the Covers 春フェス
2024年3月19日 渋谷NHKホールで行われた『the Covers 春フェス』の観覧に行ってきました。
日が暮れた濃紺の並木道を歩いていくとNHKホールの輝く文字が見えてきました。
ロビーでは『超体験NHKフェス』という様々なNHK番組の展示が催されていて、the Coversのブースでは、司会のリリーさんと上白石萌歌さんのパネルに挟まれたソファで記念写真を撮ることができました。同行のベイベさんと撮影を終えて我々のテンションはものすごいことになってきました。お互いに「楽しい…楽しい」とうわ言のようにつぶやきながら、いよいよホール会場へと向かいます。
この観覧に当選しただけでも、かなりの幸運なのに本日のお席は1階の13列目でした。私はいったい前世でどんな徳を積んだのでしょうか?
赤いフワッフワの座席からステージを見下ろすと左手に木製のウォールに花で飾られた番組名の『the Covers』の文字。あそこに座ってトークがされるであろう5つのイス。ライトで光る丸い階段、大きなクレーンや何台ものカメラがあります。
番組ディレクターさんからの説明を聞き拍手と歓声の練習を終えると、司会のお二人が入場してきました。
リリーさんが「和義くんと岡村ちゃんが楽屋で泣いてゴネてるんですよ(Mステの)タトゥーですか」と会場を和ませていましたが、ベイベの私はハハハと引きつり笑いをするしかありません。
大丈夫か…?
私達の左斜め前には、岡村ちゃんの事務所の社長である近藤さんのお姿がありました。《なんの心配も要らないよあの2人なら大丈夫。楽しみにしててごらん》(完全に私の妄想)といった優しい微笑みをたたえていらっしゃいました。
「最後のゲストご登場いただきましょう。岡村和義のお二人です」
まずは司会のお二人と岡村和義のトークから。
出演決定時、リリーさんから上白石さんに「あの2人には話を振るな…ヤバいから」(およそNHKの生放送向きではない2人)
斉藤さんがcovers第1回のゲストだったこと、岡村ちゃんは今回が初出場であることなど、トークはリリーさんの厳戒態勢によって無事滞りなく終了しそうです。
岡「…お互いを補完できてる…」
斉「股間?」(待ってました!)
リ「俺は何事も無かったように台本を読む」
岡「ほら怒られた」
まあまあまあ、このぐらいで済んで良かったと内心、胸を撫で下ろしました。
そしていよいよ〈岡村和義スペシャルライブ〉のスタートです。
一曲目は最初にリリースされた
♪『Imiss your fire』
カカン・カカン♪岡村ちゃんがカウベルを鳴らし斉藤さんがギターを弾き始めます。
〈ストーンズの「Honky TonkWomen」が大好きで、ああいうのやりたかった〉岡村ちゃんが斉藤さんと作り上げたご機嫌なロックナンバー。
長いキャリアの2人が、まるで少年のように音楽を楽しんでいるのが伝わってくる、懐かしいけどモダンなこの曲を『the Covers』でふと耳にして、たくさんの人が聴いてくれるといいなと思います。
二曲目は
♪『夏の終りのハーモニー(井上陽水・安全地帯)』のカバーでした。
2人がユニットを組むきっかけとなったNHKのラジオ『カモンエブリバディ』のお正月回でも聴かせてくれた曲でしたが、前回よりもずっと完成度が高いものでした。
幼い頃から紅白歌合戦を見ていた、あのNHKホールで、白いライトに包まれて堂々と歌う岡村ちゃんの輝く姿を私はいま目にしているんだ…そう思ったとき涙で両目が潤みました。
放送終了後には会場スペシャルライブとしてもう一曲聴くことができました。
♪『春、白濁』
この曲の見せどころ、斉藤さんのギターソロのパートで、岡村ちゃんは「ギター!斉藤和義!!」と叫ぶと、負けずとキレキレにダンスし始めて目立ってしまう。岡村ちゃん…笑
バンドの演奏もバッチリで、座っているのがもどかしいくらい会場はアゲアゲの大盛り上がりでした。
『the Covers』の第1回のゲストであり最多出演アーティスト、番組10周年にはスペシャルライブにゲストとして出演した斉藤和義さんと『the Covers』が築き上げてきた『絆』があってこその今回の岡村和義フェス出演だったのではないかと思います。
私をNHKホールに連れてきてくれてthe Covers で歌う岡村ちゃんを見る機会を与えてくださった斉藤和義さん、そして何よりも岡村ちゃんとユニットを組んでくれて本当にありがとうございます。
5月からのツアー『オカズタイム』で最強ユニット『岡村和義』の2人の笑顔と音楽に会えるのをとても楽しみにしています!!
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