1980年代第二世代のAIブーム(現在は第三次AIブーム後半)を振り返る(4)


1980年代第二世代のAIブーム(現在は第三次AIブーム後半)を振り返る(4)

元NTT基礎研究所AI研究者&サッカー理論に基づくIT人材育成法提案者
岡田康義です。毎度ご愛読ありがとうございます。

1980年後半、AI研究のなかで、ニューラルネットが脚光を浴び始める。

私自身は、回路設計のエキスパートシステムの限界を感じて、世の中で役に立つ新しい方向の理論構築ができないかどうかを
いくつもの理論を勉強しながら、模索していた。その中に、ニューラルネットがあり、同期の人間が学会の有名人を呼んできて勉強会を開いたのに参加した。

当時、ニューラルネットについて、私は果たして、人間の考えるほど思考ステップを模擬するだけで、AIを達成できるのかどうか、懐疑的であり、この分野に入り込むことができず、さらに、他の理論も含めて模索を繰り返していました。

心の中にあったのは、日本で初のノーベル賞を取られた湯川秀樹先生の言う【創造性とは異分野のアナロジー】であり、なにか異分野でコンピュータサイエンスで役に立つような考え方や理論があるはずだということでした。
  
模索中に、たまたまNTT研究所に招待した、オランダ理論計算機科学者とその先輩研究者(後に私の出身大学教授に就任)の話をきいていると、なんと話はわたしの大学院数学系でやっていた郡論でした。
驚いたのは、郡論の定理をコンピュータが自動的に解くというものでした。

自分たちが大学3年生の演習で行った郡論を自動的に解ける? あまりに驚きました。
そこに、何か背景の理論に深いものを感じました。

それから探求がはじまり、深く、約一年ほど
繰り返し、理論を反芻して、その背景の理論を観察し、研究がはじまります。
(以降 次の編につづきます、湯川秀樹先生の言ったことの意味を理解?)

理論の背景は1970年代の始まりに、計算機科学の有名人Knuth先生が論文にだしたものでした。(Knuth先生はAIも含めたくさんのコンピュータアルゴリズムの解説をしています。)

ニューラルネットの進歩の背景、chatgpより引用)
ニューラルネットワークはAIの歴史において重要な役割を果たし、現在のAI技術の中核を担っています。1950年代に初めて提唱されたニューラルネットワークは、人間の脳の構造を模倣して情報処理を行うものでした。しかし、長い間研究が進まず、限定的な利用に留まっていました。
しかし、2000年代以降になり、ディープラーニングと呼ばれる深層学習技術が注目され、大量のデータと高性能なコンピューターの発展により、ニューラルネットワークが復活しました。画像認識や音声認識などの分野で驚異的な性能を発揮し、自動運転車や医療診断支援など、多岐にわたる領域での応用が実現されました。
現在のAI技術は、深層学習を中心としたニューラルネットワークを利用し、大量のデータから高度なパターン認識や予測を行うことで、高い精度での情報処理を実現しています。しかし、AIの利用には倫理的な問題や社会的な影響も考慮しなければならず、持続可能な発展を進める必要があります。
ニューラルネットワークはAI技術の進化を牽引し、多くの分野での活躍が期待されていますが、同時に社会的な問題にも目を向け、技術と社会のバランスを考えながら、持続可能な発展を進めていく必要があります。

p.s.
2023.3.1日
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