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会社をクビになって3年。NewsPicksのプロピッカーになりました

青楓館高等学院の岡内です。
兵庫県明石市で、生徒が企業の商品開発をしたり行政とまちづくりをしたりする一風変わった高等学院を経営しています。

開校して1年で生徒数100名を超え、次の4月には250人ほどになりそうな規模になりました。何より生徒一人ひとりが輝いていて嬉しい限りです。

一件、順風満帆に見える私ですが、最終職歴は「クビ」です。26歳の時点でサラリーマンとして3社を経験しており、最後の会社はクビになったので『社会不適合社だな…』と自己否定をしていました。

そんなクビ宣告から3年経ったので、noteを書いております。青楓館立ち上げまでの裏話も書いています。ぜひご覧ください。

クビになったからこそ開けたキャリア

26歳。社会人5年目の冬。僕は会社をクビになりました。

次の会社をすぐ見つけないといけない…とかなり焦っていたことを覚えています。当時は同棲していた彼女と結婚も視野にいれていたので、不安と焦りで押しつぶされそうでした。社会不適合社すぎる自分が情けなかったです。

そんな時、ある方にこう言われます。

「岡内はサラリーマン向いてない。社長をしろ。」

当時は自分が起業なんてできるわけないと思っていました。なので、この助言をいただいたときは「え、僕がですか??」「僕ができますかね…?」とかなり弱気な姿勢でした。

続けてこう言われました。「今が一番挑戦しやすい年やぞ。結婚もしていない。子供もいない。起業するには最適な条件や」と。

僕は猪突猛進タイプなので、この助言を聞き「確かに!!!!!」とテンションが上がりました。我ながら安直で可愛いです。

で、そんなノリで起業をします。


せっかく起業をしたんだから….


起業をしたのは2021年12月。ちょうど丸3年前です。当時は株式会社エドジックという会社を起業していました。

エドジックは
Education(教育)とMagic(魔法)の造語。

「教育って魔法やん」という想いで名付けました。

最初は食っていかないといけないので、得意だった営業を活かし営業代行の仕事をしていました。でも、「せっかく起業したんだから。やりたい事業をしたい!」と思い立ち、学校を作ろうと決意します。


そこで実際に学校を作ったことがある方にアポを取り、学校の作り方を教わりにいきました。その時に「え、僕もできるかも?」と勘違いをしたんです。

「勘違い」という表現が一番マッチしているほど、浅はかな皮算用だったんですが、当時の僕は「いける!やろう!」とテンションが上がっていました。『勘違いって最高!』です。

学院長の藤原と2022年12月年末。
カフェで作業して、サウナでも作業して、寝る直前まで作業して…。
年末の仕事納めをした9時間後に、年始のMTGしていました。

勘違いから始まり、助けを乞い、夢を叶えていく

浅はかな皮算用から始まった学校作ろうプロジェクトですが、当時の僕は本気でしたし、絶対いけると信じていました。ただ、現在の財務知識がある状態なら「やめとこう」と思ってしまうかもしれません。だから勘違いって最高なんです。

ただ、その無謀な挑戦を実現できたのは間違いなく「助けてもらった」からです。たくさんの方に迷惑をかけながらも、助けていただき、生きながらえ、今に至ります。僕の仕事のほとんどは「助けてください」と叫び続けることでした。笑

※ここで感謝の意を一人ひとりお伝えしていきたいのですが、かなり長くなるので恐縮ながら割愛させていただきます。

感謝しても仕切れないくらい、たくさんの方に支えていただきました。いつも本当にありがとうございます。


初めてビジコンに出場した日。
関西U30ピッチコンテストにて、最優秀賞をいただきました。


初めて行ったクラファン。
500万以上の支援金が集まり、優秀賞に選ばれました。


初めてメディアに取り上げられた日。
2人とも下を向いている写真で載りました笑


初めての学校説明会。なんと参加者0人。
今では笑い話です。


2023年、三菱みらい財団採択


初めてのTV出演
生徒たちの挑戦が取り上げられました。

そして本日…

当校の生徒が国公立の大学に受かりました。教員陣は泣くのを必死に我慢しています。高校1年生の頃から見ていた生徒なので、本当に感慨深いです。

そのほかに、起業する生徒もいます。
来年中には年収1000万円いきそうです。

就職組は、
大卒と同じ給料をもらい内定を勝ち取った生徒もいます。

全員が全員、第一希望の進路とはなっていませんが
10年後が楽しみな生徒しかいません。本当に誇らしいです。

たくさんの感謝と、ご迷惑をおかけした謝罪と…

おかげさまで青楓館高等学院は、たくさんの生徒が入学してくれ、メディアに取り上げられるほど注目されるほどになりました。

ただここまで来れたのは、多大なる恩恵を受けたおかげです。同時に、ご迷惑をおかけした方々への謝罪もあると思います。

たくさん助けてもらい、たくさんご迷惑をおかけし、たくさん汗を流してきました。全ては「クビから始まった」のが少し面白いです。

そんな僕だからこそ、生徒たちに「今はきついかもしれないけど、きっといつか輝ける日が来る」と伝えられる気がしています。教育者なので、ずっと背中で語っていきたいですね。



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