【第一回】超ぎゃざ的!子育てインタビュー・山本さきさん
こんにちは!
こども造形教室、岡崎ぎゃざです。
今回は初の試み。
《この企画の経緯》
りゅうのすけくん(以下りゅうちゃん)という、3〜4年ぎゃざに通ってくれている子がいました。
彼はずっと『自分のすき』を貫いて、武将隊の追っかけ、歴史、殺陣、時代劇俳優に心を燃やしております。
どうしてそんなに好きなものが持続し
もっともっと探求したいと思えるのか。
我々が見ていても、りゅうちゃんの本能的な人としての素晴らしさはもちろん、家族の支えがないとなかなか続かないことだと思っています!
やっぱり支える家族も大変なのかな・・・?
しかし、お母さんを見ると、無理をしているように見えない!
むしろ一緒に楽しんでいる!笑
そんなお子さんの好き!を持続させる
ご家庭での接し方やスケジュールの決め方など
具体的なところに迫り、
一つの選択肢として皆様に共有できたらと!
そんな企画でございます。
彼がそんなに夢中になれるのってなんでなんだろう
ご覧の通り、彼は武将隊が好きで好きで、週末は袴を着て城をめぐったり、家康行列にも出るほどです。
いつだってすきな事にまっしぐらで、彼を応援してあげよう!と思わせてくれる何かがあります。
では早速お母さんのさきさんに聞いて行きましょう〜。
ゴミ収集車を2人で追っかけていた幼少期
小さい頃は、車がすきで、特にゴミ収集車がすきだったというりゅうちゃん。
(あの大量なゴミをどうやって小さくして運んでるんだろうって確かに興味深いよね〜)
ゴミの日になると
『ほら来る時間だよ!』
とさきさんから声を掛けて一緒に走って追いかけていたんだとか。笑
(ゴミの匂い気にならなかったのかな・・?笑 と考えてしまうけど)
『ゴミ収集車の人も良い人で、手振ってくれるしあの時はそれで楽しかった!』と明るく振り返るさきさん。
子供だけがすきで楽しんでる、ではなく親も子も全力で楽しむ姿がありました。
子供の目がキラキラするその瞬間がすき、と語るさきさん。
少しずつ見えてきた山本家の子育て。
どんな心がけで子育てをされてきたのか
子供には本当にやりたいと思ったことをしてほしい
さきさん本人は反面教師なのかもしれない、と語っていました。
割と私の家は厳しい方だったと語るさきさん。
『ピアノは習っていたけど・・怒られながらの練習が嫌で仕方なかった。特に小学生の頃は楽しかったのか覚えていない』と。
『やらされてる感じゃなくて、自分からやりたいっていうのは生きていく上で必要な事なんだと気づいた』と言います。
だから子供には本当にやりたいと思ったことをしてほしい。
そして、それを判断するために子供の表情をよ〜〜く観察するんだそう。
会話をすること、想いを具体的に、言語化していった。
興味を持っていることを示してあげたいというのが強い、というさきさん。
ぎゃざで持ち帰ってきた作品に対しても、
とにかく沢山質問して、聞いてあげていたんだそう。
なるほど、、なぜりゅうちゃんがあんなに社交的なのかが分かってきたぞ。
弟もいるりゅうちゃんに、こう伝えているんだとか。
『全部が全部、弟を優先にしなくていいからね。』
お兄ちゃんなんだから譲ってあげなさい!とかよく耳にしますが、
全部を全部、弟に譲らなくたっていい。
逃げ場をつくってあげる。という考えがありました。
これを言ってもらえるかどうか、で長男の肩の荷はだいぶ下りるんじゃないかなぁ。
土日の過ごし方も、それぞれの意見を聞いて決めるんだそうな。
お父さんが単身赴任中なので今は3人でやりたい事を話し合いして決めているということ。
お父さんの単身赴任という選択も、大人が自分のやりたい事に向かってる背中を見せるというか、それぞれに意思があって、それをみんなで尊重し、支えている家族に見えます。
子供を優先しすぎて辛くなったことも
いつでも子供と楽しんできたように見えるさきさん。
実は、子供と過ごす時間、子供のために過ごす時間も、心から楽しめるようになったのはここ数年なんだとか。
幼少期は子育てに追われ、自分の時間が作れず子供を優先してしまいがちだった。
そうしてるうちに気付かぬうちに蓄積していった何かモヤモヤしたもの。
それは子供の成長とともに変わっていったそうな。
『子供が成長して自分のことが自分で出来るようになってきたのもある』と。
周りの大人、保育士さん、園長さん、習い事の先生、たくさんの大人の助けを借りたのも大きい、と。
自分も楽しめるように、自分の心を大切にしよう、と思ったんだそう。
そうやって周りにも支えられてきたさきさん。
(周りに頼ったっていいですよね!みんなで知恵出して子育てしていくことはとっても大事に思います。)
お母さんだって人生楽しんだって良い!
別にお母さんだからって、楽しんじゃいけない、なんてことはない。
子供のお世話がすべてではなくて、お母さんだって人生楽しんじゃって良い!
子供はそんな大人の背中を見ているんです。
近くにいる大人が楽しそうならば、子供は早く大人になりたいなー!となる。
ちなみにさきさんは今、ステップアップのためにプログラミングを勉強しているんだとか!!(なんてコンピューターお母ちゃんなんだ!かっくいい!)
あったりまえだけど、
家族のスタイルはご家庭の数だけあります。
他の家庭と比べたりせず
『うちの子供が楽しそうな方法はなんだろう?』と
等身大の自分でできる最大限を考える。
シンプルで大切なことを教えてくれる家族です。
さきさん、山本家の皆さま、この度はご協力ありがとうございます!
新しく始まったこの企画、いかがでしたでしょうか。
次回もまたこの企画を続けていけるようがんばります^^
最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
TEXT:OSHIMA
EDIT:HIGUCHI