女将業27年、いまさらですが!調理師免許をとっちゃいました③調理師試験当日そして合格まで♡
●願書を申請
●「マンガでわかる調理師試験」というテキストを数日で読破
●テキストをgoogle keepでまとめ
●オンライン講座で最終の追い込み勉強
という流れで過ごした2か月間の試験勉強期間は、あっという間に過ぎていき、とうとう試験当日に。
3つのラッキー、天が私に味方したか?!
今回の受験に関して、私にとってラッキーがいくつか続きました。
その1.試験がコロナ渦で秋に連れ込んだこと。
更年期世代まっただ中の私。真夏の猛暑の中、窓やドアを開けっ放しで冷房もろくに聞かない教室内での受験は、過酷そのもの。試験の時期が秋になって本当にラッキー。
その2.試験会場のロケーション。
コロナ禍で、できるだけ公共の交通手段を利用することを自粛していた私。試験会場が遠方であったら、おそらく受験することもためらったでしょう。ところが、なんともラッキーなことが。自宅から徒歩15分の慶應日吉キャンパスが、試験会場だったのです。試験会場が徒歩圏内になり本当にラッキー。
その3.コロナ禍の感染対策が功を奏した
重度の閉所恐怖症の私にとって、講義室にぎゅうぎゅう詰めにされ、ドアも窓も閉められての試験は、精神的にも肉体的にも過酷そのもの。ところが、コロナ禍で、試験会場となるすべての教室は、窓と出入り口が開け放たれた状態のまま。しかも、マスク着用のままでの試験とのことで、試験中の水分補給を許可されました。さらに、試験開始後1時間を経ったところで、希望者は退室してよいとのこと。これは、閉鎖感もなくリラックスして受験できて本当にラッキー。
この3つのラッキーが、私にいつも通りの力を発揮させてくれたのでしょう。
8割正解を目指した勉強法が本番の凡ミスをカバー
手指の消毒と検温機による体温チェックを通り、受験番号ごとに定められた教室へ。
さて、試験開始と同時に問題用紙を開きます。が、こんなにリラックスさせてもらっても、やはり本番は本番。どうしても、緊張してしまうんでしょうね。
あんな簡単な問題でまさかの凡ミス2個、3個・・・こんな凡ミスするなんて・・・って感じでした。
6割正解でおおよそ合格できると、いろいろなサイトで書かれていますが、、試験対策としてお勧めしたいのは、普段の過去問トレーニングでは、8割程度の正解率を目指してしておけば、当日の凡ミスをいれても十分に合格ラインに達するということです。
8割正解を目指して勉強しておきましょう。
コロナ禍で受験を断念した方へ♡試験会場は万全の対策でした!
最後にどうしてもお伝えしたいこと。コロナ禍で感染が怖くて受験を断念したであろう方々も多くいらっしゃると思います。が、私が実際に経験して感じたことは、感染対策がしっかりとられていたということ。
検温、消毒、ソーシャルディスタンス、試験会場内の換気・・・そればかりか、試験当日の試験終了後は、校舎をでて構内を出るまでは、たとえマスクをしていても私語厳禁との注意がありました。
お互いにお互いの健康を守りながら受験するため、みんなが気を使いながらの受験体制です。係りの方々の対策作業を思うと本当に感謝しかないです。
合格発表日までの1か月間は、原因不明の胃の不調に!
さて、試験が終わったのですから、勉強から解放される!!!気分ハレバレ!とお思いでしょうが、そうではなかったのです。
肉体は試験勉強をしなくていいわけですから時間的に少し余裕が生まれます。が、精神的には、かなりきつい・・・
なぜならば、
ーもしも不合格の場合、また来年か・・・・
と思うと、健康だけが自慢の私でも、胃がきゅーとしちゃうんです。胃の不調を抱えながらその日を待つことことになるなんて・・
合格発表!
12月15日、合格発表の日。恐る恐る、県のホームページを開くと、pdfファイルで合格者の受験番号が。そして、自分の受験番号を探して探して探して!!
ーあ、あった!!!
自室で一人ひっそりとパソコンのまでで小さく独り言。そしてガッツポーズ! しばらくして、ほっとして、そしてさっそく、お店にスタッフLINEにメッセージを流すと、
おめでとう!
よかったですね!!
調理師二人!!
などなどのメッセージが。何はともあれ、ほんとによかった。
カウンターで勉強する私にエールをくれたお客様に感謝の意を!
お勉強中の私にたくさんの協力をしてくれたお客様にも感謝です。営業中に少しでも手が空くと、カウンターで勉強を始めちゃう私。
それを見て、お客様も、
いいよ、いいよ、ひと段落がついたところで、こっちの注文をおねがいするから・・・
なんて、優しい言葉をかけてくださるお客様も。本当にありがとうございました。
このご恩は忘れずに、調理場に入る女将として、しっかり精進していくことを誓います。
ありがとうございました。
番外編:試験合格から調理師免許申請までの流れ
試験に合格したからと言って、調理師免許が手元に送られてくるわけではありません。
調理師試験の合格通知書は調理師免許ではありません。
また、調理師養成施設を卒業しただけでは、調理師免許を取得したことになりませんので、ご注意ください。
免許を取得するには、住所地の都道府県で調理師免許を申請し、免許証の交付を受ける必要があります。
ー調理師免許申請書
ー戸籍謄本・または抄本
ー診断書
ー手数料
をそろえて、住所地の市区町村を所管する保健所に申請に行きます。ホームページおよび申請窓口の職員さんによると、免許証交付までに通常1か月ほどかかるそうです。
今の私は、調理師免許証交付の連絡を待っている状態。手元に届いたら額に飾って店内に飾る予定です。
そして、調理師資格を取得した後でも、今までと変わらず厨房で包丁片手に調理をし、お客様からお声がかかれば、包丁を置いて厨房から出て行ってお客様のもとへご希望をお伺いにいく・・・という、ドタバタ女将でいるつもり。
どうぞ、これからも御贔屓に!
女将の戯言でした。
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