デジカメしか知らない人でもフィルム写真を見てエモいと感じるのは何故なのだろうか。
フィルムカメラが好きである。
フィルムカメラ自体も好きだし,フィルムカメラで写真を撮ることも好き。もちろんフィルム写真も好き。
今のデジカメしか知らない人でも,フィルム写真を見るとエモいと感じるらしい。
”エモい”とは言わずもがな,懐かしさとか切なさとかで心がグッと揺さぶられる状態であるが,知らないのに懐かしいというのもなんだか変な話である。
しかしデジカメ画像とフィルム写真は明確に違う気がしている。
手元に亡き祖母の写ったネガフィルムがあるが,物体の形をフィルムに焼き付けているからか,ネガを見る度に今でもそこに祖母の存在を強く感じる。一方,デジカメ画像ではなかなかそうは感じない。
存在を感じるかどうか,”エモい”はそこからくるのかもしれない。
知らんけど。