聞くこと。思いを受けとめ、寄り添うこと。
「聞く」という点において夫は最高の反面教師である。
そもそも話を聞いていなかったり
スマホを見ながらだったり
返事をしても「うん。」だけ。
私の言葉はどこにも届かずただの音となって空中に霧散してしまう。ただ鼓膜を震わせているだけ。
猫に話しかけた方が100倍良いんじゃないかと思ったりする。
聞いてくれない。
思いを受け止めてくれない。
それがどんなに悲しいことなのか学んだ私は、子供たちに対して「きちんと話を聞く」ことを意識するようになった。
間に私の意見は挟まないし、否定もしない。
ただただ、聞く。思いを受け止める。
そして相手の抱える気持ちを確かめて、共感や慰めをしてから今後どうすればいいかを一緒に考える。
そうしていくうちに、信頼関係が強まった気がする。(気がしているだけかもしれないけれど)
何かあったときに話せる相手になれてきている…気がする。
話は逸れるが
痛いの 痛いの 飛んでいけ
というおまじないを知らない人はいないだろう。
我が家の長男(4歳)にはこれが大層効く。笑
自分にはうっすら治癒魔法が使えるんじゃ…
なんて中二病を発症してしまいそうになるくらいに効く。笑
実際に触れ合いで痛みが軽減するという事実もあるらしいが、私はこのおまじないに「寄り添いの力」を感じている。
子供はしょっちゅうこける。ケガをする。
「そんなことしてたら危ないよ!」
と言っていたにもかかわらず、やらかす。
そこで
「だから言ったじゃない!」
「何やってるの!ドジ!」
「それぐらい大したことない!」
と寄り添いゼロの言葉を言いたくなる気持ちをグッと抑え(抑えきれないときもあるが)
「痛かったね」
と気持ちを代弁してあのおまじないを発動する。
すると優しさで気持ちが慰められ、痛みが軽くなった気がしてくるようだ。寄り添いの力ってすごい。
私も優しくされたいなぁ。
そんな風にも思うけれど、自分が傷ついた分 人に優しくできるのだろう。
いろんな体験をして経験値を積んで、レベルアップしていこう。人に優しくしていこう。