あるこーる入院日記　その27

2023年2月8日(水)

9時24分私からおはようライン。
夫から、入院費用の精算お願いの写真が送られる。
1月85,660円
2月82,000円前後
あれれ一1か月しか入院してない気分だったのに。
2月は10日間しか入院しないのに高い気もする。
どんな期間で月額を計算してるのか、明細見せてもらわないとわからない。
おそらくこれにも保険料の支払いが1日5000円出るはずなので恐れることなく支払おうと思う。
出てくれ。

現金で払わなきゃいけないっていうのが結構ダメージ。
クレカ払いが多いので、現金が消えていくのリアルに見るの怖い。

明日までにお金おろしに行かなきゃね。

8時半に起きて、軽い掃除、猫の世話をしていると
あっという間に外出の時間。
11時に病院の院内例会。
実家から送られてきたデコポンと、昨日ケーキ屋さんで買ったサンキューメッセージ入りのクッキーを最後の差し入れに持って行く。

院内例会は大盛況、席が足りなくなる位人が多かった。
いつもはサクサク進む会だがベテランの家族さんが色々と話を展開するので、長い会になった。これくらい、自分のことを堂々としゃべれないとベテランではないな。
前回初出席の女性の方も連続で出席。
お話しを聴くと飲酒量は多くない、でも依存症でこの病院に通院しているのだから、何かしらの問題があるのだろう。

今日の感想。取り返しのつかないと言ってはいけないけど、相当な依存症の方は回復していようが現在進行形だろうが、あっけらかんとしている。
本当にそう思う。
ご家族の方が語る救急車呼んだエピソードは、指が詰まったり、肋骨が折れたり、腕を切るか機械を壊すか、消防隊員に選択を迫られたりナドナドの恐怖エピソードばかり。
でも本人は平気な顔をしている。そんな顔をするしかないのかもしれないけど。家族の立場の私は微妙な気持ちになるのだった。

午後はどうしても気になっていた畑の籾殻たちをなんとかブルーシートで覆う。
畑に漉き込み用に10月位に買ったきり、手をつけずに放置しているのでお隣の庭や隣の神社に籾殻が相当飛んでいるのだ。
2枚のブルーシートで必死に覆うが、結局この土地は強風地帯なのでまた剥がれるんだと思う。
ブルーシートが下に近所の猫が潜り込んで大笑い。
この子は、私を楽しませるためにわざと変なことやってるんじゃないのかな。
可愛いなぁ。

15時ごろ役場に電話。
夫が助成金に必要な資料を全く作成していないので書き方のポイントだけでも、抑えようと担当者につないでもらう。
そしたら14日の打ち合わせで具体的に修正ポイントを教えてもらえることになった。
夫のストレス少しは下がるかな。
打ち合わせには私も出席することにした。
これはイネーブリングじゃなくて、自分の仕事をやってることとする。
私が家の個人事業の経理担当なんだから、補助金をもらうための申請書作りはやって問題なしとする。

夫に電話でその旨を伝えて、2人で明るい気分になる。
退院した足でラーメンを食べに行こうと盛り上がる。
夫は脂っこいものを1ヵ月食べていないから、ラーメン食べれるかなぁと心配していた。あっさりスープのラーメン屋さんがあるので、そこにしよう。

退院を受け入れたら、いろいろ気持ちが軽くなって自分の精神状態はとても良い感じ。

やっぱり夫からのLINEの件数は減ったなぁ。
もうすぐ退院だから、病院の人と喋る事とか忙しいのかしら。
おやすみなさい。

2023年2月9日(木)

退院前日。
なぜか朝すんなり5時半に目覚めて動き出せた。
いつもは5時半ににゃーにゃー言われて、餌をあげて二度寝してしまうのに。
やること、いろいろあるしね！

畑に行くと、ハウスの中で発芽させたトマトがとうとう目を出した。
これもまた良い兆しだと思おう。

朝9時半までに棚卸しした肥料と農薬の金額を確認してシートに入力し農産物以外棚卸し残高の金額を算出。43万なり。
どう考えても買いすぎ。
棚卸し分を差し引きして、確定申告の収益はマイナス55万。
マイナス100万より見栄え良くなった。。しかし赤い。

銀行回りをして記帳をするとまた引き落としがたくさん来ている。
ここに及んで、肥料資材で10万近く引き落とされてる。
本当に必要なものを買っているのか、なにも考えてないで買ってるのか…

午後ニトリの配送が来る。
ベッドの組み立てと本棚の設置をしてもらう。
ベッドの上にマットレスを置き、電気毛布を入れてお布団をかぶせるとあら、すてきとてもいい感じの介護部屋が出来上がったわよと。
早速潜り込んでみると、猫も入ってきて一緒に試寝。
小一時間寝てしまう。
この自由な生活も今日でおしまいかな。

起きてから14日に提出する資料を順番に印刷してわかりやすいようにフォルダにまとめる。後でコピーをとっておかないとな。

土曜日に友人からオンライン飲み会のお誘いがあった、退院翌日なので、遠慮することに。
ずっと親しくしている友人たちで1人にはカミングアウト済み。しれっとラインでアルコール依存症で入院してた夫が退院してくるから土曜日は参加できないと返事する。
もう1人の夫のことを知らなかった友人から少し引き気味の返信。
　信夫子はアルコール依存症じゃないの？
と言う返信が来て地味にダメージを受ける。
どんな意図で聞かれたのかわからないけど、人はアルコール依存症だと言われるとすごく否定したくなることが改めてわかった。
私も病院の例会では依存症に半分足突っ込んでますと笑って言えるけど、友達には全力で
　私はまだ依存症じゃないと思う
と返信してしまった。
心の余裕がなさすぎる。
しかし、どんな意図で聞いてきたんだろう。。

明日は退院。
朝の9時半にお金と印鑑を持って病院の窓口へ行くこと。
1か月のお一人様生活お疲れ様でした。