東大震災に襲われ、戦前まで日本が不景気に陥り閉塞した状況と今の日本の閉塞感は似通っています。そうした状況に日本は軍事力を増強し、大東亜共栄圏というビジョンに活路を求めましたが、戦略近視眼のまま真珠湾攻撃に打って出てしまい、あえなく大日本帝国は崩壊しました。
それから77年後の日本は、事実上アメリカ帝国の支配下におかれ、主体的戦略性を失い日本としての戦略ビジョンを描けずにいます。それが要因でグローバル資本主義経済で事実上敗北し、経済低迷という閉塞感に陥ってしまったのです。
そして、中国の台頭が迫りつつある中、日本も軍事費の拡大路線に舵を切ることになったわけですが、このまま脆弱な国家体制のままでは再び日本の崩壊を招く恐れがあります。
再び日本は大戦の戦火に巻き込まれてしまうのか?
それとも、独自の戦略で新たな活路を見出す事が出来るのか?
今まさにそのターニングポイントに差し掛かっていると感じざるをえません。
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