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予防接種

2018年7月27日

9月か10月に出張でアフリカ南部のマラウイへ10日ほど行くことになりました。

一応イエローカードは不要の国となっていますが、破傷風は打っておいたほうがいいだろうとの話です。

モンゴルのゲルでホームステイ先の飼い犬に噛まれた人のブログを読んでいたので、ついでに狂犬病の予防接種もしておくつもりです。
狂犬病は発症すると致死率100%という恐怖の病気です。

エチオピア航空で行くことになりそうなのですが、エチオピアが黄熱病の汚染地域なので、アディスアベバでのトランジットが12時間を超えると、マラウイ入国時にイエローカードの提示を要求される可能性があるとのこと。

12時間を超えることはないでしょうが、万が一飛行機が遅れたり欠航したりなどということになるとマズいので、念のため打っておこうと思います。
30年前の初めての世界一周のときに横浜の検疫所で打ったのですが、確か有効期間が10年だったはずなので、再度接種するつもりです。


バックパッカーの間では、バンコクのスネークファームと呼ばれる病院で予防接種を受けるのが安くて人気のようですが、わざわざバンコクまで行くわけにもいかないので、6月末に、新橋にある渡航医学センター西新橋クリニックさんへ行ってきました。

出張やこの先の旅の計画などを説明すると、予防接種のスケジュールを作ってくれました。

A型肝炎、破傷風、狂犬病、腸チフスの4種類。

黄熱ワクチンは検疫所など決められた医療機関でしか打ってもらえず、しかも最近はワクチンの数も少ないようなので早めに電話予約したほうがよいとのことです。

先生の話によると、何年か前に黄熱病の接種の有効期限が変更になり、一度打てば一生涯安心、になったとのこと。
しかし当時のイエローカードが見当たりません。

検疫所ではなぜか接種を拒否されることが多いらしく、
「頑張って交渉するのよ! 負けちゃだめよ!」と女医さんにアドバイスいただきました。


A型肝炎は1回のみ。半年後にもう1回打つと、20年有効だそうです。

破傷風も2回打って、半年後に3回目を打つと10年有効。

狂犬病は3回打って2年有効。1年後にもう1回打つと5年間有効になります。

腸チフスは1回の接種で3年間有効です。


そして問題の黄熱病。

東京検疫所に電話したら、案の定難色を示されて「打つ必要なし」と言われてしまいました。
エチオピアでのトランジットの件を伝えましたが、12時間滞在しますか? と聞かれ、いいえ。と答えると、やはりだめです。との返事。
「飛行機が遅れたり欠航したりして12時間超えたらどうするんですか?」と聞き返すと、
「イヤそれは航空会社の責任でして、ムニャムニャ、、」、
と謎の回答をされました。
「ちょっと上の者に確認します」と保留にされたタイミングで電話を切りました。
正直者はバカを見ます。
エチオピアに行くことにして、また後日かけなおそう!

ところがその後、あらためてパスポートを保管している引き出しをガサゴソと調べていると、なんと! 無いと思っていた黄熱病の接種証明書が発掘されました!
よく見ると、30年前のものではなく、20年前に2度目の世界一周で南米に行く前に接種したときのものでした。

20年前に打ったことなんて、すっかり忘れてたよ。
30年前のことは覚えていて、20年前のことを忘れるなんて、どういうことなんだ?

あとはマラウイの空港の検疫でケチを付けられないかどうかですが、あそこはほとんど見ないから大丈夫だよ、との話です。

とりあえずWHOが黄熱病の予防接種に関する声明を発表しているので、このページをプリントして持っていきたいと思います。


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