環境変数について「良く分からず使用していた」から「少し分かった」になる記事
環境変数とは
環境変数とは、OSがプログラムを実行する際に、そのプログラムに対して特定の情報を提供するための仕組みで、ざっくり言うとOSの変数です。
これらの変数は、ファイルパス、システム設定、メモリ使用量など、さまざまな情報を格納できます。
Mac(macOS)では、ターミナルにてBashやZshなどのシェルを通じて環境変数を設定・操作する事ができます。
それぞれのシェルは、異なる設定ファイルを持ち、それぞれの環境変数がそれに対応しています。 例えば、Bashでは .bash_profile や .bashrcといったファイルです。
自分が使用しているシェルを知りたい時は、ターミナルにて以下のコマンドを実行します。
echo $SHELL
現在(Catalina以降?)のMacはzshがデフォルト設定になっています。
自分の場合は
/bin/zsh
と出力されます。
環境変数の設定方法
環境変数の基本的な設定方法についてzshを使用していることを前提に紹介します。今回はPATHを追加する想定で行います。
1.ターミナルを開きます。
2.環境変数を設定するためターミナルにて以下のコマンドを実行してファイルを開きます。
open -e ~/.zshrc
3.ファイルが開いたら、新しい環境変数を追加します。今回はPATHを追加するサンプルです。
export PATH="$PATH:追加したいフォルダのパス"
4.ファイルを保存して閉じます。
5.最後に、新しい設定を反映させるためにターミナルを再起動するか、次のコマンドを実行します
source ~/.zshrc
以上が基本的な流れで、新しくPATHを環境変数に追加する方法です。
ちなみに.zshrcとはzshの設定ファイルで.からなるファイルのため隠しファイルとなっており、デフォルトでは見えないようになっています。
追加したPATH が通っているかどうかを確認する
PATHに関して環境変数に追加することを「PATHを通す」とよく表現されます。よって上記で追加したPATHが通っているのか確認していきたいと思います。
ターミナルにて以下コマンドを実行します。
echo $PATH
これで追加したPATHが表示されていれば成功です。
おまけ
よりもっと知りたいと言う方について個人的に分かりやすいと感じた記事貼っておきますのでよければ参考にどうぞ。