5月15日仙台・秋保・慈眼寺・塩沼亮潤大阿闍梨様の護摩焚き「おかげくま参拝」記その2
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こちらの続きです。
3、「待つ」という修行
確かに、5月中旬。春の遅い東北・仙台でも、ようやく新緑の季節です。天気にも恵まれ、感染症騒動も一息となり、絶好のピクニック日和ということもあってか、多くの方々が寺前には集まり、並びました。
厳しい修験道の修行を満行された塩沼大阿闍梨様。その護摩焚きに参列したいと早朝から長時間並び集まった参列者の皆様方と我々は、仙台の山奥の秋保・慈眼寺の門前に並び、「待つ」という修行の「同志」となっていたのでした。
それが慈眼寺・塩沼大阿闍梨の護摩焚きご祈祷。長時間の移動も惜しくはない。早朝の参列に丸1日を費やしても惜しくはない。そんな熱心な信徒が訪れる。神聖な場所なのです。
こんなことをおっしゃる方がおられました。
「護摩焚きなんてパフォーマンスでしょ?」
確かにそういう面があることは、現代社会に生きる我々ならば分かっています。
しかし、塩沼大阿闍梨の護摩焚きは、演技とかパフォーマンスといった上っ面の真似事ではなく、長年の荒修行や人間的な修養の積み重ねに基づいているということを皆知っているのです。 唯一無二、軽々に常人が真似してできるものではない、尊い存在である、本物の存在である、とわかっています。だから、遠方からでも早朝から並び待ち、参上するのです。
4、午前9時、正式整理券配布
さて、9時に集合。仮整理券と交換し、正式整理券を受け取りました。
そして、この後の日程が発表されました。
12時40分に本堂前で座席番号引換券と交換して護摩堂へ入場ということで、それまでは自由時間。 我々も買い物に出かけたり、周辺を散歩したり、各々が自由に秋保を散策します。我々も、秋保神社様やショッピングなどで時間を過ごしました。
5、12時40分 本堂前に再集合
さて、12時40分ごろ慈眼寺に戻りますと、寺院内に再び行列ができました。整理券とともに100名以上の方々が並びます。番号が読み上げられる順番に護摩堂へ向かいます。
本堂脇の細い道を進み、奥の護摩堂へ向かいます。
6、いよいよ護摩堂へ
番号順に御堂へ案内され、着席。幸いなことに、我々は護摩壇の大阿闍梨様の左後ろ側の席。柱の隣ですが、十分大阿闍梨様の姿は見える席となりました。
1列目ですと、炎の勢いがあるので熱いだろうと思われましたが、少し離れたこちらからならば、ご祈祷の様子をしっかり観て、感じることができる席です。残念ながら、堂内は撮影禁止です。
なので、護摩焚きの様子は次の文章で。
続きます。