おかげくまの初観音参り
「今朝は、観音様がね、夢枕にいらっしゃったのよ!」とおかげママ。
「それは、吉事に違いないよ!毎月18日は観音様のご縁日。特に、1月の御縁日は、「初観音」と言ってね、その年のご加護を願う大切なお勤めのご縁日だよ。今朝、おかげママの夢枕に観音様が現れたってことは、「今日は初観音だから観音菩薩様がいらっしゃい!」っておっしゃったに違いないよ!」とくまぶちょーも大興奮。
初観音では、多くの参拝客が各所の観音に参詣します。
特に、京都の清水寺や鎌倉の長谷観音、東京の浅草寺などの初観音は有名です。
仙台の観音様といえば、前も参拝した大観音様が印象的ですが、今日は、「 #仙台三十三観音巡り 」にまいりました。
仙台三十三観音は、仙台藩の第4代藩主で、伊達家の第20代当主である #伊達綱村 が札所を選定したとされています。
うまくすれば、1日で巡拝結願が可能とのことですが、今日は北山エリアの7札所を巡りました。
7番までの観音様は以下の通りです。
順路の関係で、札番通りではなく、6番 #荘厳寺 →5番 #昌繁寺 →2番 #充国寺 →4番 #永昌寺 →3番 #資福寺 → 7番 #大願寺 →1番 #法楽院観音堂 の順で巡ってまいりました。
とはいえ、お参り順ではなくて、札の順に、1番から順番にご紹介しますね。
まずは1番 法楽院観音堂の聖観世音菩薩様です。
法楽院という寺院は、広瀬川を渡って仙台城へ向かう途中にあります。明治に廃寺になったらしく、現在は、古いお堂しか残っていません。
各寺院に立つ霊場を示す石柱は、昭和11年に篤志家が立てたものだそうです。
この石柱のことだね ↓↓↓↓↓↓↓
聖観世音菩薩は、観音菩薩の根本とされる仏様で、人々の願いに応じて33の姿に変じて救済すると言われています。観音菩薩は、大乗仏教の代表的な菩薩で、「観自在菩薩」とも呼ばれます。人々の悩みや苦しみを解決すべく、悩める人に役立つ姿形で目の前に現れると言われています。
聖観世音菩薩のご利益には、次のようなものがあります。
苦難除去
厄除け
病気平癒
開運
極楽往生
安産、子授け、子育安全
大抵の悩みや苦しみから救ってくださるんですね。
真言は、「オンアロリキャソワカ」です。これは「観音さま、ただただあなたを信じます」という意味です。
観世音菩薩は、大乗仏教の代表的な菩薩で、観音様とも呼ばれます。苦しむ人々を救い、慈悲の心で人々を癒す菩薩様です。
2番札所は、充国寺の千手観世音菩薩様です。
千手観音は、千の手と千の眼で衆生を救う観音菩薩で、大悲観音や蓮華王とも呼ばれます。
千手観音菩薩には、次のようなご利益があるとされています。
災難除け
寿命の延び
病気の治癒
夫婦円満、恋愛成就
心願成就、開運、運気上昇
家内安全、子宝、安産、子育て
五穀豊穣
滅罪、懺悔
現世安穏
千手観音菩薩の像は、十一面四十二臂(ひ)で表されることが多く、四十二本の手のうち四十本は二十五の世界を救うとされています。手には宝剣、髑髏杖、水瓶などさまざまな持物があり、多種多様な徳を表しています。
真言は「オン・バザラ・ダラマ・キリク」です。
3番は、資福寺の聖観世音菩薩様です。
ちょうどお参りしてるタイミングで、本堂で読経が始まって観音様が「よう来たね、おかげくま!」って歓迎してくださったことがわかりました。観音様、ありがとうございます!
4番札所は、永昌寺の千手観世音菩薩様です。
真言は「オン・バザラ・ダラマ・キリク」です。
こちらに参拝した際にも、鳥がステキな声で鳴いてくれて、観音様が歓迎してくださったのがわかりました。千手観音様、ありがとうございます!
5番札所は、昌繁寺の聖観世音菩薩様です。
観音堂にいらっしゃいます。
扉を開けて、お堂の中に入ると、
真言は、「オンアロリキャソワカ」です。
これは「観音さま、ただただあなたを信じます」という意味です。
6番札所は、荘厳寺の十一面観世音菩薩様です。
十一面観音は、頭に11の顔を持ち、さまざまな表情で人々を救う慈悲深い菩薩です。十一面観音の御利益には、十種の勝利と四種の果報という説もあります。
十種の勝利:病気をしない、衣食住に不自由しない、怨敵を破る、火難、水難、王難を逃れるなど
四種の果報:臨終の時諸仏を見られる、地獄に堕ちない、極楽に行けるなど
そして、
十一面観音の御利益には、次のようなものがあります。
悩める人を救い、苦しみを癒す
願いをかなえる
厄除け、滅罪、懺悔
病気平癒、延命
財福授与、開運、運気上昇
家内安全、夫婦円満、恋愛成就、子宝、安産、子育て
五穀豊穣
現世安穏
真言は「オン ロケイジンバラ キリク」です。
十一面観音は、その多様な姿から、様々な神々と習合しました。特に、天照大神との習合が有名です。天照大神は日本の神話に登場する太陽神であり、日本の皇室の祖神とされています。
天照大神と十一面観音の習合: 天照大神は、その神聖な光を象徴として、十一面観音の慈悲深い一面と結びつけられました。特に、十一面観音の十一面の中には、天照大神を表す顔がある場合もあります。
その他の習合例
十一面観音は、天照大神以外にも、多くの神々と習合しました。
白山比咩神: 白山比咩神は、日本の山岳信仰における重要な女神です。十一面観音は、その慈悲深い一面から、白山比咩神とも習合し、白山信仰において重要な役割を果たしました。
春日大社の神々: 春日大社では、四神のうちの姫神が十一面観音と習合し、信仰されてきました。
7番札所:大願寺の聖観世音菩薩様
大願寺といえば、山門が有名です。(仙台市指定文化財)
行基または弘法の作といわれる、高さ120センチの木造聖観音立像が安置されているそうですが、こちらの観世音菩薩像とはちょっと違うようです。非常に貴重な観音像なので、本堂にしまってあるんでしょう。
さて、神仏習合と言いますが、聖観音菩薩と習合した神様もたくさんあるそうです。
聖観音菩薩は、その慈悲深さから多くの神々と習合し、日本各地で信仰されてきました。特に女性的な側面が強調され、水や月、子安など、女性に関わる信仰と結びつくことが多く見られます。
代表的な習合例
弁財天: 弁財天は、音楽、芸能、財福の神として信仰される神様ですが、聖観音菩薩と習合し、特に水の神としての側面が強調されることがあります。弁財天が琵琶を奏でる姿は、聖観音菩薩の慈悲深さを表現していると考えられています。
木花咲耶姫: 木花咲耶姫は、日本の神話に登場する美しい女神で、コノハナサクヤヒメとも呼ばれます。子産の神として信仰されており、聖観音菩薩の慈悲深い一面と結びつき、安産祈願の対象とされてきました。
水の神々: 水は生命の源であり、古来より人々に崇拝されてきました。聖観音菩薩は、水の神々、特に龍神や弁財天と習合し、水に関する様々な願いを叶える神として信仰されてきました。
地母神: 地母神は、大地の母なる神として信仰される神々です。聖観音菩薩は、慈悲深い一面から地母神と習合し、人々の暮らしを見守り、守護する神として信仰されてきました。
というわけで、今日は7札所までお参りさせていただきました。次回、2月18日は8番札所以降の観音巡りへと参りたいと存じます。
観音巡りの目的は、信仰を深めたり、ご利益を得たりすることです。また、 #おかげくま と一緒だと、神様、仏様からの優しい眼差しを感じることができます。おかげくまと一緒に観音さまに出会うことで自分自身を見つめ直し、素直な気持ちで祈ることで清らかな心になれるような気がします。今日は、7つの観音様と出会うことができて、いい時間となりました。また来月!