エヴァンゲリオンって、なにがそんなに面白いの?って聞かれた時に役立つ記事。 (ver.2.0)
やあ。エヴァ好きの諸君
↑上記タイトルの様な経験はないだろうか?
私は大いにある。
エヴァの良さを布教しようと試みるも、どうも上手く伝えることが出来ずに頓挫してしまうことがよくある。
それは何故なのか?おそらくだが、
・キャラの特徴や作画の綺麗さなど、どの作品でも言えるような良さで伝えてしまっている。
・よくネットに書かれているようなことばかりで、自分の言葉、解釈で語っていない。
といった、二点の原因があると思われる。
ということで本記事では、
「エヴァが伝えたいこと」を私なりの解釈で語っていきたいと思います。👓
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○エヴァンゲリオンとはどういった話なのか?
よくあるのが
・時は西暦2015年。セカンドインパクトによって人口の約半数が失われた世界。主人公は14歳の少年、碇シンジ。シンジはある日突然父であるゲンドウに呼び出され……、みたいな説明である。
アダムスだの、実相寺アングルだのもひとまず置いておこう。
エヴァの大まかな内容としては、
・「悩める青年期のアパシー少年が、社会に参画していくまでの話」だと言えると思う。
作中では、使徒を殲滅することでシンジはエヴァの搭乗者としての役目を果たすことになる。
それにより、周囲からの期待に応えることで自らが必要とされていることを認知する。
またNERVや学校で仲間や友人ができることで自分の居場所があることを知り、物語が進んでいくにつれシンジは生きることに前向きになっていく。
(旧劇で射精シーンがあるが、あれは生きることへの意志つまりリビドーが高まっていることを意味しているのではないだろうか。)
・私が好きなシーンは、アニメ版最終話とシンエヴァにもあった、アニメに段々と色がなくなりシンジの姿も曖昧になり、ついには線だけになっていく場面である。
あれは「エヴァはアニメという虚構である」ということを強調している。またアニメは現実逃避をする手段としての側面も持ち合わせていると言える。
そして、エヴァ(虚構)を通して現実を生きていく為の力にして欲しい。という庵野監督からの熱いメッセージであると私は受け取った。
単なるヲタク批判なんかじゃない。現実逃避としてのアニメを現実を生きる為の術にしてやろうというのだ。最高にロックである。
○初号機とはなにか?
・よく語られている話になってしまうのだが、
初号機=母胎で、シンジ=胎児
LCL=羊水、アンビリカブルケーブル=へその緒
エントリープラグ=男根
これらはメタファーの関係になっている。
この事を頭に入れて、エヴァのストーリー追ってみてみると面白い。
例えば、
サードインパクト(シンエヴァだとアナザーインパクト)で綾波が巨大化する理由もこの理屈で説明できる。
サードインパクトというのはシンジが産道を通って社会に出ていくまでの過程のことなのだ。
綾波レイは碇ユイを模しているから、巨大化した綾波=赤ちゃんから見た母親の姿。であると言えると思う。(←この解釈については賛否があると思われる)
その他については、別の記事にまとめようと思う。
ぜひ読んで頂けたら幸いである。
おわりに
またイマイチまとまりのない文章になってしまった。エヴァのことになると色んなことが書きたくなってしまう。よくエディプスコンプレックスがどうのとか語られるがアレは表層しか捉えられていない典型である。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
この記事がみなさまのエヴァの解釈の一助となれば幸いです。
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