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#38 40代パニック障害経験者の就活(1)

2023年3月1日
ハローワークに行って求職登録をしてきました。
パニック障害で退職してから1年半。療養のため延長していた失業手当受給期間も延長解除をして受給申請も併せてしてきました。

失業手当受給期間の延長解除をするということは
週20時間以上の労働が可能な状態である
ということを意味します。

正直なところできるかどうか分かりません。
ただ1年前と違うのは、働きに出てもいいかなという前向きな気持ちと体調に不調がない事くらいです。

わたしはリスタートに向けて動きだしました。


なぜ1年半かかったのか

約1年前、半年の療養を経て就職活動に動き出そうとしていた時期がありました。ところがタイミング悪く心身が不調の周期に入ってしまい断念した経緯があります。

療養中に受給していた傷病手当金。支給期間の上限は18ヵ月(1年半)ですが、結局期限上限まで受給することになってしまいました。

これは主治医の勧めでもありました。
1年前に就活を断念したときも2021年の年末頃から相談をしていたのですが、反対はしなかったけど賛成もしませんでした。
かなり良い言いかたをしますが、「しっかり休める環境があるのなら最大限生かしてリスタートに備えよう」と考えていたようです。
これにはブランクの期間が長くなるリスクもあります。
ましてや私は40代。転職活動は容易ではありません。それは最大の懸念事項でした。

精神疾患は環境に左右されます。
自宅にいると症状が落ち着いた状態なので「快方に向かっている」と勘違いしがちです。(個人差はありますがあくまでも私の場合です)
外出といっても定期通院と近所へ日用品の買い物に出る程度。
気分転換の旅行も他人や時間に拘束されず、自分の考えで動けるのでストレスが少ないので割と人が多い場所でも知らない人との会話もそこまで苦ではないんです。まぁ勘違いしますよね。

実際は見た目ほどよくなっていません。
これが現実でした。

ハローワークにて

書類関係はほぼ滞りなく終えることができました。
しいて言えば、前職で雇用保険被保険者番号を新たに発行されてしまったことによって、わたしの意思でもないのに番号の統合手続きの書類を書かなければならない手間が発生したこと。
会社の都合で全く別の番号を発行されてしまうというのは実に残念。
自分の知らないところでそれが行われる恐怖。

次に就職に向けてどういった活動をしていくかアンケートに答え、個人情報・経歴・条件を登録してデータベース的なものを作成する工程。

ここでわたしはやらかします。

担当者と対面で書類を作成するかPCのフォームに自分で入力するか選択することになったのですが、

①対面だと職員を拘束する上に少ない窓口をひとつ占拠することが迷惑になると感じた
②いまどきペーパーレスでしょと思った

という理由でPC入力を選択したのですが、入力に時間がかかっていたようで、職員に「追加入力できますので・・・」と早く終えるようやんわり促されてしまったのです。これなら対面のほうが早かったし、何の気づかいをしていたんだろうと自己嫌悪。

最後は求職相談。
今回は相談から就職まで担当者が変わらずに対応してもらう制度を希望しました。毎回担当が変わってパニック障害の事や前職での話をすることが心的負担になるからです。
専任の職員が対応してくれ、ここでも1時間以上かかってしまいました。

どんなふうに就職活動を進めていけばよいのか全くビジョンがない私と、ある程度の方向性をデータ登録しないと職業紹介ができないハローワーク側の落としどころが見つからなかったため時間がかかったのです。

・就職先を探す(一般求職・専任担当制の利用可)
・就職先を探す(病気に配慮することを重視・専門の担当になるが専任ではない)
・職業訓練を受ける(就活と並行できるが専任担当制が使えない)

おおまかにこの3つに絞られたがすぐに結論が出せずに保留にしました。
希望する職種と雇用形態(正社員・パート等)の登録をしないと今日の求職相談が終了できないとのことだったので、とりあえず「一般事務職・パート」で登録してもらって終了しました。

極度な緊張でアドレナリンが出すぎた

長い半日が終わり、その足で定期通院のため主治医のところに向かいました。今日から就活を始めたことを報告し率直な感想を話しました。

すべてがぼんやりしていてどう就活を進めていいのか不安なこと。
久しぶりに知らない人とじっくり話すのに極度な緊張をして胸が苦しくつらかったこと。

主治医からは「少しずつ慣らしていこう」と言ってもらえたけどそれでホッとできるはずもなく、診察が終わってからも興奮状態が続いて胸騒ぎのようなものが収まりませんでした。ハローワークに行ってから半日続いたこの状態。かなりしんどかったです。しばらく車で休んでから帰宅しました。

なう(現況報告2023.3.15)

上の記事はハローワークに言った翌日に作成したのですが、そこから半月が経ち、目まぐるしく事が動いていました。

3月3日(金)
手続き当日に預かった書類(医師の証明)を届けに行ったついでに、就職相談もしたところ、有期雇用のパート事務職を2つ紹介してもらって帰宅して検討。
3月7日(火)
検討の結果条件も社会復帰のはじめとして比較的良い条件だったので、ダメ元でとりあえず応募してみることにした。
3月8日(水)
両社とも4月1日採用で選考を急いでいるということで、直接履歴書を届けに行く。そのうち1社で翌日9日に面接を行いたいということで了承。
その足でハローワークに状況説明に出向き面接対策(一夜漬け状態w)
3月9日(木)
1社で面接。翌日に合否の連絡があるとのこと。なんとも手ごたえを感じない20分間。たぶん不採用だろう。
もう1社から面接日の調整の電話があり16日に決定。
3月10日(金)
面接をしたところから不採用の連絡。
あぁ・・・そうですか、っていう感じ。「ノー」ダメージではないけど「ロー」ダメージで済んだ。

こんな感じで怒涛の一週間を過ごし土日は廃人になっていました。
これまでとは真逆の生活に戸惑いつつもこれが社会復帰の第一歩なのだと洗礼を受けたところであります。

さて明日はもう1社の面接です。
今日美容院に行って髪型も就活仕様にしてきました←いま???w
この1年半、髪をピンクにしたりメッシュ入れたりやりたい放題で、昨日まで明るめの茶髪の名残があったので、黒に近いダークブラウンの自分が別人みたいですw

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