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竹生島・天河弁才天「おかげくま参り」その2〜竹生島(後編)

こちらの続きです。

(以下は、おかげくまのくまぶちょーが、物理的現実世界ではなくて、奇魂の世界で神様達と交流してきたっていう伝聞をメモにしたものです。ところどころ、現実離れしたシーンもあるかと思いますが、おかげくまちゃんのお話なので、そこはファンタジー的にお楽しみくださいませ)

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弁才天堂で弁才天様に、手を合わせた時のこと。

同じタイミングで、どこかのお坊さんがいきなり大声で般若心経を唱え始めたんだよ。参拝客のみんなもびっくりして、一緒に般若心経と弁才天様のご真言「オン・ソラソバ・テイエイ・ソワカ」を三唱して拝んだんだ。

でも、この時、弁才天様が「えっ!」ってちょっと引いたように見えたんだ。弁才天様って美・芸能・弁舌・音楽・学問・福徳の女神様だから、センスってとっても大事にされてるんだよね。

読経始めたそのお坊さんも徳の高い方だったんだろうと思うけど、TPO的には無粋というか、いくらお寺の本堂とはいえ、勝手に一人、大声でお経読み上げたら、流石に周りも「えっ!」って引いちゃったし、肝心の弁才天様も「何この人?」「だれ?」「いきなり何よ?」みたいな顔をされてたみたい。

弁才天様は女神様。野暮なこと嫌いみたい。女心(女神心?)がわからないわねって。

女心がわからないと、これからはますます大変な時代だね。気をつけよっと。

弁才天堂では修繕基金を集めておられたので、寸志をご寄付させていただきました。「みんなありがとね」って弁才天様。

お願いだるまはすごい数になってました。みなさん、弁才天様にお願いされてます。

ということで、弁才天様と結構長い時間お話しした後、Rayさんが御朱印を頂きに、一旦外へと出た時のこと。

「こっちだよ〜」「こっちこっち」

「こっちだよ〜」「こっちおいで」って声がしたよ。

声のする方を見ると、弁天堂の隣に「三善龍神」って神社が。

島の案内図にも詳細が記されていない「三龍堂」ってのがあるよ。なんだろう?

「三龍善神」とな!

こちらの社には、福壽白如善神、 徳澤惟馨善神、 潤徳護法善神という三柱の龍神様が待ってたんだ。「おーい」って声がしたと思ったら、くるくるっと天から降りてきた。はじめは「ん?キングギドラ?笑」て思ったけど、
こっちはキングギドラさん ↓

キングギドラさんと違って、怖くない、やっさしい感じの龍神様だよ。「ツノのところにつかまって!」っていうと、ひとっ飛び。あっという間に竹生島上空へ。琵琶湖全体が見渡せる世界へと僕たちを連れていってくれたんだ。「さっき、飛行機で見たよ」っていうと笑ってた。「君たちがきてくれて嬉しい」って困った時になったら、使ってね、って不思議な法力を授けてくれたよ。

さあ、そこからは怒涛の観光コース。
国宝の唐門は塗り替えられたばかりらしくて、素晴しい輝きが。

桃山時代!国宝の唐門

「やばい!帰りの船まで時間ないからー」ってRayさんが石段を降りて国宝・唐門の中へ。
すると、入り口で待っていたのは、撫でると病気が治る「びんずるさん」こと賓頭盧(びんずる)尊者さん。

「どっか悪い箇所あらへんか?スリスリしたら、全部治したるで」と言うんでみんなスリスリ。

「ををを!なんだ君たちは?!」とびんずるさん
びっくりしてはる。
よしよし!


なんか、おもろい写真になってます笑

みんな健康や!と病気を治す力も授かったよ。

で、急いで廊下渡ろうとしたら、千手観音様が「おいおい、寄ってきや。何スルーしとんねん」って声かけてくださって、なでなで。すべすべ。

写真撮っちゃダメだって。

千手観音さんは、なんてったって手がつやつや。あったかくて優しいママみたい。「あんたらのこともママたちのこともよー知っとるで」って観音様は全てお見通し。そのあとは千手でマッサージごっことじゃんけんゲームして大笑い「また来なよ、待ってるで」ってお別れ。

そして、こちらの重文・舟廊下を渡って行きますと

都久夫須麻(竹生島)神社さんです。

階段を降りると、五大弁財天の立て看板の横に、招福弁財天さんと白巳大神様がお待ちかね。

日本五弁天だ!
招福弁財天さんです。

こちらは琵琶を抱えた弁財天さまがお出迎え下さいました。

弁財天さんは琵琶持ってた手を離して「いつ来るかって待ってたよ!よく来たねー」ってハグしまくり。

「今日は龍神さまのお祭り日だから、境内はバタバタしてるけれど、ゆっくり楽しんでってね」と琵琶の天音をシャーン、シャーン!と響かせてくれました。(写真は顔がちょうど映ってなくてごめんなさい、弁財天様)こちらの弁財天様も芸術の神様らしく、明るく楽しい弁財天様です。

続いて「金寶冨貴」の看板が掲げられた白巳大神さま。

隣にこちらも金運上昇の白巳大神さま。
白巳といえば宇賀神さま。こちらも歓迎してくれました。
「白」巳に対して「赤」石。紅白揃って縁起がいい。赤石といえば佐渡産なんでしょうか?
すごい金運パワーを頂きました。

巳様は「卵もあげるよ!」って太っ腹!「いいです、いいです笑。僕たち食べてきましたから!」「そうなの?せっかくの金の卵なのになぁ」「頂きます!」と金の卵を頂きました。神様から呼ばれた時は断っちゃダメなんだってね。白巳さんは生命力、無限のパワーを象徴しておられます。「最近、パワハラってのがあるんだってね。パワー強すぎてもあかんのかねぇ。使い方気をつけなあかんで」なんて世俗にも通じておられる蛇神様。「巳様、ありがとうございます。」

この日は10日から来られてる厳島弁財天様と江ノ島弁財天様もご一緒です。

三社の弁財天様のお札です。

笑い声と音楽がいっぱい。笑う門には福来るっていうけれど、弁財天様ってほんとに輝いてる。アイドル中のアイドル。

天女様ですから、パフュームよりも「ももクロ」より可愛くてすごいよ。三大弁財天様ときゃっきゃしながら隣を見ると白巳大神さん。白蛇様で、一緒にくねくねダンスで遊んだよ。弁財天様たちが「招福・金運力あげあげにしといたからね」って言ってくれたよ。

それから、この日は龍神祭だったから、琵琶湖の龍神様(八大龍王様でした)に願い事が叶う「かわらけ投げ」ってゲームもやってみたよ。

鳥居めがけて皿を投げれば、願いが叶いますよって言われたんだけど、Rayさんもぶちょーも全然違う方向に投げてたから、弁財天様も龍神様と一緒になって大爆笑!「こりゃ龍神様にお願いしなきゃ!」

八大龍王様、よろしくお願いします、と唱えると、「ほいよ!」ってお返事が!

お祭りだったからか、龍王様もご機嫌だったみたい。神様たちもお祭りだとやっぱり嬉しいみたい。
なんて盛り上がってたらもうフェリーの時間。

フェリーに乗らんと間に合わないってことで、慌てて下山。弁財天様、龍神様、千手観音様さよならーって滑り込むようにフェリーに乗り込んで、ふと見れば、いつの間にか、竹生島は遠くに。あー弁財天さまも龍神さんにも会えて本当に楽しかったよ!ありがとうございました!竹生島さん、またね!!

さよーならー竹生島さん!またね!

(続きます)

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