ソナ 集団戦で考えること
LoLの集団戦は難しい。
よくよく自分の試合を振り返ってみると、自分でも、自分が何をしているのかよく分かっていない。
自分が何をしているのかよく分からないというのは、変に思われるかもしれない。
しかし、これは本当の感覚なのである。
とりあえずQ W E Rを押すだけ
こんな感覚である。
誰を狙うとか
どこに立つとか
どこに移動するとか
味方がどこにいるかとか
そんなことは考えられないのである。
とりあえずボタンを連打するだけ。
自分が何をしているのか分からない。
私はアホである。
ただ、頭の容量が少ないことを意識することで、改善できることはある。
まずは「私はアホである。」と自分に宣言してみよう。
無知の知という言葉がある。
自分が知らないという認識をして初めて、知らないことを学ぶことができる。
知らないことに気付かなければ、学ぶことすらできない。
人間というのは、何かを同時に考えるようにできていない。
複雑な操作を考えるとともに、状況に応じて適切な判断をするということは、非常に難しいのである。
マルチタスクという言葉もあるが、これは普通の人間が2つの作業を集中して同時にこなすことができるという意味ではない。
単に、訓練や才能によって、そのようなことができる人間もいるというだけの事実である。
ある人が「集中力のビー玉」を10個持っているという表現をしていた。
数少ないビー玉をどのように振り分けるかを考えるのである。
逆に考えてみよう。
いくつのことなら集中して考えることができるだろうか。
おそらく、誰でも、1つだけのことなら集中して行うことができるだろう。
1つだけ。
たった1つだけのことを集中して考える。
これなら、頭の悪い私でも、集中することができるし、実際に操作することができる。
いくつもの操作を考えて実行することができなくても、たった1つだけ、たった1つだけでも実行することができれば、そこには意味があるのである。
ソナの集団戦の役割を考えてみよう。
ソナが「Qで味方のダメージを増やす!」と考えているとしたらどうだろう。
誰もが、そんなこと考えてる暇があるなら、他のことを考えろと思うはずだ。
Qは押すだけで発動する。
オーラの範囲内の味方はAAの魔法ダメージが増えるのだが、こんなこと意識する必要はなく、味方の近くにいるだけで、オーラの範囲が届く場所にいるだけでよい。
もともと、ソナは味方の近くにいるので、わざわざ、「味方をQのオーラの範囲内に入れる!」と意気込む必要はないのである。
1つだけ重要な役割を選んでみよう。
ソナの役割を1つに絞るとしたら何か。
もちろん、Eパワーコードでスロウを与えるのも強い。
Rのスタンを使うタイミングも非常に重要である。
しかし、何より大切なのは
WパワーコードAA
である。
よくよく考えてみると、ソナは綺麗な集団戦を非常に得意としているところ、綺麗な集団戦ではお互いがぶつかりあっているわけだから、後はダメージの出し合いという場面が多いはずである。
そのような集団戦の中で、ブラッドソングを持ったソナが、WパワーコードAAを敵のファイターなどに使うと、その敵は、3秒間与えるダメージが約30%減少し、かつ、6秒間受けるダメージが5%上昇するという、絶大なデバフ効果を受けるのである。
もちろん、Q、W、Eの効果も強いのだが、ソナはボタンを押すだけでスキルを使うことができるので、これらのスキルを敢えて意識する必要はない。
一方で、ブラッドソングの効果が乗ったWパワーコードAAを敵のファイターやスカーミッシャーに使うというのは、非常に集中力を要する。
そう、集中力を要するのである。
もちろん、ゲームに慣れている人なら、簡単に操作できるかもしれない。
しかし、私は違う。
私は、意識しないと、狙った敵にAAすることすらできない。
無知の知である。
自分ができないことを意識する。
これがどれほど大切なことか。
狙った敵にWパワーコードAAをする。
これだけのために、全力で集中力を使うのである。
プラチナ帯は敵も味方も強い人ばかりだ。
何もせず集団戦で勝てるとはならない。
プラクティスで練習をして、実際の集団戦では集中して自分の役割をこなすのである。
勝利のために自分の役割は何かを考えるのも楽しいものである。