所信を申し述べました(2期目スタート)
7月28日に執行された三原市長選挙において、2期目再選させていただきました。
2期目の市政運営について、9月議会の開会日に所信を申し述べました。
全文を掲載いたします。ぜひご覧ください。
↓ ↓ ↓
令和6年9月三原市議会定例会 開会挨拶(所信表明)
本日、令和6年第5回三原市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆さまには御出席をいただき、厚くお礼を申し上げます。
初めに、去る7月28日に執行されました市議会議員補欠選挙において、市民の期待を担い、めでたく御当選されました小林議員に対し、心からお慶び申し上げます。おめでとうございます。
さて、私は、このたびの市長選挙におきまして、市民の皆さまから力強い御支援をいただき、第6代三原市長として、市政運営の重責を引き続き担わせていただくこととなりました。市議会議員の皆さまには、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最初の議会に臨むに当たり、この際、お許しをいただき、私の所信の一端を申し述べさせていただきたいと存じます。
私は、1期目である、これまでの4年間においては、コロナ対策や災害復旧といった喫緊の課題、また、企業誘致や教育・子育て支援、女性活躍、デジタル化などの対応についても、様々な関係機関と連携・協調し、チャレンジの姿勢をもって、積極的に取り組んでまいりました。
これらの取組により、私がめざしている三原のまちづくりは、着実に実現できていると感じていますが、まだまだ道半ばです。
2期目となるこれからの4年間では、激しく変化する社会や経済に対応するため、国の施策の動向や、市民の視点を的確に受けとめ、適宜、適切に対処しながら、「元気でやさしいまち」をめざし、また、公約の実現に向け、これまでの取組に加え、主に次のことに取り組んでまいりたいと考えております。
まずは、産業振興、地域経済の活性化についてです。
企業誘致においては、市内の産業団地が完売となりましたので、雇用創出をめざし、新たな産業団地の確保について検討していきます。
また、交流人口・関係人口の拡大に向けては、瀬戸内海や広島空港を中心とした周辺エリア、錦鯉や祭りなどの地域資源を活用し、市民や事業者との連携・協調により、三原の魅力を最大限に育てる取組を行ってまいります。
インフラの整備では、内港エリアの整備、円一エリアの再編、西国街道の環境整備などのように、まちの景色を変える取組、まちの賑わいをつくる取組については、積極的に投資してまいりたいと考えております。
また、スポーツの振興を強化するため、新たな環境整備の検討を行います。さらに、福山本郷道路の未整備区間については、早期事業化に向け、国や県に強く働きかけてまいります。
ふるさと納税においては、創意工夫と事業者との協業を行い、寄附額の更なる増加に取り組むとともに、市内事業者の売上げ増加にもつなげることで、地域経済の活性化をめざします。
次に、中山間地域の振興についてです。
買物支援や医療提供体制の確保などにより、安心して暮らせる地域づくりに取り組むとともに、農業の担い手確保や法人経営の在り方、有害鳥獣対策についても、地域とビジョンを共有し、持続可能な農業をともにめざしてまいります。また、地域公共交通の利便性を一層向上するなど、対応を図っていきます。
次は、全ての世代の方たちの心豊かな暮らしについてです。
子ども子育て支援につきましては、子どもが思いっきり体を動かして遊べる場所として、大型複合遊具を円一エリアに新たに整備します。学校や保育所などにおいては、教育・保育、また、児童生徒の学びの質の向上をめざし、教職員の働き方改革を進めてまいります。
高齢者の皆さまには、住み慣れた地域で、いつまでも健康で生きがいをもった生活を送っていただくために、認知症やフレイルのリスク軽減支援を行い、地域包括ケアシステムをより一層充実させてまいります。
最後に、安全・安心についてです。
市民の皆さまの穏やかな日常を守っていくために、縁の下の力持ちとしての仕事を、しっかりと行っていきたいと思っています。
例えば、健康・医療等の分野においては、がん検診の受診率向上に積極的に取り組み、早期発見・治療につなげていきます。
防災・減災においては、浸水対策やインフラの老朽化対策など、三原市版国土強靱化の取組を推進し、南海トラフ地震をはじめとする大規模自然災害等への準備、対策を進めます。
また、産業廃棄物最終処分場の適正管理のための働きかけも引き続き行ってまいります。
以上、これまで、今後の主な取組について述べさせていただきましたが、これらの取組、未来への投資には、「人」と「財源」といった経営資源を投入する必要があります。人口減少に伴う市税の減少などにより、経営資源の縮小が見込まれる中でも、財政の健全性を確保しつつ、持続可能なまちづくりを推進するためには、創意工夫、業務改善の継続はもとより、事業や投資の選択と集中を行うことによって、より効果の大きい取組に経営資源を投入していく必要があります。その過程で、既存事業の縮小・廃止などにより、市民の皆さまに負担をお願いすることもあるかもしれませんが、しっかりと説明責任を果たしてまいります。
以上、所信の一端を申し述べましたが、将来の三原市のことを考え、市議会議員の皆さまをはじめ、市民、事業者、市職員と力を合わせて、未来を創っていくことに挑戦するとともに、また新たな気持ちで市政運営に努めてまいります。
なお、今期定例会には、令和6年度 三原市一般会計補正予算等の議案を提出しております。
後ほど、御説明申し上げますので、原案どおり議決をいただきますよう、お願い申し上げ、開会の挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?