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道具滞在記Vol.01【岐阜県各務原市/家具職人 小林 照尚さん (tokotowa)の椅子】

【岐阜県各務原市の家具職人】tokotowa(トコトワ)小林 照尚(てるひさ)さんの椅子
  道具滞在期間:2ヶ月半

岐阜県各務原市の線路沿いに家具職人小林さんの工房があります。
工房の1階は作業場、2階は簡単なショールームになっています。
目印は、工房前の緑の自販機。自販機の飲み物は、小林さんセレクトです。

20代は、薬売りの営業をされていた小林さんは、30代から家具職人を目指します。
職業訓練校、宮崎での修行を経て、各務原で工房を開きました。
今回、tokotowa小林さんより椅子を2客お借りしました。

【tokotowaの椅子 その1】南玄関からの光、林檎を置いて暫く眺めてみる。

小林さんの椅子は、体に優しい椅子だと思う。
私ごとですが、PCに向かって仕事をする事が多く、机と椅子の関係が体にとっていかに大切か感じる事が多いです。

座面が大きくて座ってもゆったりしていている。
座面に綿が入っているので、革だけのピシッとした感じでなく座り心地優しい。
背中もちょうどよく支えてくれます。クッションを挟むとより良い気がします。

背中を支えてくれるのはこの角度のおかげなんだろうか。

椅子を撫でてみると心落ち着く。
木部も滑らかだし、座面の革も想像よりずっと柔らかい。
どんな加工をしているんだろう。気になる。
椅子がいいといい机が欲しくなる。

【tokotowaの椅子 その2】

時々、秋になるとフェスに行きたくなる。
フェスというと夏にステージ前でモッシュというイメージだけど、去年出かけた
「中津川ソーラーフェス」の何個かステージがある中の一つ、小高い丘のステージがとても心地よかった。(丘の下にステージが組まれていて、緩やかな坂が観客席としてくつろげる。)
立ち上がって楽しんだり、座って緑を感じながら音楽を聞いたり。
そいう楽しみ方もあるんだと思った。

今年は、キャンプフェスに行ってきました。
家族連れが多いフェスで、私自身はキャンプをせずに音楽を楽しむために。
理想的な緑の丘の下にあるステージ。
キャンプフェスに行くとアウトドアブランド用品をよく目にします。
作家さんが作ったアウトドア用品を持って行くのも楽しい。

今回フェスに持って行った椅子は、キャンプの時にも活躍しそう。
音楽を楽しむ時に使うリラックス用としては座高が高い印象で、後ろの方で見る時は、使い易かったです。
座面の布は、取り外しができて洗えるので永く使えそう。

【今後の活動について】

イベントで開催されたtokotowaのワークショップ「栗の木のトレイ」制作に参加してみました。
栗の木は、水に強いのでキャンプでも使えるそう。クッキーを作ってコヒーをドリップして楽しんでみました。水の量を間違えてかなりのアメリカンに。

小林さんはアウトドア家具の制作やワークショップに力を入れていこうとしています。
小林さんが今後考えていこうとしているワークショップは、決められた時間枠の中で作業するのではなく、もっとゆるく家具作りの工程に参加してもらい時間をかけて一緒に作りあげていくもの。
お客さん自身で出来る作業は自身で取り組めて、難しい作業やアドバイスが必要な時は、小林さんがサポートしてくれます。
時間を共有しながらプロの仕上がりの家具を作っていく、そんなワークショップ。
興味がある方は、tokotowaのFacebookやInstagramをのぞいてみて下さい。
最後に「今まで家具を制作する為に木からたくさんの豊かさを頂いてきました。」
と小林さん。
「何十年後に使えるような木を育てていくそんな場所をつくりたいです。
理想は、家の裏に山があって手入れしながら木を管理する、ついでにテントを張ってキャンプが出来たらいいなって思っています。」
冗談交じりにでも真剣に話してくれました。

tokotowaの家具に出会える場所
【tokotowa工房】
住所:岐阜県各務原市蘇原沢上町1-1-2
電話番号:080-5120-4562
HP: http://www.tokotowa.com
instagram:https://www.instagram.com/tokotowa/  
facebook:https://www.facebook.com/tokotowa628/

【取り扱い店舗】
・sahan(サハン)
住所:愛知県名古屋市千種区猫洞通3-21 KRAビル1F
電話番号:052-783-8200
HP: http://www.sahan.jp
※在庫がない場合があります。お問い合わせの上お出かけ下さい。