スパダリ攻め優勝
ご機嫌よう、おかめ納豆でございます。
タイトルのワードセンスが古い?
これでもザギン時代はワードビッチといわれておりましたの。
ごめんあさっせ。
つい先ほど、運命の一冊に出会いました。
読み立てほやほやで書き上げております。
自分の推しとここまで被る!?っていうくらいのベストマッチ作品です。
あっ、以前皆様には、おかめ納豆は
黒髪短髪高身長知的男がとにかく好き
だとお話させていただきましたね。
推しは某名探偵系の赤いやつ
そう、今回ご紹介する作品に出てくる御攻様はもうそのまんま。
100点満点でございます。
どこかでお見かけしたことある絵柄なのですが思い出せない。多分赤安。
ていうかAKI×(ちよっとドジでアホな色白の)AMRにしか見えないんだけども。
そういうわけで今回ご紹介する作品はこちら↓
雲井ナツメ『BL作家、時々オオカミ。』,(株式会社英和出版社),2019
しまった、これ全くタイプじゃないって作品を読んだ後に、本命に出会う確立って高いですよね。今回も然り。このためにあの無駄な時間があったのね。いや無駄ではない、布石ね!なんて。
あらすじ
あこがれの文芸部に転職が決まった小春。しかしいざ出社すると、案内されたのはBL漫画の編集部だった!結果を出せば文芸部への移動を推薦すると説得されやる気を出した小春だったが、担当の大御所漫画家・宝生に大失態を犯してしまう。何でもすると許しを乞う小春に次々といやらしい打ち合わせを実施する宝生。小春は優しく仕事にまじめな宝生に次第に惹かれていき・・・・?スパダリ系肉食漫画家と天然系大型犬編集者が織りなす々ラブコメディです!
まず言わせて下さい。
雲井ナツメ先生まじ感謝(涙)
ストーリは割とスラスラ進むので読みやすいです。
心境の変化とかも表情と台詞・心の声でするする分かるから違和感なし。
まあ割と強引に初回エッチに入りますが、まじめな大型犬に色恋を意識させるにはあのくらいするしかありませんよね、うんうん分かります(最初から本番じゃないのがもはや好印象)。
小春はあのイメクラエッチで先生を意識してしまったのかーと思っていましたが、ノンケだったくせにあまり違和感がないかんじを見るに、其れよりまえになんか引っかかるところがあたのでしょうか。(お仕置きだからとかそんな理由はイヤなのです)
先生に大失態をやらかす前に、先生が影響を受けたとインタビューで挙げていた本を読みあさって泣いちゃってるシーンがあったので、そこで”この人他の男となんか違うわ”くらいには思ってたんじゃないかなと。たしかに、自分と”好き”かぶる人って貴重ですものね。
そしてこの作品イチのキュンポイントなんですけど、先生のさりげない優しさがすんばらしいのです。このシーンをご紹介したいがために本日筆を取っている次第でございます。
小春にネームを見せるシーンなんですが!小春はコミックの編集経験がないのでネームの読み方がわからないだろうと、わざわざ小春でも分かりやすいように綺麗に描いているんです。
先生の愛、感じまくり。
お酒を飲んで酔っぱらっちゃった小春ですが、BLのお約束ですけど、これまた可愛い。
(あたくしなんて牛丼チェーンの室外機と壁の間に挟まって寝ていました。人間何も考えられない状況になっても命はまもろうとするものだと、初めて知りました。なんせクソさっぶい2月の出来事でしたので、室外機のおかげで暖を取り、朝まで命をつなぐことができましたのよ。セリーヌのお気に入りのヒールがぼっろぼろになってましたけど。これが今をときめく25歳独身女でいいのでしょうか)
多分先生が小春に本気になったのはこの時なのでしょうね。
小春が変なサラリーマンにホテルに連れて行かれそうになってしまうんですが、先生が”君の先生はここにいるだろ”と救い出すんです。
小春は”おれのせんせえいた!”とへらあ〜とにやけるんですが、それをみた先生は、顔面から小春への愛しさを醸し出しておりましたね。あたくしには分かりましたよ。先生。
君の先生はここにいるだろ・・・?
君の先生ってかわいすぎる。
小春、あなたもかわいすぎる。
そうして激酔な小春を介抱してあげるんですけれども、ここでも本番なし。激好印象!まだ小春が宝生への好意を自覚していないとわかっているからでしょうか。
なんかもうここらへんからふたりの醸し出す雰囲気は、恋人そのものなんですけどね・・・?
そして先生がスパダリと言われる所以の一撃がこちらでござます⇩
初めて男を受け入れる準備をする小春。其れをみた先生は萎えちゃうんじゃないかと不安になります。そんな小春に一言。
”好きな相手は自分を受け入れるための準備をするんだ。感謝こそすれ、なえるなんてありえないだろ”
世の中の全男(入れる側)に声を大にして言いたい。
これを言える男になれ、と。
これ言われただけで、女だったら子宮降りてくるし男だったら前立腺がんがんふくれますね。(下品であさっせー)
今回は少し長めになってしまいました。ごめんあそばせ。
書き下ろしもとってもキュートなのでぜひぜひお手に取られてみてくださいませ。
では、ごきげんよう。
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