PTAのもう少し先の風景について:『論座』のロングインタビュー※◎19日の朝の7時までは「無料」で読めます!
【19日の朝の7時までは「無料」で読めます!「もう一歩踏み込んだ」PTA論です:論座ロングインタビュー】
畏友、朝日新聞記者石川智也くんが、愚著(『政治学者、PTA会長になる』毎日新聞出版)の出版に際して、その内容紹介とともに、そこから「もう一歩先の風景」について、『論座』の長いインタビュー記事をまとめてくれました。
→ https://bit.ly/3leuyOA
PTAは色々なものであってよいですし(「要らない」とみんなで判断したなら要らないですし)、「そんな大仰なモノじゃなくても良くない?」という意見も然りです。「通学路の横断歩道の旗振りとプラス・ワン・ツーくらいでオーケー」かもしれません。
ただ、私は1000日のPTA会長の経験、そしてそれと連動しながらやってきた地域の活動や交流から、PTAをひたすら「子どものため」と決めつけるのではなく、「大人のサードプレイス(仕事や家庭以外の3番目の居場所)」のもつ可能性を、もっともっと発見する「きっかけ」にできるのではないかと考えています。
つまり、街に必要な「大人の原っぱ」を考えるためのヒントが隠されているような気がするのです。
僕たちの時代は、「家と学校」を往復するだけの日々となりがちですし、塾は学校の延長、あるいは「学校化されてしまった家」との連続で、子どもたちは、「家」・「学校」・「原っぱ」という三角形が作れません。
同じように、大人も「会社」・「我が家」・・・やっぱり3番目の居場所が貧困で、色々な意味で余裕がなくなっています。
原っぱが必要なのは、子供だけでなく、大人もです。
少々長いですが、現物の著書以外では、今私が考えていることを一番しっかりと伝えられていると思います。
出版イベントにまで来てくれて、下北沢のカフェで粘り強く話を聞いてくれた石川記者に、あらためて感謝します。