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ロシア最終日【3度目の世界一周#27】🇷🇺

2019年8月19日

ついに帰国の日となりました。
帰国便の出発時刻は午後6時30分なので、それまでオムスク近代建築巡りをします。

ホテルをチェックアウトし荷物を預かってもらい、4番のトラムに乗って出発です。

まずはウスペンスキー聖堂近くに建つこちら。
「オムスキー」というショッピングセンターです。
かつての貴族の屋敷の様式を取り込んだデザインとのことですが、うーん、イマイチ分かりません。
だいたい、「貴族の屋敷の様式」がよく分からないな。この斜めの壁がそのイメージなのか?

道路を渡るために歩行者用の地下道に入ると、何やら良い匂いが。

この女性の匂いではないです。念のため。

ピロシキを作って売っている小さな店です。
地下道にはいろいろな店があって、ピロシキ屋もこれまでいくつか見かけていたのですが、なかなか入る機会がありませんでした。

今日はちょうど朝食に良いタイミングですので入ってみることに。
中ではおばちゃんがひとりでピロシキを作って売ってます。

何種類もあったのですが外観はほとんど一緒。説明書きも当然ロシア語なので分からず、適当に指を差して買ってみました。
2個セットなのか、ビニール袋に2つ入ったものを渡されました。
これで44ルーブル。約70円。

野菜ピロシキ?
肉が入ってなくてパンチが足りませんでした。

ピロシキを食べ終わり地下道を渡ってオムスキーに着きました。
ピロシキのせいでコーヒーが飲みたくなったので、1階にあった「COFFEE ANYTIME」というカフェに入ります。

カフェで一服して今日の見どころを確認し、まずは建物の外側を観察。

中はこんな感じ。
スペースフレームと呼ばれる細い鉄骨を立体的に組み上げた構造の屋根です。

スペースフレームの大空間の中にスキップフロアで4層?のフロアが組み込まれています。

1階にあったスーパーの入口に寿司が売られていました。
ロシアでも寿司は人気らしいですが、これはあまり食欲をそそられませんね。

オムスキーを出て移動します。

何のモニュメントでしょうか? すぐ近くの公園に立っています。
ソ連時代の物のようです。

ロシアの公園はこんなふうに綺麗に花が植えられている花壇が多くあります。

昨日遊覧船に乗った船着場の川を渡り、

たどりついたのは、オムスク州立音楽劇場です。

デザインの感じから見て、1960年代から70年代始めくらいの建物かと思っていたら、1981年の建物だそうです。

構成主義の時代は最先端を走っていたロシア芸術ですが、冷戦真っ只中の頃はかなり遅れていたのかな?


その後、昨日船から見て気になった建物へ移動します。

かつて水上ターミナルだった建物ですが、現在は映画館とレストラン、ホテルなども入った複合施設として利用されているようです。

映画館「バビロン」に入ってみると壁にこんなシートマップが貼られていました。
レトロ感溢れています。


昼もだいぶ過ぎていて、そろそろお腹も空いてきたので、昨日のレストランの方へ歩いていきます。
天気も良くなってきました。

昨日入ったレストランと反対側の歩道に面した店に入ってみます。


ペリメニを頼んでみましたが、この店はクリームソース味でした。


さて、そろそろホテルに戻って荷物をピックアップしに行きますか。

このあたりは本当に雰囲気の良い町並みが続きます。
来年オムスクに来たら、この辺りのホテルに泊まるべきだろうな。

ドラマシアターを横切り、

先ほど見た記念碑の方へ向かうと、目の前の木になにか白い花のようなものが満開に咲いています。

近づいてみると、鳩?の人形がたくさん枝にくくりつけられていました。
オムスクの街中にはたくさんのアート作品が飾られていますが、これもその一環でしょうか?

オムスキーの近くまでブラブラと最後の散策をし、

このバス停からトラムでホテルへ戻ります。

最後になってしまいましたが、こちらが Hotel Avenue。

荷物を受け取り再度トラムで街の中心へ戻ります。
昨日確認したバス停まで行くと、すぐに17番のマルシュルートカがやってきました。

そしてあっという間にオムスク空港に到着です。

チェックインを済ませ、2階の出発ラウンジに移動します。
オムスク → ノヴォシビルスク → 北京 → 羽田、と2回の乗り継ぎがあります。

ノヴォシビルスクへのフライトは30分ほど遅れる様子。
乗り継ぎ時間が2時間しかなく、しかもターミナルが変わるので、ちょっと心配です。
ロシアの出国審査もノヴォシビルスクで行う必要があります。

出発時刻から40分遅れでやっと搭乗です。
S7の緑の機体は異彩を放ってます。


1時間のフライトでノヴォシビルスクに到着。
北京へのフライトまであと1時間20分です。

ターミナルビルに到着すると、この制服姿のS7航空のお姉ちゃんに捕まり、ここで待ってろと言われました。

5分ほど待機してると「付いてこい」みたいなことを言われ、もうひとりのロシア人乗客の兄ちゃんと一緒に付いていくことに。
迷路のような空港ターミナル内を脇目も振らずツカツカと早足で歩くお姉ちゃんを見失わないように必死であとを追います。

いつの間にか隣のターミナルに到着したみたいで、出国審査のカウンターの手前まで連れてこられました。

そして無事何事もなく出国スタンプを押され、国際線の待合ホールへとたどり着くことができました。
出発のちょうど1時間前、22時40分でした。


北京までは約4時間半。
ちょっと寝られるかなと思っていたのですが、乗客はほとんど中国人。
うるさいし、やたらと歩き回るし眠るどころではありませんでした(怒!

まあ帰国便だからいいけど、今度から中国行きの夜間のフライトは絶対に避けようと心に誓いました。

そして、何度目だ?の北京首都空港。

ここからはS7ではなくJALです。
機内で飲んだスーパードライがキンキンに冷えてて感動したよ!

そして無事に東京へと帰ることができました。





と思いきや!

なんと、最後の最後にロストバゲージです。
JALのお姉さんの話によると、正確なところはわからないが、セキュリティ上の理由で荷物が北京で足止めを食らったとか。
ただし、今日の夕方の便には載せられるということなので、特に問題はなかったのでしょう、とのことです。

まあ、おかげで羽田から手ブラで帰ることができて楽チンでした。

そして翌日、無事我が家へと荷物は帰ってきたのでした。


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