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【強み=特別な才能やスキルではない】ということを知ることから始まる【本当の強みの活かし方】
理想を叶えるための行動を継続できる人の特徴とは?
誰しも「こうなりたい」「あの夢を叶えたい」と思う瞬間があります。しかし、実際に行動を起こし続け、最終的に夢を実現できる人は限られています。その差を分けるもののひとつが、自分の強みを正しく理解し、うまく活かしているかどうかです。
強みを活かしたい方にまず理解していただきたいことは、「強み=無意識に湧き出るエネルギー」という考え方です。その強みを「夢・目標・タスク・計画」の各段階でどう活かすか、さらに、夢に向かうプロセスの中で自分の強みを知るだけでなく定期的に強みを振り返り、継続することの重要性についてぜひこのnoteで知ってください。将棋界のレジェンドである羽生善治さんの言葉で「継続こそが本当の才能」というメッセージがありますが、次に強みを活かすために必要な継続についてお話ししていきますね。
1. 強みとは他の人より優位性のあるものではない
多くの人は「強み」というと、特別な才能やスキルを想像します。しかし本来の強みは、本人にとっては当たり前すぎて気づかない領域にあります。たとえば、数字を見るとすぐ分析し始めてしまう人、人と話すのが好きでどこへ行っても新しい知り合いができる人、あるいは思いついたアイデアをすぐ形にしたくなる人…。こうした「放っておいてもやってしまう行動」「やめようと思ってもやめられない思考こそが、あなたの強み」です。
この強みの最大の特徴は、「息をするように当たり前に続けられる」という点です。意識して頑張るというより、むしろ自然とエネルギーが湧いてくる。だからこそ、周りが驚くほどの集中力や継続力を発揮できるのです。
2. 夢を実現する4ステップ × 強み活用
では、この強みを活かして夢を実現するにはどうすればいいのでしょうか。ここでは「夢→目標→タスク→計画」の4ステップを使って整理していきます。
(1) 夢(Vision)
まずは、心がワクワクする未来像を思い浮かべます。たとえば、「好きな商品を扱うお店を開きたい」「世界を旅しながら仕事をしたい」「自分の作品で人を感動させたい」など。まだ漠然としたイメージでも構いません。大切なのは「自分の心を突き動かす夢」かどうかです。
ここでのポイントは、自分の強みとの関連性を考えること。人と話すのが好きな人なら接客業やイベント企画、情報収集が得意な人なら旅や市場調査など、自分が自然にできてしまうことを最大限に活かせる形で夢を描くと、後々の行動がグッとスムーズになります。
(2) 目標(Goals)
次に、夢を具体的な数値や期間を伴う目標に落とし込みます。たとえば、「3年後にネットショップを開業し、月に10万円の売上を作る」「2年以内に個展を開き、その後出版につなげる」など、誰が見てもわかる基準をつくります。
強みを活かすうえで重要なのは、目標達成の手段にも強みを取り入れること。たとえば、コミュニケーション力が強みの人は、SNSやイベントで人と直接触れ合いながらブランド認知を高めることを目標に含める。分析力が強みの人は、リサーチ結果を基にPDCAを回していくプロセスを明確に目標として設定する。自分が得意とする方法を選ぶと、自然と行動が継続しやすくなります。
(3) タスク(Tasks)
目標を達成するために必要な行動をタスクレベルで細分化していきます。たとえば、ネットショップを開業したいなら、取り扱う商品のテスト販売をする、SNSアカウントを立ち上げる、在庫管理の仕組みを決める、ECサイトの構築を学ぶなど、やるべきことが具体化されます。
ここでも、タスクごとに自分の強みをどう活かせるかを検討しましょう。コミュニケーション力が強みなら、お客さんからのフィードバックを積極的に収集して改善を図る。分析が得意なら、アクセス数や売上データの変化を追って改善点を洗い出す。こうしたタスクを組むことで、ただの“やることリスト”に終わらず、「得意なことをうまく活かせるリスト」になるのです。
(4) 計画(Plans)
最後に、それらのタスクをいつ、どの順番で行うかというスケジュールに落とし込みます。ガントチャートやカレンダーアプリを活用し、「今週はこれをやって、来週はあれをやる」と可視化することで、日々の行動がブレにくくなります。
さらに、強みを最大化する行動リズムを意識します。たとえば、朝のほうが頭が冴えているなら難易度の高いタスクを午前中に配置する。人と話すとエネルギーが高まるなら、午後の予定に打ち合わせやイベントを入れる。自分に合ったリズムを組むと、自然に力を発揮しやすくなります。
3. 強みを定期的に振り返る大切さ
一度「これが自分の強みだ」とわかったとしても、私たちは環境の変化や新しい経験を通じて日々成長していきます。すると、同じ強みが新しい形で活かせるようになったり、新たな強みに気づくこともあるでしょう。
そこで重要になるのが、**定期的な“強みの振り返り”**です。たとえば、1か月や3か月に一度、「最近、自分は何をしているときに一番エネルギーが湧いていたか?」「周りから褒められたり、助かったと言われたことは何か?」などを振り返る時間を持つだけで、思わぬ発見が得られます。
こうした振り返りを続けることで、自分の強みがより深く理解でき、夢・目標・タスク・計画といった各ステップに柔軟に反映させることが可能になります。
4. 強みセッションの流れ
強みをより効果的に活かし、夢に向かうプロセスを加速するための方法として、「強みセッション」という取り組みがあります。ここでは、簡単にその流れをご紹介します。
1回目:自分のエネルギーを知る時間
自分が自然とやってしまう行動や、過去に褒められたエピソードを振り返り、「ああ、これが私の強みかもしれない」と言語化します。
2回目以降:世の中が求める像と自分のエネルギーのギャップを探る
たとえば社長や上司、良き部下など、周囲が求めるイメージと自分の強みを照らし合わせ、足りない部分や異なる部分を確認します。
同時に、自分の夢の根っこ(なぜその夢を追うのか)を再度明確にし、ブレない軸をつくります。
定期的に繰り返してメタ認知を高める
自分を客観的に見る力が育つと、自分の強みや弱みをうまくコントロールできるようになり、より自然にエネルギーを発揮できます。
5. 羽生善治さんの言葉
将棋の世界で数々の大記録を打ち立てた羽生善治さんは、次のように語っています。
「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。」
強みを活かす最大の利点は、報われるかどうか分からない段階でも、やめようと思ってもやめられないほどに自然と続けられることにあります。夢に向かって歩むプロセスでは、必ずしも結果がすぐに出るとは限りません。しかし、それでも没頭できるテーマを見つけられるかどうかが、最終的な成功を分けるのです。
6. 結果が見えない段階でも続けられるからこそ、人は大きな成果を手にする可能性が高まる
最後に、強みを理解し活かしていくための復習です!
強み=無意識に湧き出るエネルギー
夢→目標→タスク→計画の各ステップに強みを落とし込み、無理なく継続する。
定期的に強みを振り返り、新たな発見や環境変化に合わせてアップデートする。
羽生善治さんの言葉にあるように、「報われないかもしれない場所でも熱意を維持できる」ことこそが本物の才能。
結果が見えない段階でも続けられるからこそ、人は大きな成果を手にする可能性が高まります。そして、その「続いてしまう」状態を生み出すのが、自分の強み――すなわち無意識に湧いてくるエネルギーです。
ぜひこの機会に、自分が自然とやってしまうこと、周囲から感謝される行動を改めて振り返ってみてください。その中に、あなたを夢へと導く最強の原動力が潜んでいるはずです。
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