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よし!偉いぞ自分!!

「自分に厳しい人」と聞いてどんな印象を受けますか?

「自分を律していてすごい!」「怠けないなんて偉い!」「堅物そう」など、様々な感想があるかもしれません。

以前、友達が私の長所について話してくれました。(優しい)(最高)(感謝)

その友達によると、どうやら私は「自分に厳しい」ようです。自分では気づくことができなかった意外な一面を聞いて、刺激を受けました。

ところが、私本人は「自分に厳しく生きなきゃ!」と思って生きていません。どちらかというと面倒臭がりで怠惰な性格です。
それでも、他者からは違った性格で見えている…。

本記事では自分考察をしてみます。

「頑張った」って言えない

私は"勉強頑張る系高校"に通っていたので、毎日勉強に追われて非常に苦しかったのを覚えています。

特に印象に残っているのは、やはり受験期。
常に胃の中に水銀が溜まっているような感覚で、勉強地獄から抜け出せないのではないかというストレスを感じていました。

毎日10時間以上勉強する生活(これでも受験界隈では少ない方)でしたが、成績は全く上がりませんでした。センター試験の結果も良くなく、第一志望の大学には行けませんでした。
なんやかんやで、今はギリッギリの成績で受かった大学に通っています。なんで受かったのかは今でも分からん。合格させてくれてありがとう、先生たち。

成績がゴミカスだったことや第一志望に行けなかったことで、私は受験期を頑張れたと言うことができません。結果が伴わず、私には努力が足りなかったと思っています。今でも、家族の会話で私の受験失敗ネタが上がります。

本当に頑張っていなかったのか?

本当に自分は頑張っていなかったのか?と考えることがあります。

毎日10時間勉強するなんて、受験生にとっては当たり前かもしれませんが、普通の人からしたら異常です。河野玄斗に憧れている人ならありえるかもしれないけど。

実際、教員採用試験の勉強をしていたときも、明らかに受験生の頃と比べて集中力が下がっていることを実感しました。
これにより「もしかして受験期の自分、すごかったんじゃね?」と思うきっかけになりました。

その後の思考の流れは以下の通りです。
「今できないことが当時できていたのだから、頑張っていたんだ。でも成績は上がっていないし、他の子はもっと頑張っていた。自分の努力はやっぱり足りていなかった。」

はい~、結局頑張ってないオチです。自分ではどうにも努力した自分を認められないのです。

結果信者説

ここで一つ明確になったのは、私は自分の結果を信じすぎているということです。自分のする努力は、他者から見て当たり前のことだと思い込んでいるという節もあります。

私は過程を顧みず、結果だけを見ていたため、努力を認めることができなかったということが分かりました。

教育学部では「子どもの結果だけでなく、過程も褒めましょう」と教わります。実際、塾バイトでも、結果と過程の両方をべた褒めしています。
でも、それを自分に適応することはできないんだよね~。

自分に厳しい私のできあがり

これらの考え方によって、私という者は、自分でも他者でも認められるように結果を追い求めるようになったというわけです。過程なんて知ったこっちゃない。努力の過程は別に見られる必要はない。

この性格が功を奏したせいか、大学にはギリッギリで合格したにもかかわらず、成績優秀者として表彰されるにまで至りました。大学に努力を認めてもらったことで、自分に自信が持てるようになりました。
典型的な褒められて伸びるタイプです。

ただこの性格は、損する可能性があります。
自分の良さを自分で認められないので、他者から認められなければ、一生気を張ったまま生きなければならないからです。これはさすがに疲れます。

自分の頑張りを認めるぞ

私は人間として常に高みを目指していきたいと考えています。

ここで、新たな目標ができました。
自分の努力を自分で認められるようになることです。

努力が実を結んでも、結ばなくても、努力そのものに目を向けることができれば、もう一段階上の人間になれると思うのです。

だから頑張ります。
(とは言ったものの、努力に目を向けることに努力した場合はどうなんだろうとも思いました。DODOMEGURI☆)

おわりに

隙あらば自分語りは嫌われますが、この記事は自分の為に書いているのでOKです。にしても、長文過ぎる。自分でも読み返すのが億劫です。

私は一種の完璧主義者なのかもしれません。
自惚れるな!とツッコミが入りそうですが、まあ、異論は認めます。

本記事のテーマの一つは、頑張ることでした。頑張りのレベルは人によって異なります。もし、私が教師になったら子どもの頑張りレベルの認識を理解して、適切な励ましができたらいいなと思います。

その前に、教採受かれって話ですが。


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