見出し画像

【インドネシア】聞こえる音が街の空気をつくる

街が好き、人が好き。
インドネシア在住の転勤族です。

この街で生活を始めてとても印象深いのは街に流れる音。

街に響き渡る祈りを知らせる声

人口の9割がイスラム教徒であるインドネシアにはたくさんのモスクがあります。そこからは1日5回のお祈りの時間を知らせるアザーンという声が町中に響き渡るのです。朝は日の出と共に祈りを捧げるので、だいたい早朝4時台に。ベットに横になりながら夢うつつで聞くこの声は、私にとっての目覚まし時計。

そういえば、前に住んでいた街や生まれ育った街にも、その街固有の音があったな。

お昼の時報代わりに流れる市歌。
毎年一回、原爆投下時間に流れるサイレンの音。
祖父母の家がある街では、夕方になると夕焼け小焼けが聞こえてた。

その街に当たり前にいた時には、それが固有のものだとは思っていなかったけれど。

聞こえる音は街の声

街で聞こえてくる音は、その街の姿を描き出すと思う。
その街の生活や大切にしている価値観を見せてくれる。
だから、私は住む街の音を聞くのが好きです。

あなたの住む街には、どんな音が聞こえますか?