相互理解の不法投棄
全てのことに大きな意味はないが、それに様々な理由をつけたがるのが、僕ら人間だ。
とはいえ、「ただ在るがままに」というには、あまりにも余計なことが多すぎるような気がする。必要のない情報、必要のない他人の感情、必要のない数秒前までの過去。
でも、過去を否定すると、今の自分も否定することになるんだろうか。
僕は、自分の「これまで」があまり好きではない。
いつもこのような文章を書くとき、誰かを傷つけてしまうのではないかと、つい曖昧な表現を使ってしまう。多分僕はまだ、嫌われるのを恐れているんだろう。
ずっと、嫌われるとか、興味を失われる、ということに、並々ならぬ恐怖心があって、なかなか消えない。
「そもそも現段階で自分には興味を持ってくれている人がそこまでいない」なんて、ずっと負け続けている試合でさらに殴られているような気分になるから、できるだけ考えないようにしている。
それに、これを読むあなただけは、きっとそれを否定してくれるのだろう。
だから、僕は歌を作ったり、何かを作ることをやめないでいられている。
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