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【悲報】Windows7/8から、Windows10への無償アップグレード終了の対応
Microsoft社は、2015年7月29日に、Windows7、およびWindows8.1ライセンスを持つユーザーに対し、Windows10への無償アップグレードの提供を開始しました。その後、1年間を無償アップグレード期間として、2016年7月28日に同サービスを終了しました。
しかし、実際にはその後も無償アップグレードは可能で、Windows7搭載機では、そのライセンスNo.を入力することで、Windows8.1搭載機では、デバイス内に記憶されたライセンス情報で、認証されていました。
しかし、2023年9月20日付けで、Microsoft社から、サーバーのインストールパスが閉じられたと発表がありました。
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Windows10無償アップグレード停止による影響
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先日、知り合いの方から、Windows7機にWindows10をクリーンインストールしたけれど認証ができない、と連絡がありました。
私は入力したライセンスNo.を聞いて、自分のパソコンに入力してみました。そうすると認証できました。「認証できますよ」と返したのですが、やはり、相手のパソコンでは認証できないようでした。なぜ、私のパソコンでは認証できて相手には認証できなかったかは、後ほど説明いたします。
その後、OSのインストールされていない、ジャンクパソコンを10台仕入れてWindows10をクリーンインストールしてみると、そのうち2台が認証されない。
エディション間違いかと思い、Home、Proを入れ替えて再インストールしてみても状況は変わらずでした。
「何かおかしい」そう思い、調べてみたところ、上記の情報にたどり着きました。
中古パソコン販売への影響
現在、私も含めて中古パソコン販売を行っている方は、Windows7、もしくは8、8.1標準搭載機に、MicrosoftのサイトからダウンロードしたWindows10をインストールして、Windows7搭載機では底面のCOAシールに印字されたライセンスNo.を入力して認証、Windows8搭載機では、自動認証されていました。しかし、今回のMicrosoftの対応で、それができなくなりました。
中には、Windows10がインストールされたパソコンを安価で仕入れて販売していた方もおられるとは思いますが、このような状況では、今後、Windows10がインストールされたパソコンを安価で仕入れることは難しくなることが想定されます。
ですがOSのインストールされていないパソコンをフリマサイトやオークションサイトに出品すると、購入される率、利益率がかなり下がることが考えられます。かといって、Windows10パッケージ版を購入してインストールすると相場よりかなり高額になり、余計に購入されないことになり、価格を下げると赤字になる事態を招きかねません。
現状を踏まえると、しばらくは、Windows10/11をインストールした中古パソコンの販売は厳しい状況に陥るかと考えられます。
考えられる対応は?
今後の中古パソコン販売において、考えられる対応は、現状においてもWindows10をインストールし、認証できるデバイス。
無償アップグレード期間に一度でもアップグレードされたことのあるものであれば、再度、インストールして認証することは可能と、Microsoftも述べています。これが、先に述べています、「知り合いの方のパソコンでは認証できず、私には認証できた」ことの原因になります。
ですので、Windows10/11が、インストールされたことのあるものを仕入れれば良いと言うことになります。
しかし、仕入れの際にそれを見分けるのは至難の業と言えるでしょう。
ここまでのまとめ
Windows7/8標準搭載機のWindows10への無償アップグレードは、もう不可能
しかし、過去にアップグレードされたデバイスについては、再インストール可能。しかし、このようなデバイスを見分けるのは至難の業で現実的でない
認証できなかった場合は、正規ライセンスを使用することになるが、赤字になることが考えられる
以上のような、現状からでも、適切に仕入れができ、利益を出せる方法を模索しました。大枠の対応策、海賊版などを用いたようなブラックな方法ではなく、倫理観を保った方法について、以降でまとめています。
「自分はWindows10インストール済みのものを仕入れて販売しているので大丈夫」と言われる方。実はそこにも今回の影響による落とし穴があるかも知れません。その辺りについても、解説いたしていますので、ぜひ、ご覧いただければと思います。
以降より、実際に仕入れを行い、Windows10のインストール、認証の可否ができるものの検証を行なった経緯と結果について解説しています。
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