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5大総合商社への転職 完全マニュアル

こんにちは。
以前のnoteで中途で戦略コンサルへの転職を行っていたことを記載しましたが、並行して商社の転職活動も行っていました。

このnoteでは、「中途で5大商社へ入社するには」をテーマに、実際に商社から内定をいただいた私が選考ステップごとに商社転職へのTipsをお伝えします。
商社転職の際にやって良かったことや、各社がHP上に書けない応募要件に関するぶっちゃけ話などについて、記していきます。

自身の商社志望動機の構成をお伝えする他、後半には自身が実際に商社面接で聞かれた質問や面接のときに気を付けることについても記載してますので、
商社転職を少しでも検討している方にぜひ読んでいただきたいです。

それではまいりましょう。


転職エージェント

私の商社転職が成功した理由の1つに、間違いなく、「良いエージェントに恵まれたこと」が挙げられると思います。
私は、KCGキャリア(https://www.kcgcareer.com/)という転職エージェントを使いました。
(もちろん、商社と戦コンで依頼するエージェントは使い分けしました)

KCGキャリアの良い点としては、
①5大商社OBが担当してくれる(商社の内情や商社マンの考え方、求められる人材像を理解している方に担当してもらえる)
②既に中途転職者を5大商社へ送りだした実績が何件もあり、安心して任せられる

というところです。
①に関して、KCGキャリアのアドバイザーに何名かお話しする機会がありましたが、「商社で定年近くまで勤めていた方が、定年後に趣味として転職エージェントしています」という印象を受けました。
そのため、転職エージェントを本業にしている方と比べてガツガツ感が少なく、私の意向を尊重してくれることが多かったです。

(戦コン転職の際に依頼したエージェントは、この企業も併せて受けろ!とか、面接終了後にすぐ電話してくるなど口出しが多く、とにかくたくさん企業を受けさせてきて何とか転職させてフィーをもらおう、という気概を感じました。接していて疲れました・・
一方でKCGキャリアの方は無理やり受けさせようということはなく、どちらかというと、「このポジションにはあなたの経歴はフィットしないから今は応募しない方が良い。次のクールで良い案件があればそれに応募した方が可能性が上がります」などアドバイスしていただいたこともありました)

商社のトレンドや商社の歴史なども教えていただき(お恥ずかしなら、今回商社転職をするまで、伊藤忠と丸紅の起源が同じ人物ということも知りませんでした・・)、大変お世話になりました。

②少なくとも三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅の各社へ転職者を送り出した実績があり、選考ステップや各選考で何を見られているのか、というのを熟知されています。
私も某商社の最終面接日時をエージェント経由で連絡されたとき、前職の仕事の繁忙期だったため1週間後に再調整してくれないか相談しようとしました。
その際にエージェントの方から、「最終面接では役員が来ます。役員の日程調整した後に応募者に日時を案内しているので、よっぽどのことがない限り打診された日時で参加することをお勧めします」と言われました。(エージェントのアドバイスを聞き、実際に最終面接は商社から指定された日時に受けました)
そういう情報を持っているエージェントって貴重だと思います。

商社選考において抑えるべきポイントを知ってたり、商社マンと同じ常識感を持っている方にサポートしていただいたことは、他業界にいた自分にとって、大変心強いものでした。
(私自身はKCGキャリアで良かったと思っていますが、相性もございますため、読者の皆様におかれましては、エージェントの使用有無/どこのエージェントを使うかについては、自己判断をお願いいたします。)

ES

内定後に某商社人事の方から聞いた話ですが、商社では、選考プロセスの中でESで落ちる方の割合が一番多いみたいです。
そのため、まずESを突破することが第1の関門になります。

ここからは自分の肌感や周りの商社転職を成功させた方を踏まえた肌感ですが、ESを突破するための外形標準として、各商社のHPに記載されている<必須応募条件>とは別に以下が求められます。

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