なぜ女性支援なのか
私はここ数年、常々「女性支援」という言葉を口にしています。
なぜなのか。
3つの答えに辿り着きました。
このnoteでは、なぜ女性支援をしたいと考えているか、その3つの理由と実際に私が考えている女性支援の手段について書いていきます。
と言いつつ、最初にこのnoteの執筆を始めてから1年経っていました。(2022年の1月12日に書き始めていました)
結論から言います。
私が女性支援をしたい3つの理由、それは、
・私自身が資格を取得したにもかかわらず、その仕事についていないから
・母が20年以上勤めている会社で給料が上がらないから
・私自身が母になり、仕事をするということの大変さを痛感したから
それでも私は社会と繋がりたかったから
4つになっちゃいましたね。笑
次章から、上記の理由を深掘りしてお話していきます。
社会に出る前の私
私は小学校3年生の夏から、ひとり親家庭で育ちました。
祖父母が暮らす家から歩いて5分くらいの場所にある古いアパートに引っ越し、母と私と妹の3人で、とても裕福とは言えない環境で生きていました。
母はことあるごとに「手に職を」と言っていました。
(それと同じくらい「早くに結婚するな」とも言われていました。笑)
私はその教えを守り、卒業と同時に保育士資格と幼稚園教諭二種免許を取得できる学校に進学します。
妹はその教えを守り、栄養士の資格を取得できる学校に進学します。
現在、私も妹も、その資格を必要とする仕事には就いていません。
20年前、「女性の資格」というとパッと思いつくのは看護師か保育士か、、、
(当時はまだ看護婦、保母、スチュワーデスと呼んでいた時代ですね)
大人たちが考える「女性の資格・職業」の選択肢は狭くて、中学校3年生の私は、大人たちの「下の子たちを可愛がるから向いているわよ。子ども好きでしょう。」という助言により、言われるがままに保育士の道へと進んだのでした。
この進路によって学ぶことができた知識は子育てにとても役立っているし、私の現在の夢にも関わっているので意味はあり、今でも進学させてもらえたことにとても感謝しています。
(ただ、子育てについては義務教育で全ての人間が習うべきことであると思っています)
とても感謝している、けれど、この選択は自分の意志によるものではありませんでした。
正確に言うと、当時は自分の意志によるものだと思っていましたが、実際は誘導されたレールの上でした。
だからなのか、いや、そうではないと思うのだけど、とにかく私は現時点で保育士にも幼稚園の先生にもなっていません。
母の仕事
私の母は現役で仕事をしています。
シングルマザーとなり、地元に帰ってきてから、ずっと同じ仕事です。
給料が変わりません。
むしろ私や妹が扶養から抜けたことで手取りは下がりました。
母は今1人で総務を任されており、役職としてはその部署で1番上という立ち位置にいますが、給料はずっと手取り20万円以下です。
還暦を迎えた母ですが、定年を過ぎても引き続き数年は働いていくとのことです。
堅実な母なので蓄えはありますが、母の仕事のスキルは高く、給料が見合っているかというと、疑問を抱かざるを得ません。
母になったら仕事が無くなった
長女を出産するまで、私は通信業界のサポート部門に所属していました。
お客様からの問い合わせメールに対し、メールで回答する仕事です。
派遣社員でした。
この仕事は私にとって、それまでしてきたどの仕事よりも自分に合っている、と感じる仕事でした。
ただ、就業時間が17:30まで、派遣社員に時短勤務はありませんでした。
当時住んでいた自治体は保育園激戦区で、私の条件で入れるのは小規模保育室のみ、小規模保育室は18:00までしかやっていません。
通勤時間を考えると、どうしても18:00は過ぎるため、私はその仕事に戻ることを諦めるしかありませんでした。
今でもやりたい仕事のひとつにランクインするくらい好きな仕事です。
その後も失業手当をもらいながら、いくつも面接を受けましたが、ことごとく落ちました。
子どもがいることが原因なのかは定かではありませんが、懸念事項には上がるだろうなぁと立場を変えれば理解できます。
でも私は社会と繋がっていたかった。
必死に探した結果、前職の経験を生かした仕事を新たな派遣会社から紹介してもらい、時短週3日の仕事に就くことができました。
しかし、仕事に就くことができたという安堵はすぐに消えます。
子どもの風邪問題です。
保育園の洗礼と揶揄されるくらい、入園してすぐに子どもたちは風邪を引きますよね。
例に漏れず、長女も毎月病院にかかる日々。
せっかくの仕事も休まなきゃいけない。
休めないと、誰かにお願いしなきゃいけない。
女性側が休む選択をせざるを得ない家庭が多いのが現状ですよね。
私がこの問題をどう解決したかというと、「自分の代わりがいる」仕事になるようにしました。
マニュアルを作成し、その通りにやれば仕事が済むようにしました。
それでも職場もきつかったでしょうし、私もきつかったです。
2人目を妊娠し、つわりで行けなくなり、その後その職に復帰することはありませんでした。
母でも楽しく仕事をしていきたい
仕事はお金を稼ぐためだけのものではないということに、副業を始めてから気づきました。
なぜ仕事をすると、お金がもらえるのか?
誰かに喜んでもらえることをしているから、ですよね。
どんな仕事であっても、誰かがその仕事の恩恵を受けています。
それなら、本当に自分のスキルが生かされる場所で楽しみながら仕事をしていきたい、と思いました。
そして、私だけじゃなく、同じような境遇にいる女性にも適材適所となる場所で楽しんでもらいたい、と思うようになりました。
女性の立場はまだ弱い
ごちゃまぜcafeメムの店長である、ふじもとあつしさんは、「僕はこの国で男性に生まれた。」というnoteを書いています。
その中で綴っている下記の文章を読んでいただきたいです。
上記に綴られた出来事はすべて私自身も体験したことです。
これは私が特別なわけではなく、東京の片田舎で極々普通に生活してきた女性であれば、少なくともこのうちの一つや二つを経験することは決してマイノリティではないでしょう。
でも、徐々にではありますが、確かに女性の社会進出は進んでいます。
私は、あとちょっとだけでいいから、私たちの世代でその歩みのスピードを進めたいのです。
そのためには、私たちが自分自身の適材適所を知り、呪いを解き、自分が本当に楽しいと思える仕事をすることが重要だと思っています。
私が考える女性支援の手段
①まずは自分を知る
前述したように、自分自身の適材適所がわからない人は多いです。
私もわからないまま、職を転々としてきました。
私に向いている!と思った仕事や、とても良い条件で働けている!と思った仕事でも実際にやってみると続かない・・・ということも一度や二度ではありませんでした。
自分を知る、というのは難しい。
そんな中、出会ったのが「キャリアグラム」です。
キャリアグラムは性格類型論の「エニアグラム」を元にしておりますが、より女性のキャリア形成を目的として開発された「コーチング型キャリアタイプ診断」です。
私はこのサービスに2つの自己分析ツールを掛け合わせた「じぶん診断」というサービスを始めました。
「じぶん診断」では、自分の強みと弱み、価値観を知り、適職についても考えることができるようになっています。
おおよそ1時間半~2時間くらいの時間を使って診断結果をお伝えしながら、終わった後に何かしらを持ち帰っていただけるようにと、じっくりと真剣にお話させていただいています。
モニター期間を含めて1年、のべ70名以上の方に「じぶん診断」をお申込みいただきました。
誰一人として同じ人はいなくて、すべての方にそれぞれの魅力があります。
それなのに、あまりにも自信がない人、自分の魅力に気づいていない人が多すぎます。
だから、まず自分自身の魅力をみんなに知ってほしいし、知ったうえで自分の生き方に誇りを持ち、楽しんで人生を謳歌してほしいのです。
そしてその先にあるのが「仕事」だと思っています。
もちろん、仕事をしたくない方に強要はしませんが、私は社会との繋がりを持ちながら、誰かに喜んでもらってお金をいただき、それをまた学びに使って循環していきたいと思っているし、同じように思っている人がいるならその人の力になりたいんです。
私が考える女性支援の1つ目がこの「じぶん診断」です。
②スキルアップと在宅ワーク
自分にスキルがないと思っている方は多いです。
私の現在の仕事内容を以下に羅列します。
じぶん診断
オンライン秘書/事務
オンラインコミュニティ運営
講師
ECショップ運営
これらの仕事は、すべて大人になってから身につけたスキルを使っています。
ということは、誰しもが新たに自分に合ったスキルを身につけ、仕事に生かすことができるということです。
また、ありがたいことにこの時代には「在宅ワーク」の仕事が増えてきています。
まさに働き方も多様化しているのです。
女性がスキルを身につけ、自分に合った働き方をする手助けをしたい、というのが2つ目の女性支援です。
③仕事を得る
当たり前の話をしますが、スキルを身につけるだけで終わりではありません。
その先に自分で仕事を見つける必要があります。
フリーランスであれば仕事を自分で取ってくる必要があります。
今も少しではありますが、私が受けたお仕事を分配させていただいている方もいます。
でも、まだまだ私の力が及ばないし、やはり自分で仕事を得る力を身につけてほしいと思っています。
そのための支援もしていきたい。
これが3つ目の女性支援であり、私が考える女性支援の最終的な目標でもあります。
ここで、私がやっているオンライン秘書養成講座の1期生の方からいただいたお声を紹介させてください。
私のやっていることを、実際に私の講座を受けてくれて、その後一緒にお仕事をしてくれる仲間がこんな風に言ってくれて、そして一緒にこの活動を大きくしていきたいと言ってくれている、こんなに幸せなことはないでしょう。
私の原動力はいつも人です。
私を信頼してくれる人たちを私は応援したいし、支えたいし、一緒に頑張っていきたいと思っています。
そしてこの輪が大きくなっていくことを目指しています。
未来に繋がる
ここまで「女性支援」とあえて口にしてきましたが、私の目標はもっと先にあります。
「女性」だけじゃなく「子ども」も「男性」もみんなが同じように自分を知って楽しく挑戦しながら、いくつになっても学びながら、人生を謳歌していってほしいんです。
なので私は女性支援だけにとどまらず、すべての人を対象とした「教育」に携わる仕事を続けていきたいと思っています。
これまで、たくさんの人たちに「ありがとう」と言ってもらえるようになりました。
そして、たくさんの人たちに信頼してもらえるようになりました。
これが私の財産だなと、とても誇らしく思っています。
でもそれだけでなく、それを未来に繋げていきたいと思っています。
未来に繋げていくには、やはり、子どもへの支援・教育が必要になっていくと思っています。
そしてそれには、子どもたちを取り巻く親世代への教育も必要になってくると思っています。
そこで活動しているのが親子で学べるIT系オンラインサロン「SUNidea」と大人の学びの自給自足コミュニティ「学びラボ」です。
こちらについては、また別のお話になるので、別のnoteでお話しできたらいいなと思います。
今後の私
具体的な話をします。
まずは「オンライン秘書養成講座」を一般サービス化します。
これまでオンライン秘書養成講座を上記で挙げた「SUNidea」内でのみ募集をかけて2回、計13名の方にご受講いただきました。
こちらを本サービスとして、6月1日から開講いたします。
1ヶ月間限定で「discord」と「ZOOM」を使って短期集中型の講座とします。
オンライン秘書養成講座を卒業した方の中には、実際に私自身がお仕事をお願いすることもありますが、ご自身の力でお仕事を獲得された方もいます。
下記にその一部を紹介いたします。
みなさん、ご自身の力でお仕事を獲得されていますが、こうやって報告する場所があること、それを見ることでまた他の人のモチベーションにもなるということ、私はこの場所のオーナーとして感極まっています笑
講座を受けてくれた受講生の皆さんが、こんな風に卒業後もいろいろな報告・共有をしてくれることに本当に感謝しているし私は幸せ者だなと感じます。
オンライン秘書サービスの需要は増えていく
確実にオンライン秘書のお仕事は増えていきます。
クライアントさんからの紹介で新たにご契約いただくことが増えました。
私だけでなく、「オンライン秘書」というサービスは段々と認知されてきています。
すでにオンライン秘書の大きなコミュニティもありますが、私はあえて少人数制をとり、本気でスキルを習得できるよう短期集中で募集しようと考えています。
詳細は、インスタグラムのストーリーや投稿でお知らせいたしますので、もし興味のある方がいたら、私のインスタグラムをフォローのうえ、お知らせをお待ちください。
私のスキルとマインドを惜しみなく、お伝えします。