もうマイクロフォーサーズで充分なのかもしれない
元々はAPS-Cのレフ機(Nikon D7200)を使っていた私。
登山とかアウトドアの持ち出し用のサブ機として中古のマイクロフォーサーズ(OM-D E-M5 Mark2)を買ってみたら意外と使い勝手が良く,アウトドアのみならず普段のスナップ撮影にも使い始め,どんどんと稼働率が上がっていく。挙句にはE-M5 Mark2を素体にヨドバシポイント数万円分と現金を投入し,新品のE-M1 Mark3を錬成してしまう始末。
何故D7200の稼働率が下がっているか。理由は分かっている。
重い
それに尽きる。50mm相当のレンズを買う際に,フルサイズにランクアップすることを見越してSIGMAの35mm Artを買ったのだけど,地味〜に重い。つまりはガラス玉の塊なので当たり前と言えば当たり前。
それまでは”ダカフェレンズ”こと30mm Artを使っていたのだけど,その頃はやっぱりD7200の方が稼働率は高かった。アレはAPS-C使いには本当に良いレンズだった。
それに対してMFT。
とにかく軽い。そしてコンパクト。
カメラだけ持っていけるならまだしも,旅行中はそれ以外にも荷物はあるので,抑えられる重量とサイズは抑えたい。
標準ズームでいうと,レンズサイズはフルサイズだとSIGMAの24-70mmは全長10cmの1kg,対してMTFだとOMS(旧オリンパス)の12-40mm Proだと全長8cm弱の400g弱。
同じ大三元レンズでもこの違い。そこにカメラ本体の重量差も加わる。
あと,安い。
なので,最近は旅カメラならMFTに12-40mmのProレンズがあればそれで充分なんじゃないかと思い始めてきた。レンズと本体がOMS同士の組み合わせなら防塵・防滴・耐低温(-10℃)だし,今の自分の使い方ではこの組み合わせでも出先で困ることはほぼ無い。気温0℃の雪の中を首から下げて歩いてラーメン屋に入り,筐体周りに霜が降りて水滴がつきまくっても,タオルで拭けばそれでOKだった(※宿に帰って水滴は飛ばしました)。
おそらく今後もMFTメインで,単焦点を使いたい時はAPS-Cを使うという運用になると思う。
しかしフルサイズ機への憧れは捨てられないので,しばらくFマウントレンズは残すと思う(買うとしてもレフ機はもはや斜陽なので,ミラーレスのZシリーズだろうけども)。
認めたくはないけど,もはやMFTで充分なのかもしれない。