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デストイレ1&2を観ても、うまく消化できなかった人へ。
先日デストイレ1・2を視聴しました。
本記事では作品内に出てきたそれぞれに意味付けをしていこうと思います。
一一一一一一一一一一一
○テレビのニュース📺
・冒頭でベトナム戦争のTVニュースが流れているのは、それが当時アメリカ国内で反戦運動が起こった大きな要因になったためだと思われます。
ベトナム戦争はアメリカ国民の戦争の考え方に大きな影響を与えました。敗戦したという結果だけでなく、民間人の虐殺だったり枯葉剤の使用といったやり方を目の当たりにし、批判的な考えを多くの人が持つことになりました。
*本記事では断片的な内容しか扱っていない為、ベトナム戦争に対する説明が不十分となっています🙇♂️
○デストイレは何をあらわすか?🚽
・主人公はベトナム帰還兵で日常生活に戻っても、節々で戦争の記憶がフラッシュバックするPTSD状態になっています。
そこに出現したのがデストイレです。とすると、主人公の心の葛藤をあらわしていると考えるのが妥当ではないでしょうか。
つまりデストイレは彼の内面世界と繋がっており、外側では自分の行為の正当化をしようと抑えてつけており、内側では己のしてしまった事に対しての罪の意識であると思われます。その裏付けとして、トイレの水面の2面性がそのメタファーになっているのではないでしょうか。
2のラストシーンで主人公がトイレの中から出てくるシーンがありますが、あれは主人公が自分の非を認めたことを表したシーンだと考えられます。
○トイレの汚れ
・悪魔祓い=トイレ掃除といえます。
トイレに憑いている悪魔というのは、ベルフェゴールです。七つの大罪のひとつで「怠惰、色欲」を司ると言われています。ベルフェゴールは人々に日々の善行を行うことを怠けさせ、信仰心をなくさせようとします。
トイレの清潔=日々の積み重ねです。なので劇中に出てくるトイレが汚いのはその悪魔が取り憑いているためです。
・日本にもトイレにまつわる説話があります。
「トイレには、それはそれは綺麗な女神さまがいるんやで。」これはその話の一節です。
ベルフェゴールは堕天使であり、美しい姿をしていると言われていることから、この一節にでてくる女神さまというのはベルフェゴールのことを指していると思われます。
○マーカス神父ループ説
1と2は繋がってるというよりは、パラレルワールドのように感じました。2の、マーカス神父の「君と一緒ならきっとアイツを倒せる」というセリフに渚カヲルを感じました。ただそれだけです()
以上がざっとした考察になります。
皆さまのモヤモヤの解消をする助けに少しでもなれば幸いですm(_ _)m