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サッカー選手の判断の早さについて書きます


サッカーというスポーツは
目まぐるしく場面が移り変わり、
片方のチームがゴール前でチャンスを作っていたと思ったら、
その10秒後には逆側のゴール前に
ボールが転がっていることも多々あります。


野球のようにワンシーンずつストップがかからないため、
選手自身の臨機応変な判断が重要になってきます。


その臨機応変な判断ができるように
選手は日々トレーニングをしています。







僕の自己紹介です。

名前:岡田明久
生年月日:1994年9月28日
サッカー歴:鹿島アントラーズJYノルテ→鹿島アントラーズユース→水戸ホーリーホック→鈴鹿アンリミテッド→引退→品川CCで現役復帰
職歴:鈴鹿アンリミテッドチームフロントスタッフ→株式会社ホリプロ


ポジションはゴールキーパー【GK】でした。


体を張って、
ゴールを守る【守護神】と呼ばれるポジションです。




GKは、ハイライトの映像では
セーブしたシーンか、失点したシーンしか抽出されません。



ただ、実はそれ以外の時間の方がタスクが多く、
失点をしないために多くのことをしています。


今回はGK目線の話が多くなりますが、
ご了承ください。





判断の源




まず、サッカーをする上で、
全く同じ状況というのは2度と現れません。



しかし、似ている状況は多いです。



例えば、点を取るケースとして多いのが
・サイドからのクロスを上げる
・ドリブルからのシュート
・カウンター
・相手のミス
・セットプレー

などが挙げられます。




試合を想定して
このようなシーンを練習することが多いです。




守備面でも同じです。


このようなケースからの失点が多いため、
そうならないように
綿密に守り方の練習を行います。







私はGKというポジションの選手でした。

チームの最後尾のポジションで
守備のときはGKが中心となって、
味方に指示を出してオーガナイズします。



その指示も
短い時間で端的に伝えなければいけません。



つまり、短い時間の中で、状況を確認し、
どのように守るのかを判断
味方に指示を出し、自分も準備をしなければなりません。


移り変わる状況で
何度も繰り返しこのようなことを行います。



また、味方が攻めているときも、
失点をしないことを考えて
リスクマネジメントをしています。


味方がボールを失っても
ピンチにならないように考え、指示をだしています。


失った場合に相手のFWに対して誰がアタックしにいくのか。
そのカバーは誰がするのか。





この能力もGKとして大事な能力です。




では、これらの指示をなぜ短い時間で判断して
出すことができるのか。




それは、頭の整理ができているからです。




チーム練習を行う際に、
この状況になったらこうやって守る
ということをチーム内の方針として話し合っています。



例えば、自分から見て右側の方から
相手がドリブルでゴールに迫ってきている際には、

その選手の利き足がどっちなのか。
足が速い選手なのか。
ドリブルが得意な選手なのか。

というようなところを見極めて、
情報として頭の中に入れておきます。



情報が入っていることにより、頭の中が整理されているので、
そのケースになったときに、瞬時に指示が出せるようになります。




また、セットプレーでも
チームとしての守り方を事前に決めておくことで、
頭の中が整理されて、端的に伝えることができます。


チーム全体として、共通認識があることで、
より指示は出しやすくなります。



練習では個人のコンディションを上げるだけではなく、
チームの成熟度を上げるための
戦術練習にも長い時間をかけてます。



選手はそれぞれ違うチームでサッカーをしてきていて、
それぞれ違う考え価値観を持っています。




しかし、その状況のままサッカーをしてしまうと、
それぞれの考えがぶつかり、
チームとしてのまとまりがなくなってしまいます。



どれだけいい選手を集めても
ここがバラバラだとチームとしての結果には結びつきません。




そのため、監督がチームの方針基盤となる考えを
チームに落とし込み、その考えを【正解】にすることで、
多種多様な考えの中から、選手たちが迷わずに
プレーの選択判断ができるようになります。



正解がないサッカーで、
正解を作り上げることが
監督としての重要な力でもあります。


これが選手の判断の源のひとつに繋がります。





もちろん、選手個人の能力で
判断をしていることもあります。


周りに人が見えたからパスをするのか、
それでもシュートに行った方がいいのか。


そのあたりの幅が広い選手は
常により良い選択ができて、
チームにとってプラスの面をもたらすことができる選手です。



ただ、どちらにしても、
練習の中で得たスキルや、方針などから判断が生まれてきます。


自分の経験成功体験が多い人ほど、
選択肢の幅が広がります。








これは仕事をする上でも通じるものがあり、
その会社のやり方や、自分の営業のやり方などから
成功体験をつくり成長していきます。



僕もホリプロという会社の中で
会社の方針や、ビジネススキームなどを学びながら
仕事をしています。



元々いた会社のやり方と異なることがあっても、
そこは今の会社の中のやり方に合わせなければいけません。



会社によっては、タブーなどもあるでしょう。



それに順応できるかという点では、
チームスポーツをしてきたアスリート
強みになると思います。


と、偉そうに言っていますが、
僕が今できているのかは微妙です。笑



まだまだ上司から怒られることもありますが、
自分にもそういった力があると信じて
これからも取り組んでいきたいと思います。





岡田明久









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