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【初心者向け】イギリス物件の契約前に!Council tax(カウンシルタックス)の仕組みと注意点

【※この記事は最後2割メンシプ限定記事です!】
どうも、おかめちゃん(@okameyms)です。この記事では、初めてイギリスで家探しを始める方に向けて、カウンシルタックス(物件にかかる税金)についてよくある質問をQ&A形式でわかりやすく解説します。

・これから渡英予定の方
・YMSビザや単身で賃貸物件を探し中の方
・イギリスでの物件購入を検討中の方

上記の方に向けて、カウンシルタックスとはなんぞや?という疑問を易しく解説しています。そもそもどういった税金なのか、月々いくらが適正なのか支払い義務は誰なのかなど、カウンシルタックスについて疑問に思っていること、初心者さんにも分かりやすくまとめましたのでぜひ参考にしてみてください!

簡単な自己紹介
2022年:YMSで渡英
2023年:結婚後、ロンドンで物件購入
(物件のカウンシルタックス支払い開始)

2023年にイギリスで夫と私で物件を購入して、現在は大家としてカウンシルタックスを支払っています。この記事では、大家の経験を踏まえてテナント(賃貸者)側の視点になった時に、カウンシルタックスに関するよくある疑問についてフォーカスしています。

無料部分
・カウンシルタックスって何?
・タックスの価格はいくら?
・タックス支払い義務の対象
・タックス登録申請の流れ
・私たちの実際のタックス費用
・よくある質問集
有料部分
・【詐欺】こんな物件には注意
・契約前に気をつけること4点

【無料部分だけでも読んでみてください!】
カウンシルタックスの知識はイギリス生活でとても大切な情報なので、できるだけ多くの方に知ってもらいたいと思い、記事の約8割を無料で公開しています。無料部分だけでも、カウンシルタックスの基本的な仕組みや知識をしっかり学べる内容になっていますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!


1.はじめに

(1)執筆のきっかけ:詐欺まがいの相談

YMS(イギリスワーホリ)向けに家探し共有オプチャをスタートしてから4ヶ月経過して、渡英済みの方からイギリスの物件や費用、契約に関する相談を受けることが増えました。その中で、タックス関連について詐欺まがいの怪しい大家の相談を受けたことで、カウンシルタックスに関しての必要な情報があまり出回っていないことに気づきました。相談者のアドバイスをするにあたって、自分もカウンシルタックスについて改めて調べ直したので、これを機に多くの人に参考になる情報を共有したいと思います。

(2)【要約】急いでいる人向け

イギリスのカウンシルタックス
イギリスの物件(家)に居住している人は、カウンシルタックスを必ず払わないといけません。ただし、テナントが支払い登録を行わない代わりに、大家(物件を所有している人)の名義でカウンシルタックスを直接支払っているケースが多いです。

つまり、テナントが支払い登録を行わないことで、大家が直接支払うことが一般的です!

【この記事で伝えたいこと】
家賃以外でかかる費用だからといって、カウンシルタックスの価格を知らせずに不当な上乗せ費用を請求しているケースは詐欺の可能性が高いです。そのため、ある程度の適正価格を事前に知っておくことが大切です。

2.カウンシルタックスの基本

(1)カウンシルタックスとは

Council tax(カウンシルタックス)とは
名前の通り、Council(地方自治体)に納めるTax(税金)です。カウンシルタックスは、地方自治体に納める固定資産税の一種のようなもので、主にその地域の公共サービス(ゴミ収集、警察、消防、図書館など)の資金に充てられます。(※そのため住む地域によって税金の価格が違います)

【ポイント】日本では住民税が「個人」に対して課されますが、イギリスでは「物件(家)」に対して課される税金という点で大きく違います。

⇩こちらで詳しく解説してくださっています⇩

(2)税金価格の仕組み

住居の資産価値によって、主にAからHまでのバンドに分類されます。バンドAが最も安く、バンドHが最も高額になります。同じ建物(アパート)内でもフラット(物件)の広さによってバンドが違うこともあり、また、地方自治体によっても同じバンドでも税額が異なるので注意が必要です。

(3)支払い義務の対象

【和訳】誰が支払う必要がある?
18歳以上であれば、通常はCouncil Taxを支払う必要がある。
・Council Taxの全額請求は、最低成人2人がその家に住んでいることを前提とする。
・一緒に住んでいる配偶者やパートナーは、請求額を支払う責任を共同で負う。

https://www.gov.uk/council-tax/who-has-to-pay

◾️【法的義務】タックスの支払い対象
GOV.UKでは下記のように記載されています。
(※2024年12月時点)

支払い義務:物件に居住している人
(大家またはテナント)
免除または割引の場合:
・一人暮らし(25%割引)
・学生、未成年、高齢者等(免除)
・空き物件や新築物件(免除または減額)

◾️【実際】一般的に支払っている人

大家(物件を所有している人)
多くのケースで、大家が支払っています。特に、賃貸契約の場合や複数人で住むフラット物件であれば、テナントが支払い登録を行わなわずに大家が直接支払うことが一般的です。

例外として、テナントが支払う場合
この場合、大家に月々支払う費用(家賃や光熱費)にはカウンシルタックスが含まれず、テナントが自治体に直接登録を行って請求書を受け取ります。

【ポイント】一般的な賃貸契約では、家賃にカウンシルタックスが含まれている場合が多いです。というのも、カウンシルタックス代が家賃に上乗せされて請求されてます。そのため、実質的にテナントが支払っていることには変わりありません。(※大家の判断で家賃と別費用で請求される場合もあります。)

3.カウンシルタックスの実例

夫と私が物件を購入してから、実際に払っているカウンシルタックスの概要を紹介します。

物件基本情報
エリア:ロンドンZONE3
間取り:リビング、キッチン、ベッドルームx2、シャワールームx2

(1)タックス登録申請

物件の購入時に、前の大家(所有者)から物件を譲渡された後、所有者の変更を自治体に申請することで登録されます。

・氏名
・物件の住所
・入居日
・家族構成(居住人数など)

https://www.gov.uk/browse/housing-local-services/council-tax

(2)タックス支払い請求

請求方法:Councilから封筒で郵送
支払い:年に1回
(※テナント名義で登録しない場合は、大家が登録を行っているので請求が大家宛てに送られてきます。)

(3)タックス支払い額

年間:£1600〜£1800(約30〜40万)
毎年1回一括で払っています!

【参考】テナントから徴収して大家が支払う場合の計算式
※大家含めてテナントが2人の場合(計3人)
年間£1800だと一人当たり月£50になります。
◾️テナントの人数によって月々のカウンシルタックス代を計算
・物件にかかる月間費用:£1800÷12ヶ月=£150
・一人当たりの月間費用:£150÷3人=£50
(⇧大家が公平性であれば、このような計算式が一般的です。)

4.よくある質問Q&A

Q.適正な金額はどれくらい?

A.
カウンシルタックスの平均価格:月£40〜100
タックス100%の金額をテナント数で割る形が一般的。

これまで聞いた費用例)
ロンドンの北エリア:月£120÷3人=£40
ロンドン外の市街:月£180÷3人=£60
(※カウンシルタックス込みの場合は、家賃に上乗せされているケースが高い。)

Q.誰が払うべき?

A.
法的義務:成人の居住者(テナント、大家)
実際の所:大家(大家名義でテナントから徴収することが多い)
※この場合はテナントがタックス申請する必要はない。

Q.タックスの契約パターンは?

A.
【一般的】大家が支払うケース:Council Tax支払請求が大家名義の場合
例外的】テナントが支払うケース:Council Tax支払請求がテナント名義の場合

大家が支払うケース
・全費用込み契約(家賃、Council Tax、Bill込み)
・カウンシルタックス込み(家賃にCouncil Tax込み、光熱費別)
・カウンシルタックス込み(家賃別、Council Tax別、光熱費別)

テナントが支払うケース
カウンシルタックス含まない(家賃と光熱費は大家、Council Tax無し)
※テナントが直接納める場合、地方自治体への申請が必要

Q.なぜ大家が払うことが多いの?

A.管理負担を減らすため
フラットシェアで複数のテナントが共同で住む場合、「誰が支払うか」の問題を回避できるため、大家が一括で管理する形を選ぶことが多いため。

テナントが登録を怠ると未払いの責任が大家に移ることがあるため、初めから大家名義で登録することでトラブルリスクの軽減につながる。

Q.なぜ色々な契約パターンがあるの?

A.賃貸のタックス支払い契約については法的に細部まで定められているわけではないため、物件オーナーやエージェントの契約方針によって異なる。

Q.ロンドンではどの契約パターンが多い?

A.ロンドンでは「Bills Included(家賃にすべての料金込み)」または、「Rent + Bill(タックス込みの家賃・光熱費別)」の契約が多いです。どちらの場合も、大家が登録をして大家名義でタックスを支払います。

Q.自分で支払う場合どうやって申請するの?

A.カウンシルウェブサイトで登録する必要があります。
自治体ごとにカウンシルタックスの登録ページがあるので、以下のリンクから自治体を特定してください。

5.カウンシルタックスの注意点

(1)【詐欺】こんな物件には注意


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※ 2022年7月から、「サークル」は「メンバーシップ」へバージョンアップしました。動画の内容は旧サークルの内容が含まれています。

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