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#44 40代パニック障害経験者の就活(4)

前書き

前回#43でもお知らせしましたが、3ヵ月半前(2023.4.12)に書いた記事をようやくアップいたします。今後は数回ほど書き溜めたものと現在と時系列が前後する記事が続きますがご了承ください。


-------------------------   本編はここから   -------------------------

このたび就職先が決まりました!

みずから「おめでとうございます」と見出し画像にしてしまうお気楽なヤツで申し訳ありません。決して浮かれているわけではありません。
すぐにわかる見出しにしたかっただけです。
まだ入社日を迎えていないので適切な言葉では無いようにも思います。
まずは冒頭でご報告と。

今回は就活の振り返りではなく、#40以降の経過報告と採用の連絡前後の様子を記録したいと存じます。
最後までお読みいただけますと幸いです。
就職活動や仕事に関する記事は下のマガジンにまとめています。

採用が決まった企業の面接から採用連絡まで

#40の記事で書類選考を通過し、(2023年)4月6日に面接と適性検査を受けるというところまででした。適性検査については#42で記事にしましたので今回は割愛します。

4月6日(木)面接当日

私の就活3回目の面接になります。
前回の2回目でギリギリアウトな時間に面接会場に到着するという大失態をしてしまいました。今回は同じ失敗をしないように近くのコンビニで時間調整できるくらい早めに出発しました。

結局10分前に到着したのですが、どのタイミングで建物に入るのが適切なのでしょうか?私の経験値では指定時間の5分前までがベストかなと考えます。(細かく言うと6~7分前が個人的には良いと思っています)
前職で面接に来られたかたを何人も見てきましたが、20分から30分前に来社したかたが数人いました。正直対応する側は仕事の手を止めて前倒して対応することになるのであまり歓迎されないかもしれません。

面接の中身どうだった?

面接官は3名(職場がある建物で一番偉い人・総務の役職者・総務で一番社歴が長い人)でした。
欠員補充の募集ということと事前に書類選考も済んでいるので、「志望動機」や「自己PR」などの質問はなく、より具体性のある質問ばかりです。

私は前職で総務事務の職務経験があるので、具体的にどんな仕事をしていたのか伝えることが面接のほとんどの時間を占めました。
あと、前職の退職理由と空白期間(療養期間)について質問があったので、2回目までの面接の失敗のリカバリをしつつ、ご理解いただけるようにお話をして了解をいただくことができました。

空白期間(療養期間)はどう説明した?

まず前職の退職理由から聞かれて、その流れで退職後の期間をどう過ごしていたのか回答する流れです。

退職理由:婦人科系の病気があり、「その治療の経過で発生した」体調不良で仕事が続けられなくなった。

ほぼ事実です。婦人科系の病気で治療中なのは事実だけど、「治療の経過で発生した」がパニック障害(精神的な病気)を連想させないためにボヤッとさせた部分です。パニック障害は「体調不良」に言い換えただけです。

退職後については、療養期間が1年半かかったことをお伝えしました。
具体的なことは話さなくても良かったので助かりましたが、今後も半年に1回ペースで定期通院が必要であることは添えておきました。ちなみに婦人科の定期通院は半年に1回なのでこれも事実ww

療養期間を具体的に伝えることで、就活をいつから始めたか明確にさせ、総務事務経験があると言えどもブランクがあるので過度な期待をしないでほしいという部分で、もし採用になった場合に自分の首をしめないよう、ある意味「保険」をかけたということです。

ハローワークでも言われましたが、就活において「精神疾患」はまだまだ許容されない事柄です。そこをどうカバーしながら面接を進めていくかというテーマは永遠ではないでしょうか。
精神疾患は「寛解」に近い状態になることはあっても「完治」はないと個人的には思っているので、うまく付き合わなければなりません。

-------------------------2023.4.12に書いたのはここまで-------------------------

ほぼ採用っていうこと?

ここからは、面接から間もなく4か月経とうとしているのでかなり記憶が薄れていますが、思い出しながら書いていきたいと思います。

面接の前半に会社の概要と(改めて)募集要項、具体的な業務内容の説明を受けました。その後、上に書いたような質問などに答えながら、最後に採用になった場合のスケジュールについて確認がありました。

①入社日はいつがいいですか?
②入社前に入社書類の受取と制服のフィッティングをするので希望日を教えてください
③給与の話(時給は○○円程度の予定と具体的に言われました)

・・・えぇっとぉ、採用ってことでしょうか?

すべて「本日の面接と適性検査の結果をみてからになりますが」という前置きはするものの、本当に採用するか怪しいのならそんな話はしないでしょうから、よほどポンコツじゃなければ採用する予定だったのかなと今となっては感じます。

①の入社日に関しては、心の準備をしたかったので、5月1日にしてもらいました。国保と国民年金から社保への切替えも月の初日のほうが面倒でないということも理由のひとつです。
②入社前に会社に行く日と③時給については貴社の予定で決めてくださいとお伝えしました。

翌日は職業訓練の選考

面接と適性検査が終わって、合否の連絡は4月10日(月)にさせて頂きますというお話があり帰宅しました。

面接は総務経験者としての評価はしていただけたと感じたので、心配事は空白期間をどう判断するかという部分と、手ごたえを全く感じなかった適性検査の出来です。ポンコツ認定されなければいいのですが。

のんびりしていられません。
翌日4月7日(金)は職業訓練の選考日です。
企業採用が全滅なら職業訓練に頼るしかありません。とても大事な選考です。職業訓練の選考に関しては思うところがあるので、別記事にしたいと思います。ちなみに合否通知は4月11日(火)に郵送されます。

4月9日(日)家族旅行に出発

なんの話?って思いますよね。
見出しのとおりなんですが、就活中にもかかわらず家族旅行です。
就活の予定も考えていない、2023年年明けには決まっていた予定なので、こればかりは仕方ありません。
合否の心配はありますが、ひと通りの面接が終わったのと次の活動が始まれば旅行もお預けになるので、気分転換も兼ねたいいタイミングです。

4月10日(月)合否の電話

家族旅行2日目、散策に出かける準備を始めた10時32分(着信履歴残っていたw)、スマートフォンの電話が鳴ります。
合否の連絡です。無事に採用となりました。
入社日も5月1日付けで了解をいただき、入社書類と制服のフィッティングの日程を伺って電話終了。

家族には出かけるのを少し待ってもらって、各所へ報告の電話です。

まずはハローワークへ報告。
採用になったことを伝え、面接と適性検査の様子について報告、翌日の職業訓練の選考の報告もしました。

次に職業訓練校へ断りの電話。
こういうパターンはよくあるのかあっさりしたものでした。
もし職業訓練の合否が先に出ていたら私は合格していたのだろうか。

実は応募が少なかったのよねぇ

ここからはハローワークでの裏話。

事務職は応募が殺到する職種

事務職は人気職種です。ハローワークでは求職者向けに職種別の有効求人倍率を案内していました。私が就活を始めた2023年3月時点でもその倍率は低く、必ず採用予定数以上の応募があり選考が発生し、就職がしにくい職種ということです。

個人的な印象ですが、経験が少なくても応募しやすく、有資格が絶対条件にならないこともあり比較的若い年齢の応募が多くなります。
事務職の求人票が出ればあっという間に応募が殺到し、企業からハローワークに応募打ち止めの連絡が入ることもあります。私も就活中に候補に挙げたいと考えていた企業でこのパターンがありました。
就活を始める時から覚悟はしていましたが、40代となれば、優位な条件がない限りはかなり難しい職種なのです。

なぜ私が応募できたのか?

今回採用になった企業は求人票の最終更新から10日が経過しようとしていました。
応募条件で「実務経験2年以上」という事はあったものの、簿記や社会保険労務士などの有資格でなくても良かったので、新卒から初めての転職で経験が少ないもしくは事務職の経験がないといった理由でなければ、応募対象になる人は少なくなかったはずです。

ハローワークの担当者から採用が決まった後に聞いたのですが
実は応募が少なかったのよねぇ・・・
って。なんで言ってくれなかったんですかー!って思わず突っ込みましたが、私としては結果的にラッキーでした。

個人的な分析

なぜ応募が少なかったのか、ハローワークの担当者さんとの話も踏まえて自分なりに分析してみました。

①時給相場より安かったことを私が認識していなかった
これは現在の就業先への不満ではありませんww
私は空白の期間が就職に不利であることをとにかく心配していたので、給与面の条件としては、前職の給与を時給換算した金額と同等であれば御の字だと考えていました。
ところが、最近の相場は求人票にあった時給よりも金額が高いそうで、「給料が安い」と敬遠されていたのではないかと考えられます。
私のリサーチ不足と給与へのこだわりがなかったことが良いほうに転んだのでしょう。

②年間休日105日
年間休日が105日の場合、年末年始と夏季休暇があれば、他の休日は完全に休みになるのは日曜日・隔週で土曜日が休み・祝日の休みが少ないパターンではないでしょうか。土日祝日休みで年末年始と夏季休暇があれば年間休日125日程度と思われます。
ライフワークバランスが声高に叫ばれる今、年間休日105日は少なく感じるかもしれませんね。
正直わたしも少ないなって思っています。応募にあたってここは妥協しました。

③書類選考の壁
書類選考ってハードルが高く感じませんか?
パート採用なら履歴書だけで良くない???

職務経歴書は履歴書では伝えきれない経歴をアピールできる書類ですし、事務職なら雇用形態にかかわらず職務経歴書は必須としているところは多いと思います。
私もそうですが実務経験があってもこれと言ってアピールできるところもなく、資格をもっているわけでもない場合、職務経歴書が貧相なものになり、かえって印象が悪くならないかという不安要素があることも事実です。

実際書類選考があった企業向けに作成したものをハローワークの担当者に事前に確認をしてもらいましたが、「こんなところをアピールするんですか?」という事柄がいくつもありました。

心の声)こんな内容の経歴書なら出したくないわ

これは私のリアルな声ですww
例えば、同じ仕事を繰り返し行うことが苦にならない・電話応対が上手と褒められた・お茶出しが得意・字がきれいなど、どちらかというと、できて当たり前・そんな事柄でアピールしたくないと感じたものが多くありました。

こういうのが壁になるのかなって思った瞬間でした。
少なくとも私はアピールできるところが少なくて壁に感じていました。

今後の投稿予定

今後の就活関連の記事は、「就活まとめ」「職業訓練のはなし」就職後の話として「社会復帰はつらいよ」「試用期間を終えて」といったところをお伝えできればと思います。
では、今回はここまで!!!

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