歌詞 「フィロシコス」


もしも一つ やり直せるなら 
最後の朝に戻って 
後ろ姿に しがみついて
子供みたいに泣いてみたいんだ

雨のように 星が降っても
君はきっと 戻らないのに
置いていった フィロシコスの
割れたビンが まだ捨てられない

新しい今日を塗り重ねて
曖昧に沈んだ日々
朧げな記憶さえも また落として
いつか影すら失くすだろう

暗がりに芽吹く明日は
僕一人じゃ重荷なんだろう
だから今日も 同じ朝を
また 何度も繰り返した


見送った 電車は これで7本目だ
乗り込めず ホームで 立ち尽くした僕
無機質なアナウンスだけが ぼんやりとどまり
見守るフリして嘲笑ってるんだろう

雨のように 星が降っても
君はきっと 戻らないのに
置いていった フィロシコスの
割れたビンが まだ捨てられない

人が最後まで 覚えてるのが 
本当に嗅覚だとしたら
残り香とだけ 生きていくよ
割れたビンは もう捨てられない
なくてはならないから



ここから先は

0字

無料エリアはここまでですが「マガジンを購読」していただくと、今月から更新された記事が全て読めます。毎月「未発表曲」が1曲、趣味の記事が1、2本読めます。noteユーザーじゃなくても買えます。

月に一曲、岡まことの未発表曲を限定公開!未発表の歌詞も限定公開! 他には、時々「マガジン限定美術2個展」を開催したり、マニアックな趣味を…

このマガジンに入会すると「今日もこのキャラクター達と得体の知れない人間を、私がマジで生かしてやっているのだ」という気持ちになれます。

全てのマガジンとこのマガジンだけのラジオをお楽しみ頂ける、マニア向けのマガジンです。岡まこととねこやろう達の活動を根幹から支えたいあなたに…

いただいたサポートは、音源作りの費用とツアー資金に使わせていただきます。そしてたまにスタッフにおいしい焼肉をごちそうしたいです。