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ひっそりと次の旅の準備を始めてみる

2020年12月30日

次の旅がいつになるのかまだ全く見通せません。
ロシアも医療崩壊寸前とか。

今後どこかの段階で海外渡航が解禁されるとしても、ロシアに行けるのはちょっと先のことになるかもしれません。

シベリア鉄道は普通に運行しているようですが、国境を越えて走る列車は当然ですが動いていません。

ロシア国鉄のアプリで検索してみても、

「指定された日に列車はみつかりません」
とのことです。
わしの世界一周の旅はどうなるんだ?



さてそんな中、次の旅の準備の一歩を始めてみました。

これまで旅に持っていったカメラですが、このSONYのRX100M3という、いわゆる高級コンデジというヤツだったんですが、なんかちょっと物足りないんですよね。

いやそれなりに高性能で、これを買った時は「こんな多機能なのにこのコンパクトさ!旅に持っていくカメラとしては、これ以上のものは無いんじゃないか?」とさえ思ってました。

でもこの一年半、旅に出られない中、いろんな人の旅ブログや過去に自分が撮った旅の写真など見ていて、
「もうちょっといいカメラが欲しいかも」
と思ってしまいました。

RX100M3の前は、オリンパスのPENというミラーレスカメラを使っていたんですが、その頃に撮った写真と見比べても、今の写真はなんだか見劣りするんだなあ。
小型なのでセンサーも小さいから仕方ないんですが。
多機能かつコンパクトのためか操作性もイマイチなんです。

やばいです。
たぶん新しいカメラ買います。

で、案の定

じゃーん!

買ってしまいました!
発売して間もない、SONYのα7cというフルサイズミラーレスです。
コロナで国内経済を回さないといけないですから、がんばりました。

フルサイズなのにこのコンパクトさ。
え? 軽ーっ!
と多くのカメラ系Youtuberが驚いていましたが、コンデジからアップグレード組の私は、

意外と重いかも、

と思ってしまいました。

まあこの大きさの違いですから、当然ですが。

コンデジとの大きな違いは、レンズが交換できることです。

キットレンズと言って、付属で付いてくるレンズは28〜60mmのズームですが、明るい単焦点レンズが欲しかったので、このデザインに惚れてしまい、こちらも買ってしまいました。

このメカニカルなデザインが美しくないですか?
新品で作られていますが、オールドレンズと呼ばれる種類の、味のあるレンズです。
専用のアダプターを使うことで、最新のミラーレス一眼で使うことができます。

その後、こんなレンズも買ってしまいました。

マクロレンズといって、花などの接写に使うことが多いレンズです。
でも、花の写真を撮るのは全然趣味ではありません。

では、なぜ買ったかといえば、ニコンES-1というこちらも併せて購入しておりまして、

レンズの先端にこれをこうして、

取り付けます。


LEDライト。
明るさや色温度が変えられる優れものですが、とりあえず半分くらいの明るさと、高めの色温度(白い色)にしておきます。

これで設定完了。

先端に取り付けられたニコンES-1に、スライドをセットして、

あとはシャッターを切るだけ。
α7cのバリアングル液晶が便利です。


これで昔撮ったポジフィルムの写真がデータ化できてしまいます。

接写もしないのにマクロレンズを買った理由がこれでした。
詳細は省略しますが、普通のレンズではだめで、マクロレンズじゃないとコレが上手くいかないのです。

デジカメがなかった時代に撮った、膨大なポジフィルムをデジタイズするのに、こんな簡単な方法があったとは。

フィルムスキャナーを使って、せっせとスキャンしていたこともあったのですが、どうにも満足いきませんでした。
とにかく全てが機械まかせで、露出調整とか全然できなかったんです。

これです。
この役立たず。
(Kenkoさん、ごめんなさい。まあ、7,000円くらいの安物だったので仕方ないですが)

このスキャナーでスキャンした写真がこんな感じ。

明るいところは白く飛んでしまい、暗い部分は黒く潰れたまま。
現像ソフトで調整していますがこれが限界でした。

それが今回の方法で撮って、調整した後の写真がこちら。

もうちょっとRAW現像の腕を磨きたいです

20年前のカオサン通りの喧騒が甦ってくるようです。

しかも、フィルムスキャナーだと、一枚スキャンするのに1分以上かかっていましたが、この方法なら15秒くらいで可能で、サクサクとスキャンできます!

思えばフィルムカメラの時代、長期の旅に出る時には持っていけるフィルムの本数にも限界があり、週に36枚撮りのフィルム1本(1日5枚!)とか、今では考えられないような枚数しか撮れませんでした。

外国でフィルムを買うと高いので、大量のフィルムを鉛入りの特殊な袋に入れて持っていきました。
(空港のX線検査でフィルムが感光しないように)

それだけで、バックパックのかなりの容量を食いました。
しかも、重い!

それが今や、あのペラペラのSDカードで何千枚も撮れるなんて。

コロナでどこへも行けない年末年始。
これで、せっせとポジフィルムのデジタイズを進める予定です。

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