【地方重賞回顧】南関東の重賞「だけ」調子がいい

ここ何年か、中央競馬では回収率100%を大きく割り込み、ダメダメな成績が続いていた。
一方、地方や海外馬券ではたびたび万馬券を的中するなど、中央の損失をいくらか埋められていた。
「こんな状態なら、中央は遊び程度に抑えて地方を厚く買ったほうが儲かるのでは?」と安直な考えが浮かんだのが昨秋。
さっそくSPAT4に入会して、早数カ月が過ぎた。


結論から言うと、その後の地方馬券は収支トントン。
儲かってはいないが、損もしていないのだから十分だ。期待通りといってもいい。
だが想定外だった点もある。
成績がいいのは南関東ばかりで、その他の競馬場はさっぱりなのだ。


もともとは「地方でもよりレベルが低い競馬場のほうが、上位馬の層が薄いぶん力関係を読みやすそう」などとちょっと失礼なことを考えていた。
実際に地方競馬IPATでよく当てていたのは、兵庫とか金沢あたりのJRA交流でない重賞だったような記憶がある。
少頭数のレースで人気どころに絞って厚く買うのが、馬券下手な私にとって貴重な勝ちパターンだった。


一方、南関東は賞金が高い分レベルも高い。
中央の重賞級とも渡り合えるような強豪がごろごろいて、多頭数で実力ある騎手・馬が競い合う。
穴馬でも侮れない実力を持つ馬が多くて油断がならない。
はっきり言って、馬券的には苦手意識があった。


ところが、いざ本格的に地方で馬券を買うようになると、想定とはずいぶんちがった馬券生活になった。
佐賀で「コンカラーが負けるとかマジ?」とうめいたり、
高知で「スペルマロンが3着にも残らないって嘘だろ…」と絶句したり。
当てやすいと思っていたローカル競馬場で大勝負して、無残に散りまくった。


一方、苦手なはずの南関東の重賞なぜかバンバン当たる。
的中率が高いだけでなく、数百倍、数千倍の大穴まで獲れてしまった。
他場の負けを南関東だけでまとめて取り返している感すらある。

「どうせ当たらないから、あれこれ考えるよりシンプルに予想しよ」と開き直ったのが良かったのだろうか。
これまでの予想を振り返ると、我ながらあきれるくらい雑な予想ばっかりだ。

ハイセイコー記念は「距離が伸びるならノブレスノアがママママカロニを逆転できるだろ、森泰斗だし」程度の考えで3連複300倍、3連単800倍的中。

Tハイセイコー記念


クイーン賞は「左回りでこのメンバーならサルサディオーネ鉄板。相手は転厩して笹川騎乗ならダイアナブライトでいける」と馬連3連複を的中。サルサが押し切ってたら3連単も当たってたんだが笑

クイーン賞


勝島王冠は「古馬重賞で実績の豊富な馬が好成績」って傾向があったので、連勝中のコズミックフォースと組み合わせて3連単30万馬券を含む高額配当で70万円以上のプラス

勝島王冠1

勝島王冠2


全日本2歳優駿は「ほとんどの年は2、3着どちらかに地方馬が来てる」って傾向を重視。本来の予想とは別に、傾向のままいい加減な3連単フォーメーションを組んだら4万馬券的中。

全日本2歳優駿

全日本2歳優駿2


ゴールドカップは実績断然のモジアナフレイバー1着固定の3連単で勝負。ただメンバーがそろっていたので念のため3連複や2着づけ3連単も抑えていたおかげで小幅のトリガミで済んだ。

ゴールドカップ1

ゴールドカップ2


東京大賞典は5番手評価のウェスタールンドの扱いを、4番手までと差をつけすぎてトリガミ

東京大賞典



東京シンデレラマイルは「3歳はあまり馬券に絡めないし、来ても3着」って傾向から、古馬の人気どころの馬連BOXを傾斜配分して本線的中

東京シンデレラマイル


東京2歳優駿牝馬は、「人気がそれほどあてにならない」「門別からの転厩馬、次いでローレル賞組重視」の方針で馬連BOX本線的中

東京2歳優駿牝馬


報知オールスターカップは、中央OPや交流重賞での実績を重視。南関東での実績は軽視したところ、馬連40倍を2千円、3連複180倍を1500円、3連単675倍を200円買えて50万円近い払い戻しに。

報知オールスターカップ


船橋記念は断然だと思っていた1番人気がゲートいまいちだったこともあって3着止まりで玉砕。

船橋記念


ニューイヤーカップは○▲が1、2着したが、◎が4着で的中は抑えに買った3連複BOXだけ。大幅トリガミ

浦和ニューイヤーカップ


TCK女王杯はG1馬の◎とJRAで牡馬相手にOP勝ちのあった○で決まってそこそこのプラス

TCK女王杯


川崎記念は3着ヴェルテックスを軽視してハズレ。
それでも「タービランスの落馬がなければ当たってたかも」と未練は持ってる笑 人気薄の2着は買っていたし

川崎記念


金盃は「前走報知オールスターカップが好成績」「東京記念など2000m超の重賞好走馬が強い」「金盃トライアルはそれほど機能していない」などから馬連17倍、3連複35倍、3連単174倍をすべてゲット

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雲取賞は逃げ切ったシャルフジンを実績不足とみて消してしまいハズレ

雲取賞


どのレースも予想に割いた時間・労力は中央の重賞の半分にも及ばないはずだが、我ながら感心するほどの的中率&回収率だ。
こういうのもビギナーズラックと言っていいのだろうか。

とはいえトリガミが多かったりムダな買い目も目立ったり、反省材料には事欠かない。
っていうか南関東でも重賞・オープン以外に手を出すと、だいたい痛い目に遭っている。
単なる幸運で終わらせないようにしないとなあ。

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