子宮鏡下手術


一昨日、人生初の手術と入院をして、ついに子宮内膜ポリープを切除しました。

入院と言っても1泊2日ですが、

1日目 朝 入院
         昼 手術
2日目 朝 退院

という感じでした。

人生初の手術・入院前の私のメンタルがどうだったかと言うと

やっと不妊の一因とおさらば出来る
家事も仕事もせず1日ずっと寝てられる
いい経験になるかもしれない

ということで不謹慎かもしれないですが不安より期待の方が大きかったです。

というか妊活お休み期間に入ってから異常なほどポジティブになっています。笑
妊活して毎月生理が来て落ち込む日々がどれだけ心にダメージを与えていたか、お休みしてみて改めて気付かされます。
暗い世界から解放されたように心が元気に毎日笑っている感じです。笑

さて。

入院して、
まずは子宮口を広げる器具を股の中に入れました。
これは麻酔無しで、入れる時は少々チクッとした痛みと、入れたあとしばらく重い生理痛みたいな感じがありました。
処置してくれた男の先生が優しかったのと、白衣のポッケから出てるゆるキャラのストラップが可愛かったのでなんとか頑張れました。笑

そしてベッドに戻って点滴。
点滴2回失敗されてそれが一番痛かったです。

2時間ほどベッドでウトウト待機したのち、歩いて手術室へ。

手術台に仰向けに寝たらすぐに、麻酔科の先生が点滴を静脈麻酔に変えたようで
「麻酔入りますからねー」と言われ人生初麻酔。
酔っ払ってるみたいなポワ~とした感じですぐに意識が朦朧としてきて「お~これが麻酔か、なんか気持ちいいな」なんて思っているところで恐らく10秒もかからないぐらいで眠りにつきました。

気持ちよく寝ていたら突然大きな声で「おかさん!手術終わりましたよー!!」と起こされて「え?!もう?!?!」ってなって起きました。

手術の為に足を広げたり、器具を入れられるなどの過程の前に寝てしまったので本当に知らない間に終わっていた感じです。
手術してくれる先生にも会わないで終わっていました。笑

そして麻酔から起きたと言っても目は閉じたまま

「ありがとうございます」
「生理痛みたいな痛みがあるんですけどこれはそのうち引きますか」
「取ったポリープ見せて貰えますか」

などと、寝ぼけながらやたら一生懸命喋ったのを覚えてます。笑
恐らく看護師さんが私をベッドで部屋まで運んでくれている時だったかと。
「今は麻酔が効いてるからあとで先生が説明に来ますからね~」と返事してくれたので私はまた目閉じたまま「分かりました」と言いました。笑

その後、部屋でひたすら安静に。

部屋に戻って1時間ぐらいで麻酔が切れてからは携帯いじったり、テレビ見たり、
入院時に読もうと買っておいた矢沢心と魔裟斗の不妊治療の本を読んだり。

トイレ以外では立ち上がることなく、ずーっと体を休めて。
手術直後には生理痛のような痛みがありましたが1~2時間で収まっていました。

出血は多少ありましたが麻酔の影響での不調もなく、「具合は悪くないけど明日の朝までひたすら寝てられる時間」をゲットしました。笑

とにかく仕事も家事もしなくていいのが嬉し過ぎて…
休みの日、1日家にいてゆっくりしてると思っていてもなんだかんだ家事をして歩き回ってしまうので、こんな風にひたすらゆっくり過ごすことって意外と無かったなあ、毎日すごく忙しくして生きていたんだな。と思いました。

ご飯も作ってベッドまで持ってきてもらえるなんて神のようでした。笑

そんなこんなで、私の今回の手術を知っている一部の友達と家族が心配する中、それはそれは快適に過ごしておりました。

病気で入院生活が長引いていたらもちろんそんな事は思わず、早く家に帰りたいと思うと思います。
あくまで私がポリープ切除の為に1泊入院してみての感想です。

退院する日の朝になって、手術をしてくれた先生が病室へやって来て手術の説明と、切除したポリープや子宮内の写真をくれました。

子宮内膜の大きなポリープと、右の卵管の入口付近にポリープとまでは行かないがボコっと盛り上がってる箇所があったのでそこも切除した、とのことでした。

9月に子宮鏡検査をした時は、確か子宮頸管に小さなポリープ1つ、子宮内膜に大きなポリープ1つ、子宮内膜に小さなポリープ1つの計3つあったと記憶していたんですが、小さなポリープの話は今回されませんでした。
写真に見入っていて、小さなポリープについて質問するのを忘れてしまいました。

来月頭に再度、術後の経過を見てもらう予定です。

旦那が迎えに来てくれて、退院手続きをし、私の人生初の入院が終わりました。

今回の手術については、旦那、両親、姉、義両親、信頼出来る友達4人、看護師の友達2人のみに知らせていました。

信頼出来る友達4人のうちの1人が親友なのですが、入院前日に頑張ってねとLINEをくれたり。
看護師の友達2人も専門職としての視点で応援してくれたり。
両親や姉が電話をくれたり。
義母がLINEをくれたり。
忙しい旦那が休みを取って送り迎えしてくれたり。

妊活をしていて「孤独な戦いだな」と常々思っていたけれど、それは今後もきっと変わらないけれど、こうやって心配して温かく見守ってくれてる人がいるんだなと感じて嬉しかったです。

それから、担当してくれた看護師さんも、婦人科の先生も、麻酔科の先生も、手術室の看護師さんも皆優しかったです。

なんとなく先生や看護師さんってサバサバしているイメージがあり、「まあ接客業じゃないし当たり前か」と思っていたんですが皆さん愛想良くて優しかったです。
不安な気持ちの患者からしたらとてもありがたく、心強い存在ですね。

コロナの影響で面会が一切出来なかったので、義母が「心細かったでしょうに、一人でよく頑張ったね」と言ってくれました。

でも看護師さんや先生達のお陰で心細い思いをすることは無く、面会が無かったのもかえって一人でゆっくり過ごせたので良かったです。

という訳で個人差はあると思いますが子宮内膜ポリープ切除、苦痛無く終わりました。
痛みといえば点滴入れる時と、子宮口を広げる器具を入れられる時ぐらい。
それも激痛というほどではなかったです。

「辛かったら痛み止め出します」と言われましたが、使わないまま過ごせました。

子宮口の大きさも個人差があるでしょうし、痛みも個人差があるようですが私は少なくとも気持ちが不安より期待が上回っていたことが、不調を感じなかった一番の原因かなと思っています。
「怖い」が勝っていると何をするにも不安だと思います。

そして不安より期待が上回った一番の原因は、「時間」だと思っています。

今年の1月にポリープが見つかっていました。
見つかってすぐに手術となっていたら、まだ妊活始めたばかりで不妊治療の覚悟など全くしていない時期。
「取らなくても妊娠するんじゃない?」という気持ちもあったでしょうし、いきなり手術や入院なんて言われて不安で仕方なかったと思います。

でも、実際はポリープが見つかってから半年以上も放置していました。
その間妊娠せず、「やっぱりポリープが原因なのでは?」「私は不妊なんだ」と自分の現状を受け入れられるようになってから手術に踏み切ったので、手術に対して心が納得していたことが大きいです。

そう考えると、治療は何でも早い方が良いけれど、少し時間がかかっても本人の覚悟も大事なのかなと思います。
もちろん手遅れになってしまうような症状だったら話は別ですが。


さあ、ついに検査、ワクチン、手術の全てが終わりました!

次の生理が来て、終わったらいよいよ妊活再開です。

どうか、ポリープが再発する前に妊娠出来ますように。

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