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【レース回顧】1/19(日)中山9R・10R・11R/中京10R・11R
おかか昆布のレース回顧について
今年から事前に予想を出したものについては、レース回顧をやっていくことにしました。
レース回顧の内容としては、まずは自分なりのレース全体を見直したうえでの、ペース、展開、馬場傾向を中心に自分の見立てとどうだったかを振り返ります。
次に、「厳選!3頭推奨馬」について1頭ずつ評価・コメントをしていきます。
最後に、「次走以降もチェックしたい馬」ということで、不利な条件でも好走できた馬、結果を度外視できる馬など、独自の視点で引き続きチェックしたい馬をピックアップします。ここでピックアップした馬については、次走出走時のレースを予想することとします。
回顧するレースの予想(再掲)
中山9R・10R、中京10Rの予想はこちら。
日経新春杯、京成杯の予想はこちら。
レース回顧
中山9R 若潮S(4上3勝・芝1600m)
「厳選!3頭推奨馬」の人気と着順
①タシット(1枠1番・横山和生騎手):2人気・1着
②ラズベリームース(3枠3番・津村明秀騎手):3人気・6着
③ポルカリズム(8枠12番・三浦皇成騎手):6人気・4着
【レースについて】
最初の600mタイム:35.5
ペース:ミドル
レース展開:フラット
トラックバイアス:真ん中~外目
先行馬が少ないことから先行できそうな馬(タシット、ラズベリームース)を選定したが、実際にはセンタースリールがハナを主張し、途中でアレンジャーが競りかける展開に。タシット、ラズベリームースはいずれも中団くらいにつけたため思った隊列とはなりませんでした。
しかし、タシットについては道中行きたがるしぐさを見せるも、前を行った2頭のおかげで好位を楽に追走でき、直線は伸びる外へ出して余裕の勝利。
2~6着はタイム差なしということですが、真ん中から外側が伸びる馬場になっており、内に行くほど着順が下がる(走った位置が僅差の着差につながった)直線のトラックバイアスがもろに出た面白いレースでした。
なお、トラックバイアスの見立てとしては、土曜のレースを見て内前有利かと思っていたのですが、まったく様相が変わっていたので、その辺りも予想としては泣かされました。
【推奨馬について】
①タシット(1枠1番・横山和生騎手):2人気・1着
⇒道中行きたがるところを見せるも、前目で競馬をした上での上がり最速での2着に3馬身以上の差をつけたのは強い競馬だったと思います。脚質の自在性も感じました。器用な馬なのだと思います。
②ラズベリームース(3枠3番・津村明秀騎手):3人気・6着
⇒走った位置に泣かされたと思います。もう少し前目につけるかなと思っていましたが、フロムダスクにふたをされているようにも見えて、思った位置を走れなかったのではないでしょうか。入線後の伸び脚を見ても、実力を発揮したとは思えません。
③ポルカリズム(8枠12番・三浦皇成騎手):6人気・4着
⇒差し馬から1頭選ぶならということで選定しました。思った通りの位置を走っての4着ですが、ワンパンチ足りない印象でした。
【次走以降もチェックしたい馬】
・タシット
⇒次走以降人気するとは思いますが、自在性を高く評価しています。とにかく中山との相性が良いので、同条件であれば押さえたいと思います。
・ラズベリームース
⇒今回は走った位置での結果だと思うので、実力としては十分に馬券内、入線後の伸び脚からも次走以降も期待したいです。
・ワンダイレクト
⇒道中かかりっぱなしかつ伸びない内目を走っていましたが、それでも2着とタイム差なしの5着であれば、折り合いや展開さえあれば力はあると思います。
中山10R ジャニュアリーS(4上OP・ダ1200m)
「厳選!3頭推奨馬」の人気と着順
①メタマックス(5枠9番・菅原明良騎手):4人気・7着
②ケイアイアニラ(6枠11番・Rキング騎手):2人気・8着
③ジュンウィンダム(8枠15番・三浦皇成騎手):7人気・5着
【レースについて】
最初の600mタイム:33.3
ペース:ハイ
レース展開:先行有利
トラックバイアス:フラット
先行馬が少数ということで、先行有利の見立てでケイアイアニラを中心に予想を組み立てていきましたが、レースはハナを主張する馬がいないというか、内でサーマルウインドがしごきまくっていましたが行き脚がつかず、見合っているうちにケイアイアニラがやむなくハナに立ち、それまでにいわゆる先行激化になって最初の600mが33.3、しかしハイペースでの先行有利の展開ということで、個人的にはよくわからないレースでした。
14番人気のジャスパーゴールドの好走も、ケイアイアニラの外を終始しごいての追走で、直線押し切りということで騎手コメントのとおり、調子が良かったというしかない気がします。
【推奨馬について】
①メタマックス(5枠9番・菅原明良騎手):4人気・7着
⇒スタートは決まったものの、その後位置を下げて後方での追走。特に見せ場なく入線。海外帰りの影響もあったか。
②ケイアイアニラ(6枠11番・Rキング騎手):2人気・8着
⇒先行馬少数ということでイチ押しのつもりでしたが、今回のような展開(ハナに立つ)は不向きなのだと思います。発汗も見られたので、調子もそれほど良くなかったのかもしれません。
③ジュンウィンダム(8枠15番・三浦皇成騎手):7人気・5着
⇒可もなく不可もなくの競馬。スターターンには差され、ロードアウォードには追いつけないということで、単に力不足と思われます。
【次走以降もチェックしたい馬】
今回のレースでは該当なし
中山11R G3京成杯(3歳OP・芝2000m)
「厳選!3頭推奨馬」の人気と着順
①タイセイリコルド(1枠1番・石橋脩騎手):6人気・13着
②ガルダイア(4枠5番・杉原誠人騎手):4人気・14着
③ゲルチュタール(5枠8番・三浦皇成騎手):3人気・10着
【レースについて】
最初の1000mタイム:58.3
ペース:ミドル
レース展開:前総崩れ
トラックバイアス:フラット
見立てとしては、前走で先行した馬が少ないことから前は速くならず、馬場状態も内前有利と思っていた(9Rの時点で見立て違い)ところ、すべて逆となりました。そして、まさかの推奨馬タイセイリコルドとガルダイアが4角までずーっと競り合うことになろうとは…。こればっかりはどうにもなりませんね。騎手コメントでどちらの騎手も反省の弁を述べていたので、その通り反省していただきたいです。展開としては前総崩れということで、馬券内に入った馬は展開が向いたとも言えますが、勝ち時計が1:59.9ということで、過去10年振り返っても2分を切ったレースはないので、勝ち馬の能力は非常に高いものなんだと思います。
【推奨馬について】
①タイセイリコルド(1枠1番・石橋脩騎手):6人気・13着
②ガルダイア(4枠5番・杉原誠人騎手):4人気・14着
⇒この2頭ついては特に評価はありません。度外視というよりは、複数レースを経験してもらいたいです。
③ゲルチュタール(5枠8番・三浦皇成騎手):3人気・10着
⇒騎手コメントではスタートが出ていい位置が取れたがペースが速くなったとありますが、個人的には新馬戦から2戦続けて馬体重が2桁増というのが、成長分ではなく太かったという気がしています。パドックや道中の行きっぷりが重い感じがしました。前走レコードで走れる馬が今回のペースうんぬんはないと思います。
【次走以降もチェックしたい馬】
・キングノジョー
⇒前総崩れの展開の中、先行して4角先頭での勝ち馬と0.2秒差の4着は負けて強しだと思います。気性面がもっと成長すればといったところでしょうか。
中京10R 豊川特別(4上2勝・ダ1200m)
「厳選!3頭推奨馬」の人気と着順
①ドゥータップ(1枠2番・松山弘平騎手):1人気・1着
②エブリモーメント(3枠5番・岩田康誠騎手):5人気・6着
③ビップシュプリーム(5枠9番・鮫島克駿騎手):7人気・8着
【レースについて】
最初の600mタイム:35.1
ペース:ミドル
レース展開:先行有利
トラックバイアス:内目
レースは1着のドゥータップが好スタートを決めて、そのまま最内をロスなく立ち回って逃げ切りました。いわゆる楽逃げという形となり、ドゥータップについて行ったストームバンガードが3着に残る先行有利の展開、個人的にはよく見る先行有利で1頭差し馬が突っ込んでくる(正確には2頭)レースでした。
【推奨馬について】
①ドゥータップ(1枠2番・松山弘平騎手):1人気・1着
⇒スタートが決まって枠も生かしての文句なしの競馬をしてくれました。2着を寄せ付けない競馬で強かったです。
②エブリモーメント(3枠5番・岩田康誠騎手):5人気・6着
⇒岩田騎手に期待した通り、直線は最内を突いて上がり2番手で伸びてくれましたが、展開が向かず届きませんでした。入線後の伸び脚を見ると、もっと距離があったほうがいいかもしれません。
③ビップシュプリーム(5枠9番・鮫島克駿騎手):7人気・8着
⇒可もなく不可もなくの競馬で、特に見せ場なくの入線でした。
【次走以降もチェックしたい馬】
今回のレースでは該当なし
中京11R G2日経新春杯(4上OP・芝2200m・ハンデ)
「厳選!3頭推奨馬」の人気と着順
①キングズパレス(5枠10番・Mデムーロ騎手):8人気・6着
②ヴェローチェエラ(7枠13番・川田将雅騎手):1人気・4着
③ショウナンラプンタ(7枠14番・鮫島克駿騎手):3人気・2着
【レースについて】
最初の1000mタイム:57.7
ペース:ハイ
レース展開:差し有利
トラックバイアス:フラット
レースは、メイショウタバルが大逃げを打ち(結果的には逃げを打ったというよりは押さえが効かなかった)、ハイペースの差し有利の展開ということで、展開の見立ては予想通りでした。しかし、トラックバイアスが外伸び想定が意外と内も硬かったようで、勝ったロードデルレイ、3着のマイネルエンペラーはいずれも道中・直線ともに内目を走ったもので、この点、外差しに重きを置いたことから想定と外れてしまいました。
【推奨馬について】
①キングズパレス(5枠10番・Mデムーロ騎手):8人気・6着
⇒予想記事にて推奨した後に、デムーロ騎手が前走の最後方競馬の反省から継続騎乗を志願したという情報をみて「これはきた」と思ったのですが、ふたを開けてみれば今回も最後方からになって、ゲート開いた直後に馬券はあきらめました。デムーロ騎手の責任なのか、馬の行き脚が付きにくくなっているのか、どちらなのでしょうかね。
②ヴェローチェエラ(7枠13番・川田将雅騎手):1人気・4着
⇒思ったような競馬はしてくれましたが、いつもの末脚爆発とはいかず3着馬を差し損ねました。走った位置と古馬重賞初挑戦ということで跳ね返されたということかと思います。決して弱くはないと思います。
③ショウナンラプンタ(7枠14番・鮫島克駿騎手):3人気・2着
⇒結果的には上がり最速の2着ということで、十分に力を見せたとは思いますが、個人的にはもっと前目で競馬するかと思っていました。(ちょっと後ろ過ぎた感)ただ、内目を走った馬が台頭する中で、1頭外から差してきたところは評価ができます。
【次走以降もチェックしたい馬】
・ヴェローチェエラ
⇒古馬重賞初挑戦にしては馬場状態含めて善戦したと思います。G3やOPレベルであれば問題ないと思いますので、チェックしていきたいです。
・ショウナンラプンタ
⇒次走以降人気はすると思いますが、自在な脚質と長距離に対応できる点はは魅力です。
まとめ
19日は予想したレースでの的中はありませんでした。
重賞については、あまり騎手批判はしたくないのですが、どちらの重賞もスタートして道中で的中を諦めざるを得ないような展開となり、特に京成杯は騎手の腕といいますか判断能力的な意味で、成績の目立たない騎手は買うべきではないと思ってしまいました。(もちろん馬の見極めにも課題はありますが)
馬8割・騎手2割とよく言われますが、馬が良くても騎手が壊してしまうことがあるということを改めて痛感しました。