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資産運用は結局何で儲けるのか?

こんにちは。初心者向け金融サイト「マネとも!」ライター/ディレクターのかめです。」ライター/ディレクターのかめです。

このnoteマガジンでは、以下の内約でポートフォリオを組んで、ゼロからしっかり資産運用できるか、レポートしていきます。

▼内約
・ロボアドバイザー「THEO+docomo」:10,000円
・投資信託「ひふみプラス」「ひふみワールド+」:5,000円
・残りの5,000円は「日興フロッギー」で国内株式投資

今回は、今読んでる本がめっちゃ良いやつで、アウトプットも含めてお話していきます。

その本というのは「株式投資の未来」という本です。

著者はジェレミー・シーゲルという方で、投資界隈ではめちゃんこ有名な方だそうです。

有名だから読むべきでないですが、この本に関しては僕が実現したい運用スタイルについて大きなヒントがたくさんある本です。

長期投資を前提として、世の中に価値あって持続可能な事業を行い続けるオープンな企業に投資をするのが僕の運用スタイルです。

何がどう良かったと言うと、良い意味で投資に対するイメージをぶっ壊してくれたからです。

成長銘柄に投資すれば儲かるのか?

どんなイメージを持っていたかと言うと、

僕が投資したい銘柄は「毎年確実に成長し続ける銘柄」であるイメージがあったんです。

いわゆる成長銘柄と言われるものです。

成長銘柄は成長を続ける故に、投資家から高い期待を得続け、自然と株価が上がり続けます。

その値上り益で利益(これをキャピタルゲインと言います)を得られると考えていたのです。

おそらく、僕以外にも多くの資産運用や投資をやっている人は同じ考えだと思います。

でもそれは間違っていると著者はバッサリと否定します。

株式投資で利益を得られるのはキャピタルゲインではないということです。

株式投資の利益の源泉は「配当の再投資」

では、どう利益を得るのでしょうか?

投資や資産運用の利益の得方は二つしかありません。

値上がり益は違うということなので、必然的にもう一方ということですね。

それは、配当です(これをインカムゲインと言います)。

もっと正確に言うと、得た配当で再投資するということです。

つまり、投資でもっとも大事である複利効果をしっかり活かすということ。

これを突きつけられて、僕は「そうやん!」と、我に返った気持ちでした。

よくよく考えると、これは当たり前なんですよね。

資産運用で最もリスクを抑えて利益が上げられる投資の手法として言われいるのが、長期・積立・分散投資です。

この投資手法は、世界中に投資先を持ち、長い時間かけて、投資資金を積み立てていきます。

そして、得た利益を再投資するのです。

そうすることで時間を経つにつれ複利効果が大きくなり、数十年後には積み立てた金額の何十倍、何百倍もの資産に大きくできるのです。

詳しくは弊サイトでも詳しく掲載しています。

詳しく知りたい方は、ご参考いただけると嬉しいです。

つまり株式長期投資をするなら、配当がしっかりもらえる銘柄に長期間投資し続け、コツコツ積み立てていくということです。

なぜ成長株は儲からないのか?

じゃあなぜ、成長株が儲からないでしょうか。

それは、保有できる株数が減るのが理由です。

なぜなら、成長株は投資家の期待が大きくなるので、それが株価として反映され、値上がり続けます。

株価が値上がれば、その文同じ資金で買える株数も減ります。

そして、株数が減ればもらえる配当も減ります。

つまり、先ほど解説した長期投資の利益を得る方法に反してしまうのです。

「じゃあその分、値上がり益で稼いだら良いじゃん。」って思いますが、これが上手く行かないというのが、著者の意見です。

なぜそう言えるのか、著者は1950年から2000年まで、米国の有名な指標であるS&P500(日本でいう日経平均みたいなもの)の実際の運用成績を分析。

その結果、成長株と言われていた銘柄(当時は主にハイテク株や金融株)の運用成績は、S&P500の平均的な運用成績よりも少し良いくらいでした。

それよりも、鉄道や鉄鋼、一般消費財メーカーなどの目新しさがない銘柄の方が、S&P500の平均的な運用成績よりも圧倒的なリターンを得られたのです。

その違いが、毎年しっかり配当を得られるかどうかがポイントということ。

もちろん、投資家の期待にほどよく応える程度に成長していることは大前提です。

この過去の運用成績の分析結果という根拠を叩きつけた上で、成長株の投資で得る利益は大きくないということです。

感覚的にも、理解できることです。

成長株とはいえ、永遠に成長はありえません。いつか必ずどこかで頭打ちします。

その兆しが少しでもあると、投資家も期待はずれだったと判断し、一気に株は売却されます。

その売却タイミングを逃してしまうと、その株の価値は一気に下がり、大きな含み損(売却すると損失が確定するということ)が発生します(そんなクレバーな事できれば良いですが、ずっと画面に張り付いていられません)。

そのようなリスクを負ってまで、得られるリターンも大きくない。

だから、成長株に投資は利益を得づらいということです。

高配当の銘柄に投資すれば良いのか?

じゃあとにかく高配当銘柄に投資すれば良いってこと?

と思いますが、そこまで簡単な話ではありません。

ここまで言ってる著者ではありますが、やはり投資である以上、投資先のある程度の成長は必須とのこと。

過度な成長をする銘柄に危険信号を投げかけているのです。

しっかり事業を行い、成長して得た利益の一部を株主に還元するという、株式会社として真っ当な経営をしている銘柄が投資候補になると言っているのではないでしょうか。

逆に言うと、株主を繋ぎ止めるために高配当を出し続ける銘柄は投資対象にならない。

ちゃんと利益を出すような経営ができていないからです(ちゃんと利益出してから配当出せよってこと)。

したがって、継続的に利益を出し続けられる立派な経営をした上で、株主に還元している会社に投資すべきってことです。

あれ?めっちゃ当たり前なことしか言ってない。笑

投資のあり方の原点に戻れる名著

こんな感じで「株主投資の未来」という本は2000年過ぎに出版された本ですが、本質的な内容が書かれており、めちゃくちゃ良い本です。

今のところ、投資のバイブルにしようと決めています。

人間なので、どうしてもキラキラしたものに惹かれてしまいます。

(だってイケてるAppleに投資したいじゃん?笑)

株主投資は、これでもかと言うくらい冷静で合理的な意思決定が求められます。

自分が決めたルールを微塵もブラさずに投資を続けられるか。

その固い軸を持ち続けるために、この本はとても心強い存在になると思っています。

さいごに

このnoteマガジンの名前の通り、私がゼロから運用するので、知識や知見は浅はかです。思い込みもあります。

なので、ご意見やご指摘があると、とても嬉しいです。

参考になる文献も教えていただけると、絶対読みます。速攻でAmazonでポチります。

ゼロからなので、どんどん新しいことを学ばないといけないので、コメントいただけると、とても勉強になります。

みなさんと一緒に、資産運用について考えて行けたらと思っています。

ここまでご一読いただき、ありがとうございます。

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