これから事業を始めようとお考えの方に！【創業融資を受けるための創業計画書作成 ５つのポイント】
こんにちは！
岡崎市にある完全無料で相談できるビジネスの相談所、オカビズです。
春になり、「何か新しいことを始めたい」、「思い切って新しい一歩を踏み出してみたい」、そんな気持ちになる方も多いかと思います。でもそうすると頭に浮かぶのが必要な資金をどうするか。オカビズでもよく、起業するにあたっての資金に関する疑問・ご相談依頼を受けます。そんなとき選択肢の一つに上がるのが創業融資。「起業したい」という想いを形にするために、創業融資を受けることで可能性がグッと広がることがあります。
そこで今回は、オカビズ相談員・ビジネスコーディネーターで中小企業診断士の高橋に、創業融資を受けるためのポイントを聞いてみました！
■創業融資を受けるためには、創業計画書の作成が必須
創業を実現するにあたり、必要な資金を用意することも欠かせません。
その必要な資金を自己資金では賄えない場合、金融機関から借入して資金を調達することが選択肢となります。
金融機関からの借入においては、創業計画書の提出が求められます。
日頃ご相談対応するなかで創業計画書の作成をサポートする機会があります。創業計画書作成において特に留意すべきと考えている5つのポイントについて、日本政策金融公庫の創業計画書様式の項目から取り上げてお伝えします。
ポイント１．動機
●起業の動機となった想いや考えを言語化すること
起業しようと決心するに至った動機は、これから経営していく上での原点となります。新たな挑戦をするとき、あるいは壁にぶち当たったときになぜその事業をおこなうのかと立ち返ることのできる原点です。創業計画書様式の4行で書ききれない場合は、A4サイズ1枚程度の別紙に書くことをお勧めしています。
ポイント２．セールスポイント
●「目に見えにくい強み」を重視してセールスポイントを挙げること
商品・サービスを提供するために必要な機械設備や店舗・工場の特徴をセールスポイントとして挙げることはできます。しかし、他の事業者でもお金をかければマネしやすいセールスポイントです。
一方、ご自身の経験、実績、知識、他者との間で築いてきた信頼関係、こだわりといった「目に見えにくい強み」は簡単にマネできません。他の企業・お店との違いを生み出す要素となりますので、「セールスポイント」の欄に挙げましょう。こちらも創業計画書様式の３行で書ききれない場合は、別紙に具体的にまとめることをお勧めしています。
ポイント３．販売ターゲット・販売戦略
●「誰に」「何を」「どのように」商品サービスを提供するのかというコンセプトを固めた上で具体的な実行策に落とし込むこと
ホームぺージやSNSなどで情報発信するにしろ、チラシや営業資料を作成するにしろ、対象となる顧客は誰かであるかがはっきりしていないと有効な販売戦略及び具体的な販売促進策を立てることはできません。お客様を絞り込み、その方々に届いて響く販売促進策が必要です。
販売促進策を含めて創業準備のために色々と実施すべきことがあります。
そこで、「何のために」「いつ」「何を」「どのように」実施するのかを具体的にしたアクションプラン（行動計画）を作成すると有効です。
ポイント４．必要な資金と調達方法（資金計画）
●なぜその金額が必要なのかの根拠を具体的に示すこと
必要な資金には、設備資金と運転資金があります。
設備資金は、機械、事業用車両、店舗・事務所などの資金です。建物の賃借に係る敷金・保証金も該当します。
運転資金は、商品仕入、経費支払資金です。経費支払資金は3ヶ月分が目安です。
資金の調達方法には、自己資金、親・兄弟や知人・友人からの借入、金融機関からの借入が主な方法としてあります。計画的に資金を準備しておき、金融機関からの借入は必要資金の3分の２以下に抑えたいです。
また、商品を仕入れるための運転資金の必要性については、月次の資金繰り計画表を作成しておくと説明しやすくなります。
ポイント５．事業の見通し（利益計画）
●売上の根拠を具体的に示すともに、借入金を返済できる利益があること
月平均の売上高、売上原価、経費、利益について、創業当初と1年後（又は軌道に乗った後）の計画を立てます。売上高は客数（物件数）×客単価（物件単価）に分解して具体的に示します。5年間で借入金を返済できる利益が計上できる計画が望まれます。
いかがでしたでしょうか。
オカビズでは、創業の構想段階からご相談対応しています。
創業を考えていらっしゃる方、借入のために創業計画書を作成したい方、集客について相談した方など、創業に関するご相談があればオカビズをご利用ください。
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