松田語録:Gemini 1.5 Proの使い勝手〜まだまだ未完成?妙な動作が多い?
2024年5月30日に収録されたシンギュラリティサロン・オンラインの動画で、シンギュラリティサロン主宰・神戸大学名誉教授の松田卓也氏が、Gemini 1.5 Proの使用感について語っています。本記事では、その内容を詳しくお伝えします。
出演者
松田卓也:シンギュラリティサロン主宰・神戸大学名誉教授
塚本昌彦:神戸大学教授
保田充彦:XOOMS代表
Gemini 1.5 Proの使用感
松田氏は、最近Gemini 1.5 Proをサブスクライブして使用していると話します。しかし、その使い勝手にはまだ多くの課題があると指摘しています。
問題点1: トピックの切り替え
特定のペーパーを読ませて議論を行う際、次のトピックに移るときにうまく切り替えができないことが多いと言います。例えば、前のトピックの内容が次のトピックに影響を与えてしまうことがあります。
問題点2: 誤った情報の返答
松田氏は、YouTube動画を要約させるためにURLを入力したところ、動画内に出てこない「バード」という単語が要約に含まれていたと述べました。このように、実際の内容とは異なる情報を返してくることがあるといいます。
チャットGPTとの比較
松田氏は、Gemini 1.5 Proを使用する中で、チャットGPTと比較して以下のような点を挙げています。
正確さ
チャットGPTは、ユーザーの入力に対してより正確に答えることができると述べています。特に、長い文章の要約や翻訳においても、チャットGPTは非常に有用だと評価しています。
インターフェース
Gemini 1.5 Proのインターフェースについて、背景が黒で文字が白という配色が見づらいと感じることがあると話します。一方、チャットGPTのシンプルな白背景に黒文字のインターフェースは見やすいと評価しています。
改善の期待
松田氏は、現在のGemini 1.5 Proには多くの改善の余地があるとしながらも、今後のアップデートによって改善されることを期待しています。また、今後も継続して使用しながら、その使い方を模索していく予定です。
AIツールの使いこなしの重要性
松田氏と塚本教授は、AIツールを使いこなせるかどうかで大きな差が出てくると述べています。特に、AIツールは多目的に利用できるため、その活用方法を学ぶことが重要だと強調しています。
この記事では、松田卓也氏が語ったGemini 1.5 Proの使用感とその課題について詳しく紹介しました。今後もAIツールの進化に注目し、最適な使い方を模索していくことが求められます。