見出し画像

月に惹き付けられる子

私の子どもは、小さな頃から、月にとても関心を示します。すでに2~3才の頃から、そうだったかと思います。

小さな子どもが、夜空に輝く月を見つけて、「わぁ、お月様!」と言うような、よくある姿とは少し様子が違っていて、

まず、月の"満ち欠け"にとても興味があります。新月だの満月だのという"月齢"ですね。

もうひとつは、昼間に見える月に、ものすごく敏感なのです。 

日中外を歩いているときに、突然、例えば飛んでいる飛行機でも見つけたときのような、ごく自然な感じで、「お月様!」と教えてくれます。

おそらく多くの人が意識していないし気が付きもしない、うっすらとした雲の間に紛れた、雲よりもさらにうっすらとした、かけらのような月を、瞬時に見つけてしまうことに、何度も何度も何度も何度も、驚かされています。

発達検査の先生からは、自閉症スペクトラムの特性がよく表れているエピソードだと言われました。注意の向く場所が、多くの人たちとは少しずれていたり、ごく狭い範囲にピンポイントで注目したりすることがあるからだそうです。

このように白い月を見慣れている我が子が、夜の明るい月を見たときには、「お月様、電気ついた!」と言います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?