変な人。
先週のことになります。
夕方、用事の帰り。
ボケーっと運転していると、いつも黄色点滅している信号が点滅をやめました。
ゆっくりと止まると、ちょうど信号機の下あたりにいたサラリーマン風のおじさんが横断歩道の信号が青になるのと同時に渡り始めました。
大きめの四角いバッグを持った、ほっそりとしたおじさん。
中間を過ぎたあたりで、おじさんは目線を少し左下にうつして立ち止まりました。
『なんか落とした??』
と、私はじっとおじさんのことを見つめていました。
すると、そのままこちらに体を向けて深くお辞儀をしたんです。
2秒くらいでしょうか。
おじさんのお辞儀に不気味なような、驚きのようなそんな感覚を覚えました。
『今時わざわざお辞儀をするなんて変な人』
そんな風にしか思いませんでした。
それから、自動車の信号が青になり、少し気になっておじさんが歩いて行った方を覗き込みながら私がハンドルを握りました。
おじさんの後ろ姿は、落ち着いていてゆっくりと歩いていきました。
一瞬の出来事に『変な人』という印象が強かったのですが、私は何故お辞儀をしてくれるんだろうとぐるぐる考え始めてしまいました。
わざわざ車を止めてしまった相手への感謝を伝えてくれたのだと思いますが。
もしかしたら以前に文句を言われたのかなぁとか。
黄色点滅の信号なだけになくはない話かと。
そして、おじさんは毎日仕事のたびにここを通るはず。
心配にも似た気持ちになってしまいました。
私はおじさんを変だと思ったのは、車は歩行者がいたら止まるのが当たり前で、感謝をされるほどのことではないからだと思います。
先週のことが今でも心に残っている。
嬉しいというより気の毒な気持ちになってしまった。
でも、小学生の子が横断歩道を渡った後に「ありがとうございました!」とお辞儀してくれるように、子供心をもったおじさんなのかもしれないなー。なんて。
いつまでも、感謝の気持ちは持っていないといけないけれど、相手に伝えることって意外としていないことに気付かされた場面です。
思ってるだけじゃいけないですね。
変だと思われても
感謝を伝える行動を実践してみないと。
久しぶりのnoteが、私とおじさんの話になってしまいましたが懲りずに時々覗いてくださいね♡