2戦目、辛うじて生還:東北・みやぎ復興マラソン:2024.11.03
素人の2週連続フルマラソンは、完走出来るけどオススメしませんw
【ランニング】
東北・みやぎ復興マラソン2024
グロスタイム 5:26:21
ネットタイム 5:25:14
手元計測 42.43km 5:25:21 7:40/km 131bpm
記事を書くのが遅くなってしまいましたが、2週連続フルマラソンの2戦目に挑んできました。
無謀ながらも2週連続に挑んだ理由
今回も完走メダルを求めての出走が大きな理由でした。
春先に地元の板橋Cityマラソンの5kmのレースに出場した際に、来場していたブースで初めて存在を知った今回の東北・みやぎ復興マラソン。
その完走メダルが石巻市の名産の雄勝石製でした。
石巻市は震災後の復興支援で訪れたことがあり、雄勝石のこともその時初めて知りました。
ご存知の方も多いかもしれませんが、雄勝石は建物の屋根に使われるそうで東京駅にも使われている素材です。
皆さんにも馴染みがあるところでは、習字の硯にも使われています。
石巻でお宅訪問した際にお話ししたおじいさんがまさに雄勝石の加工を生業にされていたとのことで、何となく思い入れのある(というにはおこがましいかもしれせんが)特別な素材なのです。
しかもこの完走メダル、全て職人の手作りで1つ1つがオンリーワンな特別仕様とのこと。
その後は現地に行くこともなく薄情な身分でしたが、存在を知ったからには、このメダルは是非手に入れておきたいものでした。
既に盛岡に申込みをしていたので、かなり悩みましたが、来年の色んな状況(仕事や家庭など)如何では必ず行ける保障もないので、無理を承知でエントリーした次第です。
コースは比較的走りやすいとの前評判
コースについてはラインレースになります。
先週の盛岡と比較するのもあれですが、ネットの評判でもアップダウンはキツくなく走りやすいコースです。
中盤の東部復興道路を延々淡々と走るのが辛いという意見もありますが、個人的には下手にクネクネしたりアップダウンがあるよりリズムが崩れにくくてマシだと思います。
強いて言えば高台になるので風が吹きさらしになるのですが、やや横風気味に吹いて来る時がありそれがキツかったですね(万一向かい風だったらと思うと恐ろしい…🌪️)。
走りながら、震災後の辛かった当時の様子は(少なくともコース付近には)残っておらず、少しずつ前に向かって進んでいるのだな、と感じました。
スタート会場は広くて余裕あり
スタート前の更衣室・手荷物預けなどは、恐らく今後公民館などが建つであろう建設予定地の更地でした。
参加者が12000人ということもあり、更衣室は広くて混んでいても割とすぐスペースが見つかりました。
手荷物預けも予めゼッケンにどこのトラックの何番のカゴに預けるか記載されているので迷うことはほぼありません。
スタート前にはあの家族が登場🧑🧑🧒
スタート直前には以前から本大会のスペシャルアンバサダーを務めているというサザエさん一家が登場しました。
スタート直後の地点で皆に声援を送ってくれます☺️
ちなみに親子ランも同日開催されており、そちらではスターターを行うなどランナーの皆さんと交流されていたそうです。
また親子ランのメダルは、南三陸町の杉を使った、サザエさんとタラちゃんの柄のメダルが貰えるそうです。
以下レースレポート:目標と序盤戦
先週のペースでは自分の実力的に速すぎたので、キロ6分弱のペースまで落として走る計画にしました。
それでも仮にゴールまで持てば先週よりは良いタイムが出るはず🙂↕️
仮に失速し自己ベストは無理でも、意地を張って無駄に頑張らず、なるべく長く走り続けて完走することを最大の目的としました(少なくとも先週の30km以上は走り続けたい)。
実際走りだすと、先週より周りのペースが速く、油断すると5:30/kmくらいまですぐ上がってしまいました😥
抜かれることに焦らず自分のペースを保とうとしますが、それでも5km地点くらいまで平均5:40〜5:45/kmくらいのペースになってしまいました。
ただ、この時点では調子は悪くなく、ここでまた悪魔が囁いてきます…笑
「このまま5:40/kmで行けばワンチャンサブ4も見えてくるよ😈」
人間の欲って怖いですね〜笑
ただ、今回はエイドでペースが落ちてもゆっくり無理なく摂ることを自分に課してたので、割と早々に目標ペースからビハインドになり囁きに屈することはありませんでした。
割り切るのは大事ですね。
早々に異変が起きた中盤戦
サブ4の誘惑に負けず、キロ6分弱のペースまで落として淡々と走っていましたが、16km過ぎに突然右の前脛骨筋のハリが強くなってきました…
思えば、先週のレース以降、足裏母指球のマメが痛くて内側を上げるように庇う体制で歩くことが多かったため、思った以上に負担がかかっていたようです。。
それでも中間地点までは何とかペースを落としつつも走れていました。
途中で大会ゲストの千葉真子選手や沿道の子供たち、更にはタイガーマスク🐯とのハイタッチで元気をもらい、このままなら30kmは行けるかなとも思っていました。
しかし、復興道路を走り終わった26km地点でハリが痛みに変わって来たので無理せず走ることを断念…
目標の30km超えには遠く届きませんでしたが、ちょうど牛タンのエイドだったのでゆっくり食べて歩きながら回復をはかります(牛タンで回復するかは不明ですが)。
しかし数km歩いても一向に回復する兆しが見えないので、逆にこの後少し回復したとして無理に走ろうとしたら悪化させるかもしれないと判断し、走らずの誓いを立てて我慢してゴールまで歩くことにしました。
遠い道のりに何度も心が折れそうになる後半戦
30kmを過ぎてからも、まだ12kmあるのか、何時間かかるんだろう、キロ10分以上かかってるから、2時間以上か…
などと1km毎に無駄に計算してしまったが故に心に来るダメージが大きかったです😅
ただ、沿道の応援が後半も割とあったのでかなり力をもらえました。
またエイドでは各所で応援メッセージのプラカードを持った人たちがいて、こちらがありがとうと言いたいのに「走りに来てくれてありがとう」などの言葉をもらえたので、何度か感極まり涙が出てきました。
ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。
35km過ぎからは倒れて救護されている方もちらほら見かけるようになりましたが、何としてもメダルを手に入れたいという物欲というか謎の使命感だけをモチベーションに歩き続けました。
ゴールが近づいてくると、いよいよ何時に着くかが見えてきますが、時間に余裕を持っていたつもりの新幹線の時間に割とギリギリになってしまったことに気付きます😰
一気に現実に引き戻されて、妻に連絡を取りながら、場合によってはゴールしたら予約変更しなければ、、とか余計なことに気を遣って歩いていたらあっという間にあと2kmくらいまで来ました😅
気の持ちようって大事ですね。
最後は沿道の応援も増え、声援を背に受けて歩き続け、ゴール前に待機してくれていた家族も無事発見し、手を振りながら無事完走を果たしました。
おわりに
ゴール後に完走メダルとフィニッシャータオルを受け取った後、色んな思いが極まってまた涙があふれてきました。
近くに駆けつけてくれた娘にも、何でお父さん泣いてるの?って聞かれてしまいました、、恥ずかしや😅
強い目的意識がなかったら、確実に途中でDNFにしてたと思います。
東北に少しでも元気を届けられれば、と思い参加しましたが、逆に元気をもらって帰ることになった大会でした。
余談ですが、新幹線には何とか間に合いましたw
ゴールエリアの色んな出店ブースを見て回ることは出来ませんでしたが、家族は堪能出来たようなので良しとします🙂↕️
さて、2週連続フルマラソンを終え、来週末は久しぶりの自転車のイベントです。
実は3連戦だった秋シリーズ最後のレースは、ホビーレーサーの甲子園ことツールド沖縄!
めちゃ雨予報&コンディションがvery badですが、こちらに関しては挑戦することに意味があるくらいの状況なので、リタイアしてもOKの気持ちで走って来ようと思います🚴♀️
to be continued...