【岡発P】職員の工房訪問記(三浦太鼓店)
会議所にご来所いただく際、正面玄関にデデ~ンと鎮座する“味噌樽太鼓”。
今回は、その太鼓の製造会社でもある㈱三浦太鼓店へおじゃましてきました。
岡崎の東部、本宿にある三浦太鼓店は、創業以来150年以上、本物の太鼓づくりにこだわっています。胴をくりぬく太鼓、桶のように板を何枚も使ってつくる桶太鼓、があるそうです。
寺社仏閣や地域の祭礼等での使用に加え、現在では、舞台のパフォーマンスで使われることも多く、とてもおしゃれな太鼓が!
カラフルに装飾された太鼓達
一方で伝統の世界は、高齢化が進み、太鼓づくりの工程の一部をサポートいただいていた外部の職人の高齢化で、技の伝承が危うくなる事態に直面することも。
そんな時、三浦さんのとった行動は?
→自分で技術を身につける!だそうです。
職人に弟子入りさせてもらい、自社の中でその作業ができるようにする。これってすごいことですよね。その過程で秋田県の桶づくりの伝統工芸士の五十嵐さんに桶づくり方を習いに行き、塗装もできるようにしたり、と自社で完結できる体制になっています。
秋田の桶づくりの師匠、五十嵐さんから譲られた桶づくりの道具
最近では太鼓の周辺用品も守備範囲に収め、太鼓を持ち運ぶ際のバッグも自社製造しています。
最初から最後まで、すべて自社で完結できる体制を整えた三浦太鼓店、技術のコラボ等、未知の可能性を感じさせますね!
《おまけ》
太鼓を運ぶ布地のカバー、アレンジしたものを三浦さんは普段使いのバッグとして愛用中。おしゃれですね。
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