地元おかざきのギフト取材レポート No.5「旭軒元直」
室長の岡田です。
12月1日より、「地元おかざきのギフト」販売開始しました!
たくさんの方に、おかざきの素敵な”逸品”が届くことを祈りながら...
5組目の紹介となりましたが
本日紹介するのは「旭軒元直」さん。
百年以上続いている、岡崎の中でも老舗の和菓子屋さんです。
上生菓子や「八丁味噌まんじゅう」、「岡崎ジャズストリート」、「大樹寺松風」、「三河黒松」など、三河地域に根ざした和菓子をつくられていることでも知られています。
そんな旭軒元直の取材に応じていただいたのは
代表社員の伊藤仁志さん、そして店長の伊藤尚美さん。
尚美さんは、私も商工会議所の関係で長らくお世話になっていたこともあり
カタログギフトにぜひ掲載していただけないかとお願いして承諾いただきました。
私は「お母さん」と尚美さんのことを呼んでいるのですが、
本当に、お母さんのような包容力をもった方なんです!!
今回カタログギフトに出していただくのは
「開運貫木」
というパイ生地の和菓子。サクサクしていて美味しいんですよ。
ただ、この「開運貫木」という名前。。。
なんとなく、縁起が良さそうな感じはするのですが。。。
一体どんな意味が込められているのでしょうか??
やはり三河地域に特化したものなのでしょうか??
そんな疑問にお答えしてくれたのは、代表社員の伊藤仁志さん!
伊藤さん曰く...
桶狭間の戦いののち、岡崎藩・大樹寺の陣で、豪僧・祖洞坊が寺の総門の貫木を振り回して、追撃の織田軍を蹴散らし、若き日の徳川家康公の窮地を救ったというエピソードから着想を得たのだとか!
また、この貫木は後に立志開運の「貫木神」として奉られ、今でも大樹寺に安置されているそうなのです。
つまりは、家康の窮地を救った”貫木”を模したお菓子なのですね!
(ちなみに、「開運貫木」には3つの切り込みが付けてありますが、この切り込みは追撃の織田軍が貫木に付けた刀傷だそうな...ディテールまでこだわった一品なのですね...)
一つの和菓子の中に、こんなにも壮大なストーリーが盛り込まれていたとは...全然知りませんでした。
伊藤仁志さんはこのように、和菓子を通して、
「岡崎のストーリー」
を伝えていきたいだそう。
和菓子をきっかけに地元の歴史を知ったり
地元の歴史をきっかけに和菓子を知ったり
本当に岡崎のことが好きなんだなあと感じました。
(本人は尾張出身だそうですが、身も心も今は生粋の三河人だそうな)
そんなこだわりを持って今日も様々なストーリーが練り込まれた和菓子をつくられている旭軒元直さん。
ぜひ、足を運んで、和菓子に舌鼓を撃ちつつ、岡崎の歴史を学んでみませんか?