いっそ誰かに終わらせて欲しかった



2月も終わり、3月の頭。一年の六分の一が終わったことになる。あと五回、この二ヶ月を繰り返せば、あっという間に今年は終わる。

人は一年の尺に思いを馳せる時、この短い間に犯した失敗を、知らず知らずのうちに時の流れに有耶無耶にしてもらえないだろうかと願うのかもしれない。いや、人は、というか僕は、だろう。自分の考えが平均的な人間なら誰しも当然選ぶものだ、という思い込みに、また囚われてしまった。

この二ヶ月の間に僕がしたことは、曲作りとツイキャスとnoteマガジンの更新だ。その合間にこれまで放り出していたギターの基礎練習をし、いつかのLIVEのための声出しをした。声出しについては高校生の時からずっと続けているので今更書くことでもないのだが、こうして振り返る上でなんとなく、あとで読んだ時に自分自身がこの頃の自分を思い出しやすいようにするためだ。実際十年後などにこのページを開くことが果たしてあるのかはわからないが、「たった今の自分を残す」ということに少しは自覚的になったほうが、「今ここ」を感じたり楽しめたりするのかもしれないと考える。ツイキャスは合計視聴時間が100時間を越えた後急に疲れてしまって、更新頻度をまた元の不定期へと戻すことにした。特別話すこともないのにだらだらと下手な話を聞かされる人たちに申し訳ない気がしたから、というのもある。

僕は人前で喋るのが向いていない。何故向いていないかといえば、

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